ブライスキャニオンの特徴的な風景

■アメリカ国立公園 ブライスキャニオン国立公園

【ブライスキャニオン国立公園】- 行く前に知っておきたい予備知識と観光のポイント(トレイル・ビューポイント)

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ブライス・キャニオン国立公園はユタ州南部にある、Hoodoosと呼ばれる浸食作用による奇形の岩柱が特徴的な国立公園です。その魅力的な地形を見に毎年3月から10月終わりまでに200万人以上の観光客が訪れており、グランドサークルでも人気の観光名所となっています。

1. ブライスキャニオン国立公園の概要

  • 国立公園に正式に登録されたのは1928年
  • 営業時間は通年24時間(繁忙期は5月~9月)
  • 入場料は車1台につき35ドル(購入日から3日間有効)
  • 公園内の設備:ビジターセンター、キャンプ場、トイレ施設、宿泊施設、レストラン、ギフトショップ
  • 気温: 12月から3月までは極寒、4月~5月、10月~11月は明け方と夜は冷え込む、6月~9月は30度は越えない
  • アクセス方法: ラスベガスから4時間30分以上(420㎞) 

2. ブライスキャニオン国立公園の特徴

引用元:Bryce Canyon National Park オフィシャルサイトより / https://www.nps.gov/brca/planyourvisit/upload/2018-Bryce-Canyon-Guide-2.pdf

どんなところか?

氷河で浸食した大地
ブライスキャニオンと言ったら岩柱の風景

ブライスキャニオンは標高2,500メートル付近の高地にある国立公園で、高原の先端が円形に沿って浸食された特殊な形状地帯が広がっています。上記写真のような特徴的な岩柱は英語で『Hoodoors(フードース)』と呼ばれており、この国立公園の代表的な光景です。

ブライスキャニオン国立公園は主にリムエリア峡谷深部エリアに分かれています。リムエリアでは景色中心を楽しむことができ、パノラマビューが望めるビューポイントが幹線道路沿いに点在しています。一方、峡谷深部エリアはリムエリアの各ビューポイントを出発地点に、峡谷深部へ続くトレイル中心となっています。

標高が高く晴天率も高いことから、天体観測でも有名で満天の星空が見えるメッカとなっています。

何ができる?

ブライス国立公園では自然に特化した様々なアクティビティを楽しむことができます。

■リムから眺めるビューポイント巡り

国立公園内の幹線道路沿いに、Hoodorの景色を一望できるビュースポットが点在しています。それぞれの場所には駐車場が設けられており、歩いてすぐ先にある為気軽に行くことができます。代表的な4つのビューポイントは以下となります。

  • サンライズポイント
  • サンセットポイント
  • インスピレーションポイント
  • ブライスポイント

■ブライスキャニオンの深部へ続くトレイル

ビューポイントからはリムを下り、ブライスキャニオンの深部へ続くトレイルがいくつも点在しています。往復で1時間以内から、数時間以上かかる上級者向けのトレイルまであります。

■国立公園内での宿泊

国立公園内のロッジで宿泊ができます。ブライスキャニオン国立公園は比較的初期に認定された国立公園なので、商業用の宿泊施設があります。最近認定された国立公園は宿泊施設などの施設を園内建設できないため、ブライスキャニオン内で宿泊できることは非常に貴重な体験です。

■国立公園内でキャンプ

キャンプができる区画があり、自然の中を満喫することができます。長期滞在をする方が多く、一般の観光客はなかなかハードルの高いアクティビティかと思います。

■満天の星空

ブライスキャニオンは海抜2,400~2,700メートル付近と標高が高く、ユタ州ながらの乾燥地帯と年間通しての晴天率の高さから天文観測に最適な場所として有名です。

■ビジターセンターのプログラムが充実

公園入り口付近にビジターセンターがあり、毎日観光客を楽しませるプログラムが充実しております。この場所ではブライスキャニオンがどうやってできたかなどの地質学やトレイルのルート案内、夜の天文学体験プラグラム、そしてブライスキャニオン全体のインフォメーションがあります。

どんな施設がある?

