マネン崎展望台/マネン崎は高台から『嘉鉄湾(かてつわん)』と『加計呂麻島(かけろまじま)が見える大島海峡の風景』の2種類の異なる風景が楽しる展望エリアです。
2018年に展望エリアの整備を行い、駐車場や展望台までアクセスできるようにスロープやウッドデッキを導入しました。瀬戸内町エリアに観光に訪れたら他の観光スポットと一緒に巡りたい観光スポットで気軽に訪れることが出来ます。
では実際に訪れて見た風景からマネン崎展望台の詳細や行き方、特徴などを紹介していきます。
目次
マネン崎展望台/マネン崎展望広場とは?
奄美大島南端エリアの県道625号線沿い(かごしまロマン街道)にある岬にある展望台で海抜約50メートルの高さから嘉鉄湾と大島海峡が一望できます。珊瑚が広がる美しい奄美ブルーの海に高低差のある山と森と海に囲まれた絶景が見どころとなっています。
整備された駐車場があり、車イスでも展望エリアまで行くことが出来るスロープが設置されているなど、バリアフリーな造りになっています。その他に展望台にイスやテーブルなどゆっくりとくつろげる場所があり、座って景色を眺めることが出来ます。
景色を眺める程度なので、所要時間は30分くらいの滞在となります。
マネン崎展望台は異なった2つの景色が同時に楽しめる
展望台は見るエリアによって全く異なる2つの風景を見ることが出来ます。それでは入口付近からマネン崎公園の特徴を紹介していきます。
■入口と駐車場風景

県道625号線を道沿いに進むと道路側に広場の看板が出てくるので入りましょう。2018年に展望エリアが整備され綺麗な駐車場が出来ています。

約10台くらいの駐車スペースがあります。道路から近いので満車かどうか入ればすぐにわかります。駐車場は袋小路になっていますが広さはあるので車の切り返しも容易にできるでしょう。
■嘉鉄湾(かてつわん)側の展望エリア

1つ目の景色の嘉鉄湾の風景です。嘉鉄ビーチは海水浴やシュノーケルが楽しめる珊瑚の美しいビーチで有名で、晴れていれば綺麗な奄美ブルーの風景を見ることができます。
海抜約50メートルから眺める風景は美しく、海の透明度が高いため海底の珊瑚がはっきり見えるほどです。
高低差のある奄美大島の山に囲まれた青く輝く海の風景は何とも言えない美しさがあります。
ゆっくりと時間が過ぎていくので眺めながら楽しみましょう。
また、こちらの展望エリアのみとなりますが駐車場からスロープが展望エリアまで続いているため、車イスでそのまま行くことが出来ます。

この湾には『アマミホシゾラフグ』という奄美大島固有のフグが生息しており、オスが求愛のために放射状の模様を描く場所で一躍有名になったスポットです。

湾は海底が浅く波も穏やかなのでサンゴがよく育ち、珊瑚に集まる魚が多く生息しています。晴れている日は順光で海がよりエメラルドブルーに輝きます。
■加計呂麻島側を見渡せる展望エリア

奄美大島(こちら側)と加計呂麻島の間にある大島海峡のパノラマビューが見どころで自然の雄大な風景を眺めることができます。
嘉鉄湾側とは違い、水深があるため海の色が深い青色をしています。空と海の境界線に陸が見え、全体的にダイナミックな光景が広がっています。
私はこちら側の風景が好きです。

展望エリアから正面をズームで撮った風景ですが、切り立つ崖に灯台が立っています。どうやってあそこまで行くのでしょうか。
灯台の後ろ側は標高の高い山と森に覆われておりとても険しい島です。海岸からここまで標高差があると移動が困難です。

奄美大島と加計呂麻島の間にある海は島に囲まれておりとても穏やかです。向こう側までの距離は一番近いところで1.5㎞くらいです。

古仁屋にある『せとうち海の駅』から出航した船が大島海峡を進んでいきます。船は加計呂麻島を横に抜け『与路島』に向かいます。海の向こう側は太平洋側に続いています。船が進んだ際に表れる波の軌跡が印象的な雰囲気です。
動画で見るマネン崎展望台から見た景色
- 撮影カメラ: Nikon D750
- 撮影日: 2021年9月4日14時30頃
マネン崎展望台の行き方

マネン崎展望台は古仁屋の町とホノホシ海岸やヤドリ浜の中間あり、非常に行きやすい場所にあります。上の画像は近場の観光スポットからマネン崎展望台の所要時間を記載しています。
近場の観光スポット | マネン崎展望台までの距離 |
---|---|
せとうち海の駅 | 10分 / 4.3㎞ |
高知山展望台 | 16分 / 8.2㎞ |
ヤドリ浜 | 11分 / 7.1㎞ |
ホノホシ海岸 | 10分 / 6.3㎞ |
奄美空港(参考距離) | 120分 / 75㎞ |
基本的に道なりに進めば行くことが出来ます。奄美空港から直接行くことはあまりないですが、空港から2時間、奄美市から1時間以上の移動距離です。
マネン崎展望台に行く際のポイント
実際に行った経験からポイントをまとめました。
■カメラ三脚を持って行く場合は高さ140センチ以上の高さが必要
嘉鉄湾側は木枠の展望デッキから景色を眺めますが、三脚を使って風景を撮影する場合、高さ140センチ以上の三脚を持って行くとカメラはデッキの柵の上から撮影することが出来ます。
■大島海峡を通る高速船の風景を見ることができる
古仁屋の港から出航する船が大島海峡を進む風景が絵になります。古仁屋と与路島間を就航している『せとなみ』というフェリーが午後2時30頃に出発します。時間が合えばこの展望台から船が進む風景を見ることが出来るでしょう。
フェリーの時刻表は運航時刻表を確認してみてください。
■周辺にたくさんの観光スポットがある
奄美大島南端エリアの瀬戸内町の周辺は観光スポットがたくさんあります。ヤドリ浜やホノホシ海岸はセットで楽しめる代表的な観光スポットですが、古仁屋で食べる養殖クロマグロ丼など地元の海産物もおすすめです。下記、周辺の観光スポットも参照ください。
まとめ

マネン崎展望台は美しい嘉鉄湾や加計呂麻島と奄美大島の海峡風景を眺めることが出来る観光名所です。
嘉鉄湾側は浅瀬が広がり美しいエメラルドブルーの風景が綺麗な一方、加計呂麻島が見える海峡側は深く青い海と島の壮大なパノラマ風景を眺めることができるなど、1か所で2つの風景を楽しむことが出来る展望台です。
展望台エリアが整備されて高台や駐車場が新しくなり、気軽に訪れやすくなりました。
瀬戸内町エリア周辺は展望台や海岸、海鮮グルメが担当できる観光スポットが近場に点在していますが、展望台は県道625号線沿いにあるため他のスポットに行くついでに気軽に訪れることできます。
■マネン崎展望台の情報
住所 | 〒894-1522 大字嘉鉄 瀬戸内町 大島郡 鹿児島県 (クリックでGoogle Mapに接続) |
駐車場 | 10台 |
展望台の特徴 | 2カ所(嘉鉄湾と加計呂麻島側の海峡)の展望ビューが楽しめる |
滞在所要時間 | 30分以内 |
HP情報 | 奄美せとうち観光協会 |
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