ミルフォードサウンドの風景

#02 Travel Journal 旅行記

【ミルフォード・サウンド観光】クイーンズタウン出発!日帰り『オプショナルツアー』写真つき体験レビュー 

更新日:

ミルフォード・サウンドは美しいフィヨルドの入り江で世界遺産にも登録されており、ニュージーランド南島の代表的な観光名所です。

近くの町『クイーンズタウン』から様々なオプショナルツアーが充実しており、今回、現地のオプショナルツアーに参加してバスツアーでミルフォード・サウンドへ向かい、帰りは小型飛行機に乗ってクイーンズタウンに戻りました。

この記事ではクイーンズタウンからのバスツアーの観光の内容、フェリーに乗ってミルフォード・サウンドの入り江を巡るツアー、そして帰りの飛行機での体験談をまとめました。

■2日目行程

  • クイーンズタウンからミルフォード・サウンドへバスで移動
  • フェリーに乗ってフィヨルド巡回
  • セスナ機でクイーンズタウンへ遊覧飛行
  • クイーンズタウンでディナー
  • コロネット・ピーク・ロードで星空撮影

バスツアーでミルフォード・サウンドへ行く

ミルフォード・サウンドは観光都市のクイーンズタウンからのアクセスが主流で、様々な現地のオプショナルツアーが充実しています。

街から距離があり、移動手段はバスか小型飛行機です。

クイーンズタウンからミルフォードサウンドまでの地図(約4時間)
ミルフォードサウンドまでの行き方ルート

クイーンズタウンからミルフォードサウンドへはワカティプ湖と険しい山脈を迂回するため、車で行くと片道290kmの約4時間くらいの道のりになります。

ミルフォード・サウンドまでレンタカーで行ける?

レンタカーなどで自力で行けます。

クイーンズタウンからの道のりは比較的穏やかで道路も舗装されているため、レンタカーで行くことができますが、往復で8時間の運転になります。

走行距離は600キロ弱なのでどこかで給油が必要になるでしょう。

バスツアーの概要|現地オプショナルツアー

ミルフォード・サウンドまではJucy Tourという、現地のオプショナルツアーに申し込みました。

ツアーはクイーンズタウンからミルフォード・サウンドまでバスで向かい、その後フェリーに乗り込みフィヨルドの絶景を楽しむといった内容です。

しかしバスツアーの魅力はフィヨルドの光景だけではありません。バスの道中で立ち寄る絶景ポイント巡りもツアーのハイライトになっています。

クイーンズタウンからミルフォード・サウンドまではシーニックドライブになっていて、道中様々な絶景・観光名所が点在しています。

このバスツアーは目的地までそれらの場所を巡りながらミルフォード・サウンドに向かい、ニュージーランドの大自然を体験できます。

旅の見どころ#1  バスツアーで巡るミルフォード・サウンドまでの絶景

ミルフォード・サウンドのバスツアー体験 - オプショナルツアー

各ツアー毎に異なるが、クイーンズタウンから出発するバスツアーは各ホテルまたは停留所を経由してからミルフォードサンドへ向かいます。

バスツアーに参加する場合、宿泊する施設にバスが停留するか、あるいは停留所に近い宿泊施設かどうかを確認してから選ぶことをすすめます。

◼️バスに乗り込む

バスに乗り込む際に名簿で名前を確認されます。

ドライバーから『ミルフォード・サウンドでのフェリー乗船チケット』『ランチチケット』を手渡され、ツアーが始まります。

まっすぐな道の奥にあるアルプスの山
まっすぐな道路と雪山の風景

バスツアーは夜が明ける前の早朝に出発します。ニュージーランドは朝7時頃でも真っ暗です。

バスに揺られながら日の出を迎えますが、明るくなってからは途中の休憩ポイントまでの穏やかなニュージーランドの風景が広がります。

牧場にいる牛たちと後方に広がる山々
牧場と山と道路

道路沿いにはニュージーランドの放牧風景が広がっており、背景にはアルプスの山々が見えます。

空気が澄んでいて遠くの景色がはっきり見えます。

◼️途中で休憩

ミルフォードサウンドへの道中にある「テ・アナウ」の町で休憩
途中のテ・アナウ町で一休み

出発から2時間半後にTe Anauという町で少し休憩をします。コーヒーショップやギフトショップ、ちょっとした朝食が購入できます。

休憩時間は30分くらいしか無く、また他のバスツアー客で賑わっているのでショップに立ち寄る暇がほとんどありません。

実際はトイレ休憩くらいの時間がないと思って良いでしょう。

他のツアーバスもたくさん停まっており、バスの乗り間違いに気をつけてください。

この町からミルフォード・サウンドまで2時間ぐらいで到着ですがここから先にニュージーランドの有名な絶景スポットを巡っていきます。

映画のロケ地にもなる様々なスポット巡り

ツアーバスでそれぞれの絶景スポット巡りをしました。

■Eglinton Valley|エグリントン・バレー *映画のロケ地にもなっている場所

Eglinton Valleyの風景
映画に出てくるような風景

Eglinton Valleyは金色の草原が広がる美しい光景で、映画『ロードオブザリング』のロケ地になった場所です。

■Miller Lake|ミラーレイク

水面が全反射した有名なミラーレイク
水面が全反射した有名なミラーレイク

Eglington Valleyからすぐ先の場所に景色が全反射することで有名なMiller Lakeがあります。

湖にMt. Eglintonが反射していました。静かな場所なので風が無く鏡のように反射することからミラーレイクと名付けられています。

■Monkey Creek|モンキー・クリーク

霞みがかったモンキー・クリーク
存在感のあるモンキー・クリークと山

Monkey Creekは湧水が出る場所で有名で、飲むことができます。実際に私も手にすくって飲んでみましたが冷たくておいしかったです。

また、奥に見えるゴツゴツした岩山の迫力があります。

■Homer Tunnel|ホマー・トンネル

ミルフォードサウンドへと続くトンネル入り口付近
このトンネルを抜けるとミルフォード・サウンドへ

ホマー・トンネルというミルフォード・サウンド直前にトンネルがあります。このトンネルは車1台分しか通れない幅しかありません。

それぞれの出入り口に信号があり、直進する車と向こう側から来る車が入れ替わりで通過できるようになっている珍しいタイプのトンネルです。

■1855 Lookout|氷河で削られた大地

広大な大地
トンネルを抜けた先の風景

ホマー・トンネルを抜けて蛇行した下る道の途中に『1855 Lookout』とうポイントがあります。Milford Sound HWYの道が両サイドの山の合間を走り、奥に続く風景が広がっています。

この辺りは大昔に氷河が山一面を覆っていましたが、氷河で少しずつ削られてできた大地です。

更に進んだ先にミルフォード・サウンドの入り江が見えてきます。

【ミルフォード・サウンド】クルーズの旅

大型クルーズ船が停泊したミルフォードサウンドの風景
これからこのクルーズ船に乗り込みます

ミルフォード・サウンドの入り江に着いたらバスを降りてすぐにクルーズに乗船します。かなり立派なクルーズです。バス乗車時にもらったクルーズの乗船チケットを渡して乗り込みます。

◼️クルーズツアーがスタート

旅の見どころ#2  クルーズ船でフィヨルドを周遊するミルフォード・サウンドの絶景

クルーズ船上部から見たフィヨルドの風景
フィヨルドの風景

ミルフォード・サウンドは晴天率が低く雨や曇りが多い場所です。観光に行った日は幸運にも晴れていたので素晴らしい景色を堪能できました。

クルーズ船はゆっくりとフィヨルドを進んでいきますが海風がかなり強く、6月の真冬の時期なので体感温度は氷点下のような寒さです。

冬の時期に訪れる際は事前に下記荷物を準備することをお勧めします。

◼️冬のミルフォード・サウンドであると便利なアイテム

  • 防寒着: クルーズ船は風が強い
  • マフラー: 風が強いので首元の寒さ対策
  • 耳あて: 風対策に
  • 酔い止め薬: 船酔いする人
  • 雨かっぱ: 雨天や滝の水が降ってくる
  • 手袋(スマホ操作ができる手袋◎): あると便利
  • 使い捨てカイロ: あると便利

ミルフォード・サウンドは天候が変わりやすいため、冬場は突然雨や雪が降ったりします。

冬のツアーの参加の際は防寒対策を怠らないようにしましょう。私は手袋を忘れてしまい、指がかじかんでカメラの操作が大変でした。

フェリーに乗って湾内を観光しますが、船外は風が強いため防寒対策はしっかりやってください。カメラやスマホが飛ばされないように気を付けてください。

■ランチはクルーズ船の中で

クルーズ船内でいただいたサンドイッチと暖かい紅茶
サンドイッチをおいしくいただきました。

船が出港したらすぐに船内でランチタイムになります。バスでもらったも一つのチケットを渡してランチと交換します。船内にはコーヒーや紅茶が自由に飲むことができるステーションがあり、好きな場所で食事ができます。

ランチ中もクルーズは入り江を進んでいきますので、ランチは早く済ませてできるだけ早めに船上に行きましょう。

クルーズ船の甲板から見たミルフォード・サウンドの絶景

フィヨルドの壁に接近した迫力ある風景
フィヨルドの壁に接近して大迫力
岩の隙間から流れる滝
崖の至る場所から水が流れている

岩肌から水が流れ出ています。ミルフォード・サウンドは水源が豊かな場所だとわかります。

氷河の爪痕が色濃く残る巨大な岩山
要塞のような山

フィヨルドの絶壁は迫力満点です。氷河で大地を深く削り岩肌がむき出しになってます。クルーズが進む度に景色が移り変わり、見える地形もどんどん複雑になります。

絶壁の岩山から流れる出る滝
近くに接近することで滝のような飛沫がきます

岩壁からは滝が流れており、クルーズが接近するので迫力満点です。水しぶきが降りかかってくるのでカメラやスマホが濡れないように気を付けてください。

ミルフォードサウンドを泳ぐ野生のイルカ
野生のイルカ

入り江から離れた場所付近まで来ると野生のイルカを見ることができます。クルーズの旅は約90分くらいですが、フィヨルドの合間を進む航路は大変有意義です。

帰りはセスナ機で戻る

ミルフォードサウンドにある小さな空港の風景
帰りは飛行機で一気に帰ります

クルーズ後はクイーンズタウンまで小型の飛行機で戻らました。

バスだと来た道を4時間かけて戻るため、復路は空から一気に向かいます。帰りは空から帰ることで違った景色を楽しみながらクイーンズタウンへ戻ります。

これが非常に楽しく、スリリングなフライトでとても思い出に残る体験となります。

セスナ機から見る険しい岩山の風景
雪化粧された大地

山は雪が積もっており、この旅行の1週間前に降ったばかりとのことでした。雪と岩肌のコントラスが絶景でした。

セスナ機から見たニュージーランドの大地の風景
往路で通ったバスの道が見えます

離陸してからすぐに山を越えると、先ほどバスで停車したEglinton Valleyを上空から見えてきます。山脈の合間をバスで通ったことが空の上からよくわかります。

セスナ機から見たワカティプ湖と山の風景
大和ワカティプ湖の風景を空から見て優越感

山脈を越えると飛行機はWakatipu湖上空を飛行します。空の景色が反射して大変きれいです。

クイーンズタウン空港上空と奥にある街の風景
もうすぐ着陸態勢へ

途中幾度となく上下に揺れて大変迫力あるフライトでしたが程なくしてクイーンズタウンの空港へと着陸しました。フライト時間は40分くらいで夕方前に戻ることができて大変得した気分です。高い料金払った価値があります。

通常の往復バスより300NZドル高いですが、時間短縮と小型飛行機に乗って景色を楽しむことができるので、是非お帰りの際は小型飛行機で帰れるプランをお勧めします。

6月の冬の時期は17時前に日が暮れます。セスナ機で一気に戻れたのでその後は余裕のあるディナーとなりました。まさにTime is Moneyです。

旅の見どころ#3  40分のフライトで一気にクイーンズタウンへ、空から見るニュージーランドの風景

南十字星とマゼラン星雲|初めて見た南半球の星空

対角魚眼レンズで撮影した満天の星空
レンズに収まらなり切れない星空

ニュージーランドは自然豊かな場所で街明かりも少ないため、星空観測に最適な環境が整っています。

クイーンズタウンは山岳に囲まれた街のため、見晴らしの良い街の北側の山道がお勧めです。クイーンズタウンから車で20~30分くらいの所にある、コロネット・ピーク ロード中腹で星空撮影をしました。

クイーンズタウンからの星空
初めて見た南半球の星空

この日はあいにく雲が多くこれ以上晴れませんでしたが、雲の隙間から南十字星と大・小マゼラン雲を見ることができました。

ハッキリとしませんが、写真右下の地平線が若干赤く染まっており、おそらくオーロラなんじゃないかと思ってます。この日のオーロラ指数は大変弱かったので、ハッキリ見えることはなかったと思います。次回訪れる際は、天の川銀河と一緒に映るオーロラを撮りたいと思います。

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