国立公園内には公園が経営している宿泊施設『ブライスキャニオン・ロッジ』があり、公園内での宿泊はもちろん、その他にもキャンプサイトやキャンピングカーが利用できる施設が充実しています。

オンシーズン中はシャトルバスが巡回

国立公園内は基本的には車で回りますが、4月から10月までは国立公園内で無料のシャトルバスが運行しています。混み合っている時期はビューポイントへの駐車場が満車になることがあるので、うまくシャトルバスを利用しましょう。

冬の時期も最高!

雪のかかったブライスキャニオンの風景
冬のブライスキャニオンも素敵です

冬の時期のブライスキャニオンは雪化粧となり、神秘的な光景が広がります。冬季はトレイルが封鎖となりますが、各ビューポイントから雪に覆われたブライスキャニオンはとても魅力的な光景となります。

3. ブライスキャニオン国立公園への行き方

ラスベガスからブライスキャニオン国立公園までのルート

ラスベガスからブライスキャニオン国立公園へは片道4.5時間(420㎞)も掛かります。最短距離ではありませんが道中にあるザイオン国立公園の『Zion Mt Camel Highway』がシーニックルートになっており、走り抜けるだけでも楽しい道のりになるため、おすすめのルートになります。

*ザイオン国立公園を経由する上記ルートは国立公園の入場料が掛かりますので、ご注意ください。

4.見どころ紹介

ブライスキャニオン国立公園でおすすめの滞在方法、それはリムにあるビューポイントから見渡す岩柱の壮大な風景です。ブライスキャニオンは比較的コンパクトにまとまっており、短時間で回ることができます。これから紹介する見どころも3~4時間ほどで見て回ることができます。

『Sunset Point - サンセット・ポイント』

駐車場の数が多く、徒歩1分以内で行けるビューポイントです。少しずつ高原が浸食で勾配しており、地平線までひらけた景色が広がります。

他のポイントと比べると岩柱は密集しておりませんが、浸食の果てに出来上がった砂丘は赤や白が混じっており、独特な色合いが特徴的です。

『Navajo Loop Trail - ナバホ・ループ・トレイル』

サンセット・ポイントのリムから出発する『Navajo Loop Trail / ナバホ・ループ・トレイル』は峡谷を下りながら岩柱の合間を縫うように進み、ブライスキャニオンの内側を間近で見ることができるトレイルです。

別の道から出発地点に戻れるループトレイルになっており、最後まで違った景色を楽しめるトレイルです。

距離は往復で2.2km、所要時間は1~2時間の中難易度のトレイルです。行きと帰りは坂道のため、ハイキングシューズが望ましいです。

『Inspiration Point - インスピレーション・ポイント』

見晴らしの良いビューポイントで、ブライスキャニオンの特徴である岩柱のリムの風景が一番よく見えるパノラマビューポイントです。

駐車場からすぐの場所に1ヵ所、そしてリム沿いに100メートル程南に進んだ先にある丘高い場所から見渡すパノラマビューがおすすめです。

『Bryce Point - ブライス・ポイント』

ブライス・ポイントはリムが他よりも飛び出ており、柵で覆われた先端からブライスキャニオンのパノラマを見ることできます。他よりも高い場所にあり、地平線の奥まで見当たす風景が絶景です。

5.ブライスキャニオン国立公園はサンセットが見どころ

どのビューポイントも夕日に照らされた赤い大地を見ることができます。好きな場所で見ましょう。なぜならブライスキャニオンのビューポイントのほとんどは東を向いているからです。

夕日の時間帯は太陽が大地を赤く染め上げ、夕日に照らされた岩柱と影のコントラスが大変すばらしいです。サンセットで私のおすすめの場所は『インスピレーション・ポイント』ですが、柵など遮るモノがないためどの場所からも全体の風景を見ることができるからです。

6.公園内を走る無料のシャトルバス

国立公園内は最大20名が乗車できる無料のシャトルバスが約15分間隔で主要なポイントを8時から20時(冬場は18時)まで巡回しています。ビジターセンターはもちろん、国立公園内の「Bryce Canyon Lodge」にも経由するため、公園内で宿泊する場合は便利です。

7. 公園内の宿泊施設やレストラン

ブライスキャニオン国立公園は他の国立公園と比べるとコンパクトですが、公園内に宿泊施設・施設内のレストラン、キャンプサイト、ギフトショップ、ビジターセンターがあります。

