この記事はマウイ島2日目の旅行記で主にハレアカラ国立公園の滞在を紹介しています。
ハレアカラ国立公園は標高が3,000m以上となり、山頂付近から見る日の出は絶景です。一般的にはオプショナルツアーで行くことも多いですが、ハレアカラの山頂までレンタカーで自力で行きました。
この記事ではハレアカラ国立公園の日の出の風景をメインにマウイ島滞在2日目の観光を紹介していきます。
■ハワイ旅行6日目の行程
- 星空撮影&日の出鑑賞:ハレアカラ国立公園
- Queen Kaahumau Centerでショッピング&ランチ
- ホテルへ戻り休憩
- ビーチで夕日鑑賞
ハレアカラ山頂で日の出を見る|レンタカーで行くための予備知識とは?
ハレアカラ国立公園のアクセス方法は主にレンタカーで自力で行くか現地オプショナルツアーに参加して向かうかの2択です。(自電車で行く方も中にはいます)
ハレアカラ国立公園はマウイ島で上位の観光スポットでたくさんの観光客が訪れますが、あまりに人気のため入場規制を行っており、レンタカーなどで自力で行く場合はツアーで行くよりも労力と知識が必要になります。
またハレアカラ国立公園の山頂付近は標高3,000メートルで夏でも明け方の気温は5℃以下の極寒となり、防寒対策やアクセス面での手間もあり、日本人観光客はオプショナルツアーの参加が一般的です。
山頂で日の出を見る現地オプショナルツアーの一人当たりの相場は$170~$200程です。4人で旅行に行くと総額は8万円になります。人数が増えるほどその負担額が多くなります。
そこで、できる限り旅費を抑えハレアカラ国立公園を観光できる方法となるとレンタカーで自力で行くことになります。
何時に出発して、どのような部分に注意して行けばよいでしょうか?そんな悩みを解決するためにツアーで行くか、自力で行くかの「メリット」、「デメリット」を簡単にまとめました。
■オプショナルツアーのメリット
- 国立公園入場料(35ドル)が無料
- ハレアカラ山頂まで運転が不要
- ツアー会社が防寒着の貸し出しを行っている
- 朝食や暖かいドリンクが付く
- ツアーガイドによる説明あり
- 日の出鑑賞に伴う事前オンライン登録が不要
オプショナルツアーの最大のメリットはツアーに申し込めば後はすべてお任せとなります。個人で行く場合はレンタカーの予約と日の出鑑賞に伴う事前申請をしなければなりません。山頂は極寒ですがツアーに参加していれば防寒着を用意してもらえるので夏の時期でもわざわざ防寒着を持参しなくても心配ありません。
■オプショナルツアーのデメリット
- ツアー料金が高額(一人$170~$200)
- 時間に限りがある
- 日の出ツアーを見たらすぐに下山するため、その後滞在時間が短くなる
- 自由にならない
デメリットは費用面が高い事、そしてハレアカラ山頂での自由時間がないことです。ツアーの内容にもよりますが、自分の好きな時間で滞在ができないため個人で回りたい方はツアーは選ばないことでしょう。
また小さい子供連れや大人数の場合はツアーでの行動が難し状況が出てくるかと思いますので、レンタカーで自力で行くことが推奨されます。
■レンタカーで行くメリット
- レンタカーの場合はツアー料金が掛からない
- ハレアカラ山頂を自由に散策できる
- 好きなポイントで日の出を見ることができる
- 山頂付近のドライブが楽しめる
レンタカーで行く最大のメリットは自由度と全体的な費用面が安く済むことです。マウイ島観光でレンタカーを借りている場合は、自分で好きなポイントを好きなだけ観光できるので時間的余裕がある方にお勧めです。
■レンタカーで行くデメリット
- 日の出鑑賞時間によるオンラインの事前申請が大変
- ハレアカラ国立公園の入場料($35)を払う
- 防寒着を持参(旅行の荷物が多くなる)
- 自力で行くため体力を使う
デメリットは防寒着を持っていくことです。夏の旅行の場合は冬の服も持っていくことになるため荷物が増えます。
また、ハレアカラ山で日の出を見るためには事前にオンラインで予約が必須となり入場料を支払わなければ行くことが出来ません。
ハレアカラ国立公園の山頂で日の出を見る際の事前予約の方法と行き方に関しては: ハレアカラ山頂で見る日の出。事前予約の方法とおすすめの場所【完全版】 を参照ください。
レンタカーで行く!ハレアカラ国立公園までの道のりと日の出の風景

ハレアカラ国立公園はマウイ島の中心にあり、カフルイ空港から南東に進むと山道へ続く入口があります。山頂で日の出を見るために、深夜1:30にホテルを出発しました。ハレアカラ山頂までは車で1時間45分、片道80㎞のドライブとなります。

運転してしばらくするとハレアカラ国立公園の標識がでてきます。ここから車で30分ほど山道を登り続けます。案内表示に『3AMから7AMでの入場は予約が必要』と書いてあります。この先にゲートがあり事前に申請をした車のみ入場することができます。
道路は比較的舗装されておりますが、外灯とガードレールが無いため慎重に進まなければなりません。新月に近い時期だと真っ暗なので慎重に車を運転しましょう。
『注意!』ハレアカラ国立公園の午前3時~午前7時は入園に伴う事前予約が必須
ハレアカラ国立公園は日の出を見に観光客が押し寄せ、大きな問題となりました。そこでハレアカラ山頂の環境保護のため、2017年より深夜3時から明け方7時までの間は駐車スペース150台分を上限とし、事前の完全予約が必要になりました。
ハレアカラ・サンライズの予約 (←クリックで予約画面にジャンプ)
上記リンク先から希望の日程を選んで事前の予約を行います。事前予約は60日前から可能です。事前に予約をしていないと朝の時間帯で国立公園の中に入ることはできません。事前予約を知らずにエントランスで引き返す観光客が後を絶ちません。
【予約の取り方参照】: ハレアカラ山頂で見る日の出。事前予約の方法とおすすめの場所【完全版】

