ブライスキャニオン国立公園

ブライスキャニオン国立公園の標高2,400メートル以上から見る満天の星空

投稿日:

ブライスキャニオン国立公園は星空スポットとしても注目されています。公園内や周辺で1泊以上すればブライスキャニオンで満天の星空を楽しめます。

この記事ではブライスキャニオン国立公園で見られる星空の特徴、ブライスキャニオン国立公園が星空観測に優れている理由、おすすめのスポットを紹介していきます。

何故、ブライスキャニオン国立公園は星空観測に優れているいるのか?

ブライスキャニオン国立公園が星空観測に優れている主な理由をまとめました。何度も実際に訪れましたが納得の理由がありました。

■星空観測に優れている理由①: 標高が高く周囲に大きな山が少ない

ブライスキャニオン国立公園は海抜2,400mもあり、周辺に空を遮る山や森林が少ないため、星空観測に適しています。

国立公園南側のエントランス付近の標高は2,400mに対し、北側エリアは2,700mと北側に行くほど標高が上がっていきます。

星空がよく見える条件として標高があることは一番大事な要素です。

■星空観測に優れている理由②: 空気が澄んでいる

ブライスキャニオン周辺の空気は塵や大気汚染が非常に少なく、100㎞先の地平線もはっきり見えます。

大気の濁りの尺度を表す「視程(してい)」は東京では平均20~30㎞に対し、ブライスキャニオン周辺の視程は160㎞以上で、これは東京の6倍以上の透明度を誇ります。

ブライスキャニオンから『ナバホ山』のシルエットがはっきり見える

その証拠に、ブライスキャニオン国立公園から130㎞以上離れた『ナバホ山』がはっきり見えますが、実際は更に遠くの景色まで眺めることができます。

ブライスキャニオンからナバホ山までの直線距離

ブライスキャニオン国立公園から『パウエル湖』を更に越えた東側に『ナバホ山』が見えます。

パウエル湖から見たナバホ山(ここからは50㎞以上離れている)

■星空観測に優れている理由③: 光害が少ない

ブライスキャニオン国立公園の周辺は大きな街や街灯がほとんどないため好条件で星空を眺めることが出来ます。公園内には外灯が点在していますが場所を選べば光の影響はほとんどないでしょう。

■星空観測に優れている理由④: 天の川が見られる東の空を中心としたビュースポットが点在している

ブライスキャニオンに点在するビューポイント一覧

ブライスキャニオンは東側を向いた展望スポットがいくつも点在しており、春先から夏にかけて天の川が見える方角が多く、夏の星空観測に最適です。

他にも北側の星空も観測できますので全方位の星空を眺めることができるでしょう。

お勧めの星空スポットを紹介します。

■サンセットポイント - Sunset Point と周辺エリア

西から南側を向いた展望エリアからブライスキャニオンの星空を眺めることができます。土柱の代表的ン風景は昼間だけでなく、夜の星空も素晴らしいスポットです。

国立公園入口付近にあり、駐車スペースや公衆トイレがポイントのすぐ横にあるため、長時間の夜間も安心です。

サンセットポイント周辺はリム沿いにトレイルが延びており、所々に木のベンチが点在しています。防寒対策をしてゆっくり座りながら星空観賞も良いでしょう。

ブライスキャニオン国立公園で見られる星空の特徴

ブライスキャニオン国立公園はその独特な地形を活かした星空風景が楽しめます。

■土柱(Hoodoos)の風景と星空の幻想的な風景

土柱と星空
トレイルから眺める星空風景

見る角度によって異なる土柱と星空の風景が楽しめます。峡谷へ続くトレイルを少し下ると夜空に浮かぶ土柱の風景を眺めることができます。

■松の木と星空

松の木と星空
松の森林と天の川

ブライスキャニオン国立公園は松の木に囲まれており森林と星空の風景が特徴的です。

国立公園内の遊歩道はビュースポット周辺に張り巡らされており、どの場所からもこのような風景をみることができます。

■地平線から星空を楽しめる

天の川のパノラマ

ビューエリアから星空を眺めると遠くの地平線から上は全て星空となります。見ている場所より高い山がほとんどなく星空が広がっています。

星空のタイムラプス映像

ブライスキャニオン国立公園にある『サンセット・ポイント』から続くトレイル『ナバホ・ループ・トレイル』を5分ほど下った場所で定点撮影をしました。

一部通行人のヘッドライトが何度も写り込んでしまいましたが土柱と天の川の風景を撮ることができました。

撮影条件

カメラNikon D750
レンズTAMRON SP 15-30mm Di VC USD
絞りf3.2
ISO3,200
露出20秒
インターバル撮影24秒

ブライスキャニオン国立公園の夜間の星空観測・撮影時の注意点と対策とは?