8.国立公園内の主な施設

Bryce Canyon Lodge - ブライスキャニオン・ロッジ

国立公園の唯一の宿泊施設です。国立公園内にモーテルタイプ、キャビン、スイート、スタジオタイプなど、幅広いカテゴリーのお部屋がブライスキャニオンのリムに近い場所にあります。

  • チェックイン:   16:00から
  • チェックアウト:  11:00まで

メインロッジの中にダイニング・レストランがあり、朝食から夕食の時間帯で利用できます。アメリカン料理中心で現地の野菜・肉・魚料理を楽しむことができます。

  • 朝食: 7:30 - 10:00
  • 昼食: 12:00 - 15:00
  • 夕食: 17:00 - 21:00

Valhalla Pizzeria - ヴァルハラ・ピッツァリア

ブライスキャニオン・ロッジの隣にあるカフェ・レストランです。12:00 - 20:00まで営業しております。

※現在はリノベーション中で2021年夏にリオープン予定だそうです。

その他、国立公園を出て、5分ほどの場所にBryceという宿場町があり、宿泊施設やレストラン、ギフトショップ、ガソリンスタンドなどがありとても便利です。

9.1日での観光イメージ

  • ビジターセンターで国立公園の情報を集める
  • サンライズ・ポイント、サンセットポイント、インスピレーションポイント、ブライス・ポイントを観光
  • ブライス・キャニオン・ロッジでランチ
  • ナバホループトレイルを歩く(1時間~2時間)
  • 夕日の時間帯で好きなビューポイントで夕日鑑賞
  • ロッジまたは近場のレストランで夕食
  • 宿泊していれば夜は星空観測
  • 宿泊していれば好きな場所で日の出鑑賞

10.よくある質問と留意点

ブライスキャニオンの岩柱はどのように形成された?

ブライスキャニオンにある4層の岩盤が氷河で長い時間をかけて浸食されました。4層の岩盤はそれぞれ硬度が違うため浸食のスピードが異なり、長い年月をかけて独特な形が形成されました。

ブライスキャニオン国立公園内で宿泊施設が取れない場合の代案案は?

ブライスキャニオン・ロッジが取れない場合は国立公園を出てすぐにBryceとい宿場町があり、「ルビーズ・イン」、「ベストウエスタン」、「ブライスビュー・ホテル」などの宿泊施設があります。レストランもいくつかあるので、宿泊施設が取れない場合は、こちらがおすすめです。

グランドサークルで次に行きやすい場所は?

ラスベガスに戻る方向の場合は「ザイオン国立公園」へ。その他は「キャピトル・リーフ国立公園」経由で「アーチーズ国立公園」、またはペイジ『Page』の町へ「アンテロープ・キャニオン」や、「バーミリオンクリフ」がおすすめです。

春(4月~5月)や秋(9月~11月)の服装は?

標高2,300メートル以上の高原のため、昼夜の気温差が激しい場所です。薄手のジャケットは最低限持っていきましょう。

「サンライズ・ポイント」と「サンセット・ポイント」は日の出と夕日に最適な場所?

答えは「いいえ」です。どのビューポイントも東を向いているため、日の出はどこからでも見れます。

ビューポイント正面は東を向いており、太陽とは真逆の方角です。ブライスキャニオンでは太陽によってブライスキャノンが紅く染まる光景を見ることが醍醐味となります。どの場所でもきれいに見れますのでサンライズ、サンセット・ポイント関係なく楽しむことができます。個人的にはインスピレーション・ポイントで見る日の出と夕日が素敵です。

国立公園内にいる野生動物を見かけたら?

国立公園内には野生の動物と遭遇することがあります。特に身近な動物でシカやカラスには人間の食べ物を与えないようにしましょう。ゴミはきちんと指定の場所に捨てるか、持ち帰りましょう。

11. まとめ

ブライスキャニオンの中の風景

ブライスキャニオン国立公園は他の国立公園と一味違った風景が広がり、訪れた観光客を驚かせることでしょう。その異様な岩柱の群生は一度訪れたら忘れられない光景かと思います。

国立公園巡りやグランドサークルを計画している場合は、必ず行きたい場所になると思います。標高も高いためブライスキャニオンに訪れる際は新月に近い時期を選んで夜空を見上げてみましょう。満天の星空が広がること間違いなし!

季節問わず夜間や冷え込みますので適切な防寒対策をしてブライスキャニオン国立公園を楽しんでください。

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