蒲生崎観光公園(がもうさき)は奄美大島北部の笠利町エリアにある森に囲まれた海岸沿いの公園です。
深い森の中を歩いた中腹に『蒲生神社』、そしてさらに奥に進むと『展望台』があります。
展望エリアは西側を向いており東シナ海や夕日が一望できるスポットで多くの観光客が訪れます。
この記事では主に蒲生崎公園展望から見た風景や行き方、特徴などをまとめています。
蒲生崎公園展望台から見た風景
蒲生崎公園展望台からは東シナ海が一望できるだけでなく『笠利湾』、『赤尾木湾』、そして『龍郷湾』が望めます。
■笠利湾と赤尾木湾
■龍郷湾から東シナ海あたり
海抜120メートルの高さから眺める展望大からは遮るモノがなく東シナ海の地平線までよく見えます。
北側にある笠利海岸の風景です。海岸線が手前から奥まで続いています。展望台の周辺は森に囲まれており静かに景色を楽しむことができるでしょう。
蒲生崎公園展望台までの風景
駐車場から森の中の道を進んで展望台を目指します。
駐車場は30台以上が停められる広々としたスペースです。駐車場は下段に約20台、上段に10台くらいのスペースがあり、上段の駐車場に公衆トイレがあります。
※2024年1月28日更新にて、ご親切にこの場所を訪れた方より、蒲生崎観光公園にはトイレがないとの情報をいただきました。
情報の裏付けとして笠利町産業振興課(0997-63-1111)に電話し、現在トイレが無いことを確認しました。
今後も公園にトイレを設置する予定はないとのことです。
担当者に伺ったところ情報提供いただいた方の通り、近場周辺にはトイレは無いのでご留意くださいとのことでした。
駐車場から道路に出るとすぐに蒲生崎観光公園の入り口が見えてきます。少し薄暗い入り口で奥には深い森が広がっています。
この道から小道の先に『蒲生神社』がありますが、分岐する道が薄暗く人を寄せ付けない雰囲気です。あとで地元の人に聞いた話だと蒲生崎は地元では夜の心霊スポットとして有名だそうです。
入口からは遊歩道を進んでいきます。この道の頭上を見上げると大きな蜘蛛がたくさん巣を作っていました。
後で調べたら『オオジョロウグモ』という沖縄や奄美大島に生息している日本最大の蜘蛛でした。
この通路の両サイドの木や頭上にはオオジョロウグモが大量発生しているのであまり林側に近づきすぎないようにしましょう。
この場所は蜘蛛だけでなく、蝶やセミも多くいました。色々と調べましたが『クロイワツクツク』か『オオシマゼミ』のどちらかだとは思いますが、判別不明です。
駐車場から歩いて5分ほどで『蒲生崎公園展望台』へ辿り着きます。展望台の見た目は砦のようなイメージです。この建物の上に登らないと景色を見ることが出来ません。
看板を読むと蒲生崎(がもうさき)の由縁がわかります。
まずこの公園は平成元年に造られました。この場所が壇ノ浦の戦いで敗れた平家の落人が奄美に流れ着き、追ってを警戒して遠見番として当時の門番をしていた蒲生左衛門の名前が由来となっています。
展望台は夕日を眺める有数のスポットで海抜120メートルから眺める東シナ海の景色が楽しめます。
蒲生崎公園駐車場までの道のり(奄美空港から)
奄美空港を通る『県道82号』を北上し、『県道601号』を左折してしばらく道なりに進んでいきます。
■県道601号から左折して農園の道路を進む
わかりにくいのですが県道601号を走っていると上の写真のような『⇦蒲生崎観光公園』と書かれた看板が見えてきますので左折します。ここから先は道が細くなっているので慎重に進みましょう。
いくつか道を曲がりながら向かっていきますが曲がり角には蒲生崎公園に続く看板を頼りに進んでいきましょう。
突き当りがT字路に差し掛かったら右折して進んだ終着地点に『蒲生崎公園駐車場』があります。
蒲生崎公園展望台に行く前の事前知識とは?
蒲生崎公園展望台に観光に行く前に事前に知っておきたい内容をまとめました。
■見どころは蒲生崎公園の展望台から眺める風景
この場所の最大の見どころは展望台から眺める風景です。途中の蒲生神社は歴史が好きな方以外はそれほど魅力とならないでしょう。
■蒲生崎公園駐車場までの道のりは狭い
駐車場までの道は細く蛇行しているため、行くときは気を付けて向かいましょう。
■遊歩道は蜘蛛が多く生息している
遊歩道沿いには『オオジョロウグモ』がたくさん巣を作っています。
遊歩道の進路上にはいないので安心して進んでください。
■駐車場にトイレがある※トイレがない
駐車場に公衆トイレがあります。
以前は駐車場に木枠のトイレがありましたが、現在は更地になりトイレはありません。
まとめ
蒲生崎観光公園展望台は奄美大島北部にある東シナ海が一望できます。奄美空港からも比較的行きやすい観光スポットです。
駐車場までの道路は少し細い道ですが、対向車に気を付けながらゆっくり進んでいきましょう。
海抜120メートルの展望台から見る景色は素晴らしく、東シナ海に沈む夕日が見れるサンセットスポットで有名です。
駐車場から展望台までは片道5分ほどの遊歩道で簡単に行くことができるでしょう。
奄美大島に観光で訪れたら『蒲生崎公園展望台』へ行ってみてください。
■蒲生崎観光公園展望台の情報
住所 | 〒894-0626 鹿児島県奄美市笠利町大字屋仁 (Google Mapへ) |
駐車場 | 約30台 |
トイレ | |
見所 | 蒲生崎公園展望台から眺める東シナ海 |
HP | https://www.amami-tourism.org/scenery/767/ |
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