ブライスキャニオン国立公園の夜間はとても冷え込ので防寒対策は星空観測で一番大事な要素です。

標高もあり、年間通して夜間の最低気温は低く、真夏の時期(7月8月)でも気温が8度以下となり、10月下旬から3月頃までは氷点下15度以下の非常に厳しい寒さとなります。

2022年4月下旬でも気温は氷点下7度にとても寒かったです。

しっかりと防寒対策をしなければ長い滞在が叶いません。

基本的な防寒対策として、ダウン、厚手のズボン、帽子、マフラー、手袋、厚手の靴、耳当て、厚手の靴下やカイロなど、全身の防寒対策は必須です。

特に熱を生み出す使い捨てカイロはあると便利です。2022年の4月下旬の春先に行きましたが、今回の旅行で使い捨てカイロを所持していて一番重宝したアイテムでした。

足元が特に冷え込むので、足の裏に貼るカイロはあると便利です。

旅行で荷物がかさばりますが、ブライスキャニオン国立公園では夏場でもしっかりと防寒着を持って行きましょう。

その他あると便利なアイテムは?

■ヘッドライト

国立公園内はとても暗く、新月付近に行く場合はヘッドライトはあると便利です。道路以外は砂利や砂で出来た遊歩道やトレイルが多く、足元が滑ります。

ヘッドライトにすることで両手が自由に使えるようにしておきましょう。

カメラの防寒対策

星空を撮影する場合はブライスキャニオンの寒さはカメラにとっても大敵です。

カメラレンズやカメラ本体が入る大きめのジップロックを持って行きましょう。暖かい室内に入る際の結露防止になります。外でカメラをジップロックに入れてから室内に入りましょう。

1時間以上の微速度撮影をする場合はレンズ結露防止ヒーターなどはあると良いかと思います。

微速度撮影で必要な撮影周辺機材については下記の記事を参照ください。

星空撮影時の装備品一覧

  • 防寒着フル装備(ダウン、厚手のズボン、厚手の靴下、手袋、マフラー、帽子、使い捨てカイロ)
  • ヘッドライト
  • カメラ三脚、ストーンバッグ、モバイルバッテリー、マジックテープ、布団ばさみ、ジップロック

その他の注意点

■撮影者が多い

ブライスキャニオン国立公園の夜間は星空撮影をしている観光客が多くいます。自分が他の人に気づかれやすくするように点滅ライトなどを身に着けていると良いでしょう。

■シカやその他の動物に注意

夜間はシカが多いです。襲ってくることはありませんが近くにいると結構怖いです。オフィシャルのホームページには『Mountain Lion = ピューマ』が出ることがあるそうです。

ブライスキャニオンで出会ったことは無いですが一応警戒しておきましょう。

■冬の時期の星空観測は展望エリアのみで鑑賞

10月中旬ごろから4月上旬ごろまでの冬の期間中は路面凍結や降雪の影響で足元は非常に悪く、一部の道路やビュースポットが閉鎖しています。

この時期の星空観測はビュースポットのみに留め、それ以上先には行かないようにしましょう。

雪や氷で足場が大変悪くリムから滑落する恐れがあるので注意してください。

まとめ

ブライスキャニオン国立公園は星空観測に最適な条件が整っています。

■星空観測に優れている理由:

  • 標高が2,400m以上の高地にある
  • 年間通しての晴天率が高い
  • 空の範囲が広く星空がよく見える
  • 空気が澄んでおり星空がくっきり見える

上記の理由よりブライスキャニオン国立公園周辺は星空観測に優れています。

一方の夜間の気温は大変寒く、夏場でも10度を下回ります。防寒対策はしっかりと行い、暖を取りながら安全にブライスキャニオンの満天の星空を楽しみましょう。

■■関連記事紹介

このサイトについて

このサイトについて

-ブライスキャニオン国立公園
-,

Copyright© ニコカメラ , 2022 All Rights Reserved Powered by STINGER.