大浜海浜公園は運が良ければウミガメに出会える海岸としても有名ですが、それに劣らずこの場所から見える夕日も奄美大島で上位に入る代表的なスポットです。
奄美十景の一つでもあり、奄美大島できれいな夕日を見たいなら迷わずこの場所を選べば確実です。
この記事ではなぜ夕日スポットでお勧めなのか、実際に見に行った体験をもとに紹介していきます。
大浜海浜公園 見はらし広場とは?
奄美市が運営している海浜公園の一角にある大きな駐車場のような広場です。
海抜約90メートルの高さにあり、真西の沿岸を向いているため季節問わずこの場所から東シナ海に沈む夕日を眺めることができます。
今では夕日を見に地元の方や観光客が訪れる夕日のスポットになっていて、空気が澄んでいれば無人島の『横当島(よこあてじま)』や『上ノ根島(かんのねじま)』を見ることができます。
見はらし広場から見た夕日の風景
見はらし広場は駐車場から景色がよく見え、海に沈む太陽がとても印象的です。
■夕日の風景
見はらし台の真正面に太陽が沈みますが、海に反射する一筋の光がきれいに見えます。
太陽が海に沈む直前になると、辺り一面が金色に染まります。
■日没後の風景
日没後は地平線がオレンジ色に輝き反対側の空から徐々に夜にやって来ます。
■山と海の風景
黄昏時はとても静かで海と山のシルエットがはっきり見えてきます。
■横当島(よこあてじま)が見える
晴れていると地平線に無人島の横当島(よこあてじま)が見えます。60キロほど離れており、見はらし台から少し右側の海に見えるのでよく探してみてください。
■見はらし広場の風景
見はらし広場は駐車した場所からすぐに夕日を眺めることができます。
目の前には遮るものがほとんど無く、夕陽が見える範囲が横に80メートルもあるため行けば確実に夕日鑑賞ができます。
これが奄美大島で上位の夕日スポットになる人気の理由です。
手前にはヤシの木が等間隔にありますが夕日の邪魔にはなりません。崖下に転落しないように囲いがありますが、大人の腰ほどの背丈なので夕日を遮ることなく鑑賞できます。
■パノラマ風景
海抜90メートル付近から見る光景は全体の風景を撮影すると夕日だけでなく森や山も写り込みます。その名の通り見晴らしがとても良くどの場所からも綺麗に眺めることができます。
『見はらし広場』の行き方と設備
■行き方
『見はらし広場』までは簡単に行くことができます。Google Mapで行先を調べる場合は『大浜海浜公園 見はらし広場』と検索しましょう。
主要な場所から | 見はらし広場までの所要時間 |
---|---|
奄美空港 | 54分 / 37km |
奄美市 | 14分 / 7.5km |
ホテルカレッタ奄美 | 41分 / 29km |
奄美市側からアクセスの場合、県道79号線を進むと『大浜海浜公園』の看板が見えるので右折し、600メートル程進むと『見はらし広場』が右側に見えてきます。
住所: 〒894-0046 鹿児島県奄美市名瀬大字小宿701−1
■設備
見晴らし広場は駐車スペースが50台以上あります。トイレなどの施設は一切ありませんが大浜海浜公園側に進んだ先に公衆トイレや自動販売機があります。
見はらし広場に行く前に知っておきたい事前知識
見はらし広場で夕日鑑賞で知っておきたい事前知識をまとめました。
■日の入りの1時間前に着くようにする
奄美大島は日の入り間際になると快晴でも雲が発生することが多く、夕日が地平線に沈む前に太陽が雲に隠れてしまうことがある為、日の入りの1時間前には到着しておくことをすすめます。
日の入り30分前が一番夕日が綺麗な時間帯です。
奄美大島の日の入り時間を調べるには別サイトの「奄美大島日の出日の入り時間」を利用すると便利です。
■あらかじめ食事を持ち込む
あらかじめ買ってきた食料を召し上がりながら見はらし広場で夕日鑑賞がおすすめです。奄美大島にあるファミリーマートは奄美大島のオリジナル弁当や地元の食材を使ったおにぎりや総菜が豊富にあります。
とても美味しいので広場でお散歩食べながら夕日鑑賞もなかなかいいです。
■カメラ三脚があると便利
見はらし台は海風が強い日があるため、夕日の撮影でカメラ三脚があると便利です。また、フェンスも腰ほどの高さなのでカメラの撮影がしやすいです。
■望遠鏡や勾配ズームのカメラがあると無人島が見えるかも
空気が澄んでいれば『横当島(よこあてじま)』や『上ノ根島(かんのねじま)』を見ることができます。
60㎞も離れているため、ぼんやりと見える程度です。真正面から右側にあるので探してみてください。さらに良い条件だと『宝島』も見えるかもしれません。
■日の入り30分前には駐車場はかなり混み合う
この場所は観光客だけでなく地元の人も良く訪れる場所です。日の入り30分前になると続々と夕日を見に車がやってきます。余裕を持って日の入りの1時間前には着いていることが理想です。
■トイレがない
見はらし広場はトイレがなく、一番近い場所は少し道路を下った場所に公衆トイレがあります。トイレにあらかじめ立ち寄ってから見はらし台の場所の確保に努めましょう。
見はらし広場が夕日(サンセット)スポットとしておすすめの理由
シンプルですが見はらし広場が奄美大島でお勧めの夕日(サンセット)スポットとしておすすめの理由をまとめました。
■この景色は奄美十景の一つ
見はらし広場から見える海の風景は『奄美十景』の一つに選ばれています。周りの景色と相まって景観が良い場所なので夕日の時間帯も幻想的な光景を見ることができるでしょう。
■奄美市から近く、アクセス良好
見はらし広場はアクセスが良好で、奄美市から車で15分くらいです。また、この場所までの道路が大通りでほぼ一本道なので初めて訪れる方も迷わず行くことができます。
行先もスマホアプリで『見はらし広場』と検索をすればあとは指示通り進んでいきましょう。
■駐車スペースが広く、立って夕日が眺められるスペースが広い
50台以上の車が停められるだけでなく、広々としているので夕日を眺める場所の範囲が広いです。すなわち自分が最前列で夕日を眺めることができるスペースが広いということになります。
■車の中から夕日が見える
見はらし広場の西側は20台くらいの駐車スペースがあり、このいずれかに車を停めることができれば車の中から夕日を見ることができます。例えば真夏や冬場はエアコンの効いた車内から夕日を鑑賞することができます。
年齢の低い子供を連れている場合は車内から安全に夕日鑑賞ができます。
まとめ
奄美大島できれいな夕日を見たい場合は『大浜海浜公園 見はらし広場』がおすすめです。ここから見える景色は奄美十景の一つに選ばれており、海抜90メートル付近に位置から眺める風景は格別です。
『見はらし広場』は十分な駐車スペースがあり、車を降りれば目の前に太陽が沈む光景を見ることができるでしょう。
奄美市からもアクセスが良く、観光客だけでなく地元住民も訪れる人気の場所です。少なくとも日の入りの1時間前にはこの場所に到着しておきましょう。
奄美大島は日の入り直前では地平線に雲が発生し太陽が隠れてしまうことがよくあります。
ですので、夕日を眺める最良の時間帯は日の入り時刻30分前後の時間帯がおすすめで、日没後の30分間もマジックアワーも綺麗な夕暮れ時を見ることができるでしょう。
奄美大島に来て夕日を見たい場合は是非大浜海浜公園の見はらし広場に行きましょう。
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