■奄美大島

奄美大島のハートロックは干潮時期に行くのがおすすめ、駐車場から目的地まで

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奄美大島で有名な観光スポット『ハートロック』は1時間以内で回れる手軽な観光スポットですが、時期や条件によってハートロックが見えない場合があります。

この記事ではハートロックを高確率で見るためにはどのような条件が必要かなど、行く前に知っておきたい予備知識をまとめました。

ハートロックとは?

ハートロックとは海岸付近の岩礁がハートの形をしていることからそのように名付けられた、ビラ・ビーチにあるパワースポットです。

自然によってハートの形をした岩礁があり、いつしか口コミで有名になり奄美大島を代表する観光スポットになりました。

実はハートロックは世界中にたくさん存在していて、実はそんなに珍しいスポットではありません。

奄美大島にもごく自然にハートの形をした潮溜りがあったに過ぎません。

しかし、ハートの形は自然界には不自然に感じてしまいます。

ハートロックへ行くための駐車場は主に2つある

ハートロックまでの道のり

ハートロックは海岸沿いにあるため、駐車場に停めて歩いて向かわなければなりません。

主に2つの駐車場から歩いて向かうことになります。それぞれのルートの特徴をまとめました。

※駐車場③は駐車場②を経由してから向かうため距離が遠く、説明を除外します。

■ルート①『駐車場①から』

駐車場から道路沿いを歩き、林の中を南に進み、最後に砂浜を歩いて向かうルートです。

片道の距離は450メートルで、駐車場の数が多く一般的な正規ルートです。

一部林の中を進みますが、昆虫や他の生物が潜んでいる可能性があるので、心配な方はルート①が良いでしょう。

夏場は林の中の区間は日よけになるのでありがたいです。

駐車場も十分にスペースがあり、確実に駐車ができる正規ルートがおすすめです。

■特徴

  • 駐車場が多い
  • 夏場は日影となる林の中を歩くことができる

■デメリット

  • 距離が少し長い
  • 林の中が薄暗い

■ルート②『駐車場②から』

ルート②の駐車スペースは最大10台ほどのスペースです。

距離はルート①より短めの片道420メートルですが、海岸線沿いに進むルートです。

駐車場から海沿いの風景を見ながら歩くいて向かうので景観は綺麗です。

一方の、道中は一切日影がなく真夏は砂浜がとても熱いので、足が火傷します。

序盤の道は足が埋まるほど砂が深く、ビーチサンダルを履いていても砂が足に触れて火傷します。

駐車場から砂浜までの序盤の道は少し急な坂になっており砂が柔らかいため少し歩きづらいです。

■特徴

  • 海沿いの綺麗な風景を歩きながら進む
  • 片道の距離が短い
  • 駐車場から目的地までの道がわかりやすい

■デメリット

  • 駐車場のスペースが少ない
  • 日影がなく、夏場は砂浜が熱い

ルート②からハートロックを目指してみる

■駐車スペースから海岸線降下まで

駐車スペースの風景

駐車スペースは限りがあり、車10台ほどは停車ができます。県道82号線沿い(奄美空港線)から未舗装道路の脇道に入ると奥に駐車スペースがあります。

トレイルヘッドの風景

駐車スペースから海沿いへ降りて行きます。この辺りは砂浜が深く足がもつれ易いやすいので気を付けましょう。

■海岸線から中盤付近

砂浜の風景

波打ち際まで降りてからは右方向の海岸線に沿って西へ進んでいきます。海沿いの景色が大変すばらしく、晴れていればターコイズブルーの海を見ながら歩くことができるでしょう。

波打ち際を進んでいきます

波打ち際は足場が固めなので歩きやすいでしょう。

一方の内陸側は砂が深く昼間は太陽で熱くなっているのでヤケドします。できる限り波打ち際に沿って進んでいきましょう。

上の写真のように中盤に最初の岩礁が見えてきますがここにはハートロックはないので無視してさらに進んでいきます。

ハートロックの場所がわかり辛いですが、観光客がいればその周辺を目指しましょう。

波打ち際のパノラマ風景

真夏の砂浜が熱く、気温も高いため熱中症に気をつけなければなりません。

比較的短い距離ですが帽子やサングラスを装備して、水分補給をしながら向かいましょう。

■ハートロックに到着

ハートロック付近の風景

しばらく歩くとようやく2つ目の岩礁に近づいてきました。ハートロックは上の写真に人が立っている付近にあります。

ハートロックの風景

歩き始めて10分ほどでハートロックに辿り着きます。観光客が多いとハートロック付近に人が群がるので見つけやすくなります。

写真がわかり辛いですが、しっかりとハートの形になっています。

ハートの潮溜まりには小さなエビや小魚が生息しています。

ハートロックの周辺風景

干潮時には上の写真のように岩礁がむき出しになり、ハートロック手前まで行くことができます。

海面に出た岩は藻や海藻で滑りやすくなっています。ハートロックの目の前まで歩く際は足元に気を付けて近づきましょう。

ハートロックの良い条件と事前に知っておきたい事前知識とは?

ハートロックは奄美大島で一度は聞く有名な観光スポットですが、できる限り良い環境で見るための条件とはなんでしょうか?事前知識も踏まえて紹介します。

ハートロックが見える条件とは?

ハートロックはいつでも見れるわけではなく、色々な条件が重なって見ることができます。そんなに厳しい条件はありませんが、以下の要素が必要になります。

■干潮前後の時間帯

ハートロックは干潮時に海面の上に現れるので干潮前後の時間帯でししか見ることができません。

奄美大島の干潮時間を調べるには気象庁の『潮汐・海面水位データ』(←クリックで新しいタブで開きます)から干潮時間を確認すると便利です。

干潮や満潮は約13時間弱のサイクルでやってくるので昼間は少なくとも一度は干潮のチャンスが巡ってきます。

奄美大島にあるハートロックは干潮前後2時間程度であれば十分に海面から顔を出した姿を見ることができるでしょう。

■風が穏やかな時期に行く

ハートロックは風が強いと水面が波を打ってしまい、きれいに見えません。

風の影響が少ないと綺麗に見える

写真のように風が弱いときはハートロックの水面が穏やかになり、写真映りが良くなります。

一方、台風の時期は水面が荒波で見えなくなります。風の状態も大きく左右されることを覚えておいてください。

■晴れているときに行く

晴れているとハートロックは綺麗に見えます。曇りや雨の日は潮溜まりに光が差し込まず写真映えしません。

■人が少ない時間帯がおすすめ

人が多いとハートロックの周りに人が溜まり思うような景色を見ることができないでしょう。人が写らない写真を撮りたいならなおさらです。干潮時が朝早い時間帯などの場合はまだ観光客が少ないため、ねらい目です。

したがって最高の条件は、

  • 干潮前後2時間の時間帯
  • 風が少ない時間帯
  • 晴れている日
  • 観光客が少ない時間帯

上記4つの条件が揃うと良い条件でハートロックを見ることができるでしょう。

事前知識とは?

■駐車場の入り口が少しわかり辛い

ルート①の駐車場は一見、工事現場駐車場のような砂利の駐車場となっており、ルート②の駐車場は主要道路から細いオフロードに入るため、入り口を見逃さないように地図を見ながら徐行して入りましょう。

■夏場は地獄の暑さ、熱中症の対策をしましょう

ルート①は日影が無く、短い距離ですが熱中症対策が必要です。具体的には帽子をかぶり水を持って向かうことです。

■夏場は砂浜が灼熱で簡易サンダルは危険

夏の砂浜は灼熱の熱さで、肌足では10歩も歩くことができないでしょう。

一部のエリアは足が砂に埋もれてしまうほど深いので簡易的なサンダルの場合、熱い砂が触れてしまうことがあります。私はこれで失敗して少し足にやけどを負ってしまいました。

■公共施設は一切ない

トイレや案内所、看板などは一切ありません。ハートロックまでの道のりは本当に正しい道のりかどうか最初は不安と感じるかもしれませんが、今回紹介したルートで行けば確実に辿り着きます。

◼️マリンシューズおすすめ

ハートロックがある岩礁地帯は藻や海苔で滑りやすく、ビーチサンダルは怪我の元になります。

マリンシューズはくるぶしまで覆われ、足に密着しているためおすすめです。

奄美大島ではマリンシューズは他のマリンアクティビティでも重宝します。

◼️サングラスも必須

ハートロックがある砂浜は白く、日中は太陽が反射して眩しくなります。

反射した太陽の光で目が焼けるのでサングラスは必須です。

まとめ

ハートロックは見に行って良かったです。砂浜は白く海は透き通った青さで、まるで南国の海岸風景でした。

ハートロックは思った以上に精巧なハートの形だったので見に行く価値ありです!

距離も短く往復の所要時間と滞在時間を含めて1時間以内だったので、手軽に行けたのが良かったです。

ただし、行った日は真夏で日中は本当に暑く、まるで砂漠の中を歩いているようでした。短い距離ですがボトルの水は携帯し、日差しが強い場合は日傘や帽子、サングラスが必要だと感じました。

ハートロックを見に行くためにはある程度良い条件で行くことを勧めますが、必ず干潮前後の時間帯で行くようにしましょう。

満潮時間に行くとハートロックが海に沈んでおり、全く見えないこともあるからです。いつでも見られるわけではないことは事前に知っておきましょう。

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