(03:00AM)ようやくエントランスに入りました。事前に予約した入場許可証のプリントを見せ、国立公園の入場料を支払いました。入場料はクレジットカード払いのみとなります。
ハレアカラ山頂から見た満天の星空

日の出まで時間があるので、まずは山頂の駐車場付近で星空撮影をしました。ハレアカラ山頂は大気が澄んでおり星がよく見えます。風も穏やかで落ち着いて撮影ができました。天の川の中心はすでに地平線に沈んでいましたが、冬の時期に見られる天の川をしっかり収めることができました。
未明のハレアカラは観光客が少なく静かに星空観測を楽しめます。
日の出の前に場所を確認する
山頂付近はいくつもの駐車場があり、どの場所でも日の出を見ることができます。それぞれの駐車場は距離があるため、どこの駐車場に車を停めて日の出を見るか、あらかじめマップを確認して場所を定めておきましょう。
駐車スペースが無くなることはありませんが遅れて入園すると、駐車できるスペースを探し回る羽目になるので、できる限り午前3時または午前4時頃には国立公園の入場を済ませておきましょう。駐車スペースを探し回り日の出が見れなくなってしまっては本末転倒です。
【日の出】雲海に広がるハレアカラ山頂の日の出
ハレアカラ山頂の日の出は雲海が続く地平線から太陽が昇る風景を見ることができます。昔の先住民たちは当たり前のように見ていたのでしょうか。


上の写真は日の出の15分前の風景です。しばらく駐車場で仮眠をしていたら時間があっという間に過ぎてしまい、慌てて起きたらすでに観光客で賑わっていました。完全に場所取りの時間帯を見誤ってしまいました。
■経験から気を付けたいポイント
ビューポイント前方で日の出を見るためには: 少なくとも日の出の1時間前には場所を確保してください。日の出30分前でも人で溢れかえっているかと思いますので、前方の特等席で日の出を見たい場合は1時間以上寒空の中でも耐えられる防寒対策をして臨むべきです。
ベストポジションを失った私たちは少し離れた丘高い岩肌の上で見ることにしました。ここは山頂から2番目の高さにあるハレアカラの駐車場です。
この駐車場は唯一公共トイレがありますのでお手洗いが近くなったら大変便利な場所です。一番上の駐車場はトイレがありません。日の出鑑賞で訪れる場合は、2番目に高い駐車場を利用することを勧めます。気温もかなり冷え込み、手袋やマフラーを持ってきて正解でした。
ハレアカラの日の出


神々しい太陽の光が雲海から顔を出し、景色が一面朝焼けに包まれます。たった5分、10分くらいの短い時間でしたが待った甲斐がありました。ハレアカラとはハワイの言葉で「太陽の家 = House of the Sun」という意味だそうで、この場所で見る日の出の光景は今でも昔と変わらない姿だったのでしょう。日の出の反対側を見ると太陽の光でハレアカラ山の影ができていました。
ハレアカラ山頂からの日の出 - タイムラプス
三脚をしっかりと固定し、定点で日の出のタイムラプス動画を撮影しました。
天候にも恵まれて日の出を見ることができました。
ハレアカラ国立公園を巡る

山頂の景色は他の惑星に居るような不思議な光景が広がっています。



ハレアカラ山頂にある天文台です。ここは世界で4番目に星の観測に優れた場所に認定されており、安定した晴天率、空気の透明度、そして周りの光害が少ない場所であること、そして標高3,000メートルは空気が薄く乾燥していることで大気の揺らぎが少ないため天体観察に最適な環境だそうです。

ハレアカラにはこのような鳥を見かけることでしょう。キジ目キジ科の鳥で飛ばずに地面を歩きながら生活してます。

日の出はここで車を停めていました。車は50台近く停められます。ここの駐車場が一番広くオプショナルツアーで来る大型車が多く駐車する激戦区で、日の出が綺麗に見れる最適な場所なんだと思います。

夜中の暗闇でわかりませんが、車で標高3,000メートルまで登ったんだと改めて感じます。


マウイ島はいくつかの島の火山活動によって流れた溶岩が堆積して陸続きになって現在のマウイ島を形成しました。今は隣のハワイ島が活発な火山活動をしていますが、ずいぶん昔から火山活動を繰り返しています。

ハレアカラの下り道はスリル満点です。道が雲海に吸い込まれそうな感覚で何とも不思議な光景です。ガードレールが無いため、あまりスピードを出しすぎないように気を付けましょう。
【夕日鑑賞】黄金色に染まる砂浜、ホテルビーチから見る夕焼け
グランド・ワイレア A ウォルドルフ・アストリア・リゾートのビーチは砂浜がきめ細かく、波が引いた後に太陽の光がきれいに反射します。

リゾート正面のビーチでのサンセット風景です。この日は地平線まで雲が無く、素晴らしい夕日でした。


日の入り直前になり空も海も夕日に照らされ、あたり一面が金色に染まります。
マウイ島のワイレア地方は快晴率がかなり高く数日滞在すれば1日はしっかりと夕日が望めるでしょう。マウイ島の海はリゾートホテルがプライベートビーチを所有していることが多いため混み合わずリラックスして夕日を楽しむことができるでしょう。
■ハワイ旅行6日目 車での走行距離: 110マイル(176km)