マウイ島できれいな夕日が見える場所はどこでしょう?
実はマウイ島の西側には3つの島(モロカイ島、ラナイ島そしてカホオラウェ島)があり、訪れる時期と滞在する場所によって夕日が島に隠れて見えないことがあります。
この記事ではマウイ島1日目の旅行記をベースにワイレア地区にあるヒルトン周辺エリアを中心に夕日の見え方や風景を紹介します。
☆☆前日のハワイ島旅行記は下記より参照ください☆☆
ハマ夕日と星空を巡るハワイ旅行:4日目:【標高3,400m】マウナ・ロア観測所で見た夕日と星空
ハワイ旅行5日目の行程:
- ハワイ島からマウイ島へ移動(HILO国際空港 → カハルイ空港)
- 空港でレンタカーピックアップ
- カパルウ・ビーチへドライブ
- ランチ:Cheese Burger In Paradise(ラハイナ)
- カアナパリ・ビーチで遊泳
- ホテルチェックイン(Grand Wailea, A Woldorf Astria Resort)
- ビーチで夕日鑑賞
ハワイ島からマウイ島へ移動する
ヒロはハワイ島の東側にあり明け方は日の出が町全体を照らします。
上の写真は宿泊施設の窓から撮影した朝焼けの風景ですが、強烈な朝日で目覚ましが鳴る前に起きてしまいました。
ハワイは夕日の風景が注目されがちですが日の出も実に素晴らしい光景です。
夕日よりも朝日を見る人は少ないのでヒロに滞在している場合は『朝日』はねらい目かもしれません。
前日は雨模様でしたが嘘のように晴れました。ヒロは午前中は晴れていることが多く、午後に曇りになったり雨が降ったりと1日の中でも天気が変わりやすい場所です。
ハワイ旅行4日目は早めのフライトでヒロ国際空港からマウイ島へ向かい、午前中から観光をします。
マウイ島:カフルイ空港へ到着
ハワイ島とマウイ島は島が隣同士にあり、海を挟んで実はわずか48㎞しか離れていません。
ハワイ島のヒロ国際空港とマウイ島のカフルイ空港間は200㎞以上も離れているため、飛行機で移動となります。
空港間のフライト時間は40分ほどで、離陸してシートベルトサインが消えて間も無くしてすぐに着陸態勢になるので忙しいフライトです。
■無事にマウイ島に到着
無事に飛行機が着陸すると機内の窓から3,000メートル級のハレアカラ山が見えました。ハワイ諸島は本当に標高の高い山が多いです。過去に起こった大規模な火山活動がよくわかります。
■マウイ島の形成の歴史
マウイ島はハワイ諸島で2番目に大きな島で、大昔は2つの島が隣接していましたが、ハレアカラの活発な火山活動で流れ出た溶岩によって2つの島が陸続きになり現在のマウイ島が出来上がったそうです。
■マウイ島の気候
標高3,055mのハレアカラ山はマウイ島全体の気候に影響をもたらしており、ハレアカラ山の東側は雨の多い熱帯エリア、そしてリゾートなどがある西側エリアは晴れの日が多い温暖な気候が広がっています。
■主流な観光客は欧米や国内観光客が中心
マウイ島の観光客の8割がアメリカ本土とカナダからの旅行客で、アジア人の観光客はオアフ島に比べてかなり少ないです。
それらの旅行客が多い理由としてマウイ島はビーチの数が圧倒的に多いためです。アメリカ人やカナダ人は本当にビーチが大好きで、そのためビーチの多いマウイ島が選ばれやすい傾向があります。
あとは友人のアメリカ人が言っていたのですが、オアフ島はアジア系の観光客が多いので行きたがらず、美しいビーチがたくさんあるマウイ島を選ぶ傾向にあるそうです。
現に圧倒的に有名なビーチが多いリゾート地帯があり、高級リゾートも多いのがマウイ島の特徴です。
【マウイ島の地形の話】マウイ島に有名なビーチが多い理由
マウイ島はだいぶ前に火山活動が終わり、珊瑚が多く生息しているため、美しいビーチがあります。
削れたサンゴが長い年月をかけて海岸に堆積したことで美しい砂浜がマウイ島にたくさんあるわけです。
一方のハワイ島は火山活動が活発な島で、流れ出る溶岩の影響でサンゴが生息できず、黒砂海岸のようなごつごつしたビーチが多いです。
ホテルチェックインの時間まで、マウナ島の西側エリアをドライブ
ホテルのチェックインまでしばらく時間があったので、マウイ島西側エリアで有名なカアナパリ・ビーチ・エリアを観光しました。
空港でピックアップしたレンタカーは全く同じタイプの車でしたので、運転がしやすくて助かりました。
マウイ島は交通量が多く運転の荒いドライバーも多くいます。ハワイ島は田舎道でマウイ島は首都高速みたいな感じでしょうか。ハワイにも『あおり運転』の週間があるみたいです。
しばらくハワイ島の道に慣れていたので一気に街中の道を走っているような感覚になりました。日本の道が運転できればマウイの道路の運転は簡単です。
■カパルア・ビーチに到着したが
ようやく目的地のカパルア・ビーチに向かいましたが駐車スペースがなく、路駐している車で溢れ返っていました。さらに停車できるスペースもないためカパルア・ビーチの観光を断念しましたた。マウイ島西側のカアナパリ、カパルア地区は高級リゾートや私有地が多く、無料の駐車場がほとんどありません。パーキングは各ホテルのパーキングに停めるようにしましょう。
実はこのエリアは条例によって各リゾートには必ず無料パーキング施設を設けることを義務付けております。しかし無料のパーキングの数が少ないため駐車スペースを探すことは非常に困難です。一番スマートな方法はお金払ってホテルのパーキングに停めることです。
無料の駐車スペースを探している時間と労力が非常にもったいないので、この辺りは有料パーキングに停めましょう。
今回に関してはお昼間で車も混み合っていたので滞在は諦め、私達一行は気持ちを切り替えてカアナパリにあるハンバーガー屋さんに行きランチ休憩をすることにしました。
Cheese Burger In Paradiseでハンバーガーを食べる
美味しいハンバーガーを食べに、ラハイナ地区の海沿いにある「チーズバーガー・イン・パラダイス」に行きました。このお店はオアフ島のワイキキにもあるバーガー専門店です。ラハイナ地区の街の中心にあるため、近場の有料駐車場に停めて徒歩で向かいました。*マウイ島は無料の駐車場が少ないので、有料の駐車場を探して向かいましょう。
■Cheese Burger In Paradiseに到着
メニューにある通り、このお店は種類豊富なバーガーがあります。せっかくなのであまり食べたことないブルーチーズを使ったバーガーを頼みました。一般的なチーズバーガーもありますが、ちょっと変わったバーガーにトライしてみました。
■バーガーの特徴はとにかく大きい
バンズは少し固めで存在感がありパテはものすごく分厚く、カリカリのベーコンも合わさって食べ応えがあります。一方のフレンチフライはシーズニングがかかっており、スパイスの香りが食欲を一層増す食べ応えです。
バーガーひと口食べ次にフレンチフライが進み、永遠のループです。バーガーのサイズはとても大きく両手でしっかり握らないと中身がずれてしまいます。また急いで食べないとすぐにお腹一杯になってしまうので時間との勝負です。
バーガーは大きく両手でしっかり挟み込んで食べますが、どんどん崩れてくるので手がかなり汚れます。大切なことは手がソースで汚れようが気にせず食べ進めることです。
きれいに食べようとせず、口の周りが汚れようが気にせず食べることです。食べ終えたらトイレにある洗面台で石鹸でよく洗えば問題なし。あとはウエットティッシュは持ってたほうが良いです。
ハワイに旅行に行くと滞在中はバーガーを2,3回は食べるのでバーガーを包む紙を事前に持っていくと重宝するかもです。
ここのお店はバーガーやドリンクに傘の楊枝が刺さってます。トレードマークだそうです。マウイ島に来たら是非食べてほしバーガーです。
ラハイナは昔ながらのウエスタンチックな街並みです。海沿いに町が広がっており、どこからでも海岸に出れるため、海沿いを見ながらウォーキングなどが楽しいかと思います。町全体がおしゃれで、海岸と街が調和した観光にうってつけの場所でした。インスタ映え間違いなし。
カアナパリビーチへ海水浴を楽しむ
チーズバーガー・イン・パラダイスで食事の後、腹ごなしにカアナパリ・ビーチに向かいました。カアナパリ・ビーチは過去に全米で一番綺麗なビーチに選ばれた場所で、白い砂浜が長く続く美しいビーチです。相変わらパーキングがないため、シェラトンの有料駐車場に停めてビーチへ向かいました。
白い砂浜と青い海のカアナパリ・ビーチ
カアナパリ・ビーチの風景です。海水浴を楽しんでいる人や砂浜で本を読んでいる人など、各々の時間を楽しんでいました。真夏なので砂浜がとても熱く、ビーチサンダル無しでは足裏がやけどします。カアナパリ・ビーチは日影がないため、長く滞在するならビーチパラソル、十分な水をもっていくべきです。確かにワイキキ・ビーチよりも空いており、ゆっくりと海水浴を楽しめます。
宿泊施設があるワイレア地区へ向かう
カアナパリ・ビーチから海沿いの道を南下して、ワイレア地区にあるGrand Wailea A Waldorf Astoria Resort(グランド・ワイレア・A ウォルドルフ アストレア)を目指しました。
島を走る道路は海沿いに進んでおり、海風にあたりながらドライブが楽しめます。ハワイ島よりも走っている車が多く、夕方前は渋滞もしばし起こります。
この一帯は山にあたる風の影響で雲ができ、霧雨が降るため虹が発生してました。
ワイレアの街が見えてきました。もう間もなくホテルに着きます。
Grand Wailea A, Waldorf Astoria Resort へ
ここはヒルトン系列でも最上級のリゾートホテルです。かなり安い料金で宿を取ることができましたが、通常料金だったらおそらく泊まれなかったでしょう。フロントに並んでいる人たちがみんなお金持ちに見えて、場違いな場所に来てしまった感が否めません。
【夕日鑑賞】マウイ島初日の夕日、リゾートのビーチの砂浜に座り込んで黄昏る
マウイ島1日目の夕暮れ時は少し雲の多い風景でした。東から流れ込む湿った空気がカアナパリ・エリアにそびえたつプウ・ククイ山にぶつかり、上昇した際に発生する雲が絶え間なく夕日側の空を覆っておりました。
考察:マウイ島は場所によって夕日が近隣の島に隠れてしまうことがある
マウイ島は太陽が沈む西側エリアに島があり、太陽が地平線に沈む前に島で隠れてしまいます。マウイ島で夕日を見る際、特にモロカイ島とラナイ島はあらかじめ位置関係を考慮しておきたい要注意の島です。
行く時期によって太陽の沈む方角が変わりますがラナイ島の真東の海岸に行くとかなりの確率で太陽が遮られてしまいます。そのため通年ワイレア地区周辺あるいは、北西にあるカアナパリまたはカパルア地区あたりからのビーチであれば地平線に沈む夕日が見れる確率が上がります。
地図①は8月中旬から9月上旬頃までの「太陽が地平線に沈む方角を現した相関図」です。私たちは9月上旬にマウイ島を観光したため、相関図よりワイレア地区を宿泊先に選びました。
私の計算だとワイレア地区のウォルドルフ・アストリア・リゾートのビーチからだと太陽はラナイ島南側にギリギリ被りましたが、ほぼ地平線に沈みます。実際にその通りでした。ワイレアを少し南下するとマケナ・ビーチがありその場所は地平線に沈む太陽が見れます。
雲の多い夕日と黄昏時の風景
この日は雲が多く地平線に沈みゆく太陽が隠れてしまいました。地平線付近に太陽が沈む間際に急に雲が出てくることはよくあります。そんなときは太陽が沈んだ後の時間帯が好条件になります。雲が夕日に照らされシルエットが浮かび上がった黄昏の風景を見ることができます。昼間と夜の中間のマジックアワーです。
マウイ島初日はリゾート正面にあるプライベートビーチで夕日鑑賞をしました。刻一刻と変わる雲の変化を楽しむことができました。
雲が多い日の夕日はむしろ太陽が沈んだ後がおすすめです。雲のある風景は空全体に奥行が出ますので写真映えもします。マウイ島1日目も無事に夕日を見ることができて何よりでした。この日は深夜にハレアカラ山の山頂へ日の出を見るため、体力を温存するために星空撮影は取り止めて早々に睡眠をとることにしました。
■ハワイ旅行5日目、車の走行距離: 77マイル(123Km)