奄美大島の郷土料理『鶏飯(けいはん)』は観光で滞在中に一度は食べたい奄美大島のグルメです。奄美大島にはいくつか有名な鶏飯の専門店がありますが、『鶏飯 ひさ倉』はその有名な名店の一つです。
この記事では奄美大島に行って食べた鶏飯がとても美味しかったので観光スポットの一つとして紹介します。
鶏飯 ひさ倉とは?
主に鶏飯(けいはん)中心に取り扱っている専門店で、龍郷町(たつごうちょう)の国道58号線沿いにある食事処です。
平屋で奥行きのある日本風の建物の中は広々としていて、お座敷とてテーブル席、団体席など合わせて最大164名が収容できます。
駐車スペースも50台分の広々としたスペースががあり、アクセス面も良好です。
『ひさ倉』の鶏飯の特徴として、自家養鶏場で育てた鳥を飼育・管理・処理まで全て自社で行っていて、安全で高品質な地元の食材を使った鶏飯はひさ倉の強みです。
奄美大島の鶏飯とは?
鶏飯とは奄美大島群で広く食べられている郷土料理で、鶏肉、錦糸卵、しいたけ、パパイヤの漬物、タンカンと呼ばれる柑橘系の皮、ネギ、刻み海苔をごはんの上にお好みで乗せて鳥の出汁をかけて召し上がります。お茶漬けのようなイメージです。
透き通った地鶏のスープがごはんと付け合わせによくなじみ、口いっぱいに鳥の香りと味が広がります。
ひさ倉のオフィシャルHPによると、鶏飯の歴史は江戸時代頃に鳥の炊き込みご飯がルーツだったようですが、戦後になりよりあっさりした内容へと変化し現在の『鶏飯』となったそうです。
現在の味となった鶏飯は郷土料理ではありますが比較的最近完成された料理のようです。進化の過程で完成された味ということです。
■メニュー
看板メニューの『けいはん』をベースに『とりさし』や『やきとり』をセットにしたメニューがあります。
お勧めは『焼鳥付きけいはん1,400円』です。(2021年9月時点の料金)このメニューで地鶏を堪能することができます。
看板メニューの鶏飯を食べる
ひさ倉の看板メニューの『けいはん』を頼み、追加でサイドメニューを頼むようなイメージです。
この記事では『とりさし付きけいはん』と『焼鳥付きけいはん』を紹介します。
■けいはん(1,100円)
鶏飯の具です。人数に合わせてご飯が入った御ひつと鍋に入った鶏飯スープが一緒に付いてきます。
鶏飯の具はお好みでご飯の上に乗せてスープを掛けて召し上がります。具の量が多いため、少なくとも1回はおかわりができます。
■とりさし(550円)
ひさ倉は自社の養鶏場を運営しており、鳥の鮮度もしっかり管理しているため、とりさしを安全に食べることができます。
醤油にかけて召し上がってもよし、けいはんの具と一緒に乗せて一緒に食べても美味しく召し上がれます。
■焼鳥(鶏飯セットで1,400円)
モモ2本、皮1本の3本セットです。単品でも1本150円からなので『焼鳥付きけいはん1,400円』はお得な内容と言えるでしょう。
柔らかい味付けの鳥の出汁が口いっぱいに広がり、スープで食べやすくあっという間に完食してしまいます。
スープが余ったらそのまま飲むだけでもとても美味しいです。
ひさ倉に行く前に知っておきたい事前知識を紹介
『鶏飯ひさ倉』は人気の食事処で営業中は常に満席の状態です。急にふらっと行くと店に入れないこともある為、あらかじめ準備が必要です。
■定休日が不定休である
オフィシャルサイトでの営業時間が下記の通りですが、定休日が不定休なため、営業していない日もありますので注意が必要です。
- 営業時間 11:00~20:30 (ラストオーダー20:00)
定休日が不定休というところが重要なポイントです。明日行こうと思っていたらお店が休みだったことがよくあります。
また、お昼時しか営業していないこともあるので確実に行くなら11:00~14:00頃を目指しましょう。
ポイントは11:00の開店と同時に入店するように行動することです。その日に空いているかどうか電話で確認しても良いですが、その日にお店が不定休かどうか判別する方法があります。
11:00の開店前に駐車場に停まっている車があればスタッフが営業の準備をしている証拠となりますので、それで判断することができます。
■駐車場は十分広いが早めにお店に行きましょう
駐車場は50台くらいあるので余裕がありますが食事処の利用者は観光客や地元の方が車でやってきます。
出来る限りは開店と同時に行くことを勧めます。
鶏飯ひさ倉への行き方
奄美空港から行く場合、県道82号線を西に進み国道58号線を左折してしばらく進むと右側に『ひさ倉』があります。
道も簡単でひさ倉の大きな看板が目立つのですぐに見つかるでしょう。直前でトンネルに入りますが抜けてから850メートル進んだ右側です。
まとめ
鶏飯ひさ倉では奄美大島で本物の『けいはん』を召し上がることができます。奄美大島に観光で訪れたら間違いなく行きたい食事処の一つと言えるでしょう。
お勧めは『焼鳥付きけいはん』です。お店の定休日は不定休なので行った日が休日になっていることもありますので行きたい日にやっているか事前に確認してみてください。
おすすめの時間帯はオープン時間の11:00です。観光客だけでなく地元の方にも人気のお店ですぐに満席になりますので早めに行きましょう。
奄美大島の郷土料理を是非お召し上がりください。
■鶏飯ひさ倉の情報
住所 | 〒894-0101 鹿児島県大島郡龍郷町屋入511 |
電話番号 | 0997-62-2988 |
席数 | 164席 |
定休日 | 不定休(次の日突然休みの日もある) |
営業時間 | 11:00~20:30(ラストオーダー 20:00) |
オフィシャルHP | http://www4.synapse.ne.jp/hisakura/index.htm |
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