#02 Travel Journal 旅行記

「フィジーの旅」1日目:デナラウ島に向かう

更新日:

フィジーは南半球にある大小300の島で構成された島国です。

赤道に近く、年中温暖な気候に恵まれています。

5泊6日の観光で初めてフィジー共和国に行きました。

ナンディ空港からデナラウ島へのタクシーの移動方法や、フィジー滞在1日目の体験談を交えて紹介していきます。

■フィジー旅行1日目の行程

  • ニュージーランドからフィジーのナンディ空港に移動
  • タクシーでデナラウ島へ向かう
  • ヒルトンホテルにチェックイン
  • リゾート内でディナー
  • 初日の星空撮影

ニュージーランドからナンディ空港へ

ニュージーランドからフィジーに移動しました。

クライストチャーチから飛行機でオークランドを経由し、乗り換えてフィジーのナンディ空港へ向かいました。

クライストチャーチからオークランドへ
オークランドからナンディへ
フィジーエアラインの全体像

クライストチャーチはフィジーへの直行便がなく、オークランドを経由します。オークランドは乗り継ぎが楽で、待ち時間やストレスなく移動ができました。

オークランドから4時間でフィジーのナンディ空港に着きます。時差はニュージーランドと1時間しか違わないため、ニュージーランドにとってフィジーは手軽に行ける観光地だそうです。

日本で例えると沖縄に行く感覚だと思います。

■フィジー航空の機内食

機内食

フィジー航空の機内食はこんな感じです。

もとからグリーンピースが苦手でしたが、結構な量が入っていたので全部完食するのに苦労しました。

改めて日本の航空会社の機内食のクオリティの高さに気づかされました。

常夏の島フィジー共和国に初上陸!

フィジーは通年暖かく、6月の真冬のニュージーランドとは真逆の気候です。

飛行機から出た瞬間に湿気と暑さでメガネが曇ってしまいました。

数時間前まで乾燥した真冬のニュージーランドでしたが、フィジーは湿度の高い真夏です。

初めて足を踏み入れる空港はとても新鮮でした。

最も印象的だったのが、入国審査前で現地の人がギターでフォークソングを歌いながら出迎えてくれる演出です。

フィジー流の出迎え方法にフィジーの文化を感じました。

フィジーの税関は厳しい!?食料持ち込みの際の申告はしっかりと

税関申告はどの国でも正確に行うことが鉄則ですが、フィジーの場合は抜き打ちの検査が多く、申告は正確に行う必要があります。

フィジー固有の動植物の生態系を守るため、特定外来動植物の持ち込みの取り締まりがかなり厳しい国です。

特にニュージーランドから来る観光客の持ち込みで一番検挙率の多いハチミツはフィジーでは持ち込み禁止になっており、私もニュージーランドで購入した『マヌカハニー』が持ち込み禁止の対象になっていました。

ニュージーランドのお土産で代表的な特産物は『ハチミツ』なので購入する観光客も多いと思います。ただし、もしそのままフィジーに入国する際は気を付けてください。

私が見た限りでは抜き打ちのチェックが3組に1組くらいの頻度でスーツケースを開けられてました。

もし、ハチミツを所持したまま入国する場合?

2つの選択を迫られるでしょう。

■その場で廃棄処分

文字通りその場で廃棄処分です。税関職員に回収されてそのままバイバイです。

■空港で保管料を払い出国まで保管

税関職員にお金を払い、出国日まで保管となります。

大きさや物量によって保管料が変わりますが私の場合、ハチミツ1ボトルに対し12フィジードル(約600円)を払いました。

保管料払うと『預かり書』の控えが渡されるので帰国まで無くさないように保管しましょう。

最初は英語がよくわからなくて上記の2択の説明がよく分かりませんでした。

観光が終わりフィジーから出国の際は所定の窓口に行き、『預かり書』を渡してハチミツを受け取ります。

その後は監視官に付き添われ出国ゲートに入るまで監視が続きます。

出国を偽ってフィジー国内に持ち込むことを防ぐための徹底ぶりです。

■税関での検査の風景

税関は1組ずつ進んでいきますが、かなりの高確率でスーツケースの中身を確認する抜き打ちチェックを行っています。

入国時、我々は事前にハチミツ所持の旨、申告書に記載をしていましたのですぐに荷物検査となりました。

前に並んでいた観光客が抜き打ち検査をされていましたが、職員3人に取り囲まれながらスーツケースの中身をチェックされていました。

我々のスーツケースも開けられましたが、中身をめちゃくちゃにされますので、きれいに戻すのが大変でした。

注意:フィジーに入国する際はハチミツなどの持ち込み禁止食材は前提として持ち込まず入国したい

フィジーで禁止されている持ち込み食材

  • 肉類
  • 卵類
  • 乳製品
  • ハチミツおよびハチミツ加工品類
  • 穀物・タネ類
  • ナッツ・スパイス・ハーブ
  • ドライフーズ・フルーツ缶詰類・野菜類
  • フルーツ・野菜類

当然のことですが持ち込む場合は正直に申告しましょう。申告せずに見つかった場合は重い罰金が科せられます。

フィジーの生態系や固有の植物や動物を守るため、観光で訪れる際はその国のルールをしっかりと遵守しましょう。

空港到着までにスマホを盗まれた

ナンディ空港内でスマホの盗難被害に遭いました。

完全に私の不注意でしたが、ニュージーランドから移動する際にスーツケースの中にスマホを入れたまま預けてしまい、荷物を受け取る前の過程でスーツケースを開けられ、スマホの盗難被害に遭ってしまいました。

海外の口コミを見るとナンディ空港での盗難はよくあるようです。

結局は働いている職員のモラルの話なので何とも言えませんが、フィジーのセキュリティーは先進国に比べるとまだ改善の余地がありそうです。

自分の身は自分で守りましょう。

ちなみに、日本に帰国してから盗まれた携帯電話の最新の位置情報はナンティ空港でした。

【フィジーのタクシー事情】- タクシー料金に注意!?

ナディ空港からデナラウ島まで

ナンディ空港からの移動はタクシーが主流ですが、先進国と違いタクシーの乗車は結構大変です。

初めてフィジーを観光する際はフィジーのタクシー事情を予め知っておいた方がよいです。

なぜなら高確率でぼったくられるからです。

更にフィジーのタクシー文化は衝撃の事実がありました。それは、

■タクシーに料金メーターが存在しない

まず、これがびっくりでした。空港に居るフィジーのタクシーは料金メーターを導入していない確率が高いです。

乗る前に行先を伝え、料金交渉をする必要があります。

もちろんメーターがついているタクシーもあるようですが、まだまだ導入しているタクシーが少なく、言い値で決めるタクシーが多いのが現状です。

実際にフィジー滞在中に3回タクシーに乗りましたが、その全てのタクシーに料金メーターが導入されていませんでした。

荷物をピックアップして空港の出口付近に向かうと、観光客をカモにするタクシーの運転手たちが待ち構えています。

我々も早速声をかけられました。空港出口を抜けると必ず声をかけられます。

タクシー利用の際に行き先、金額をしっかりと確認してタクシーに乗ります。

時間に余裕があれば、メーターの付いているタクシーを見つけてください。

目的地までのおよそのタクシー料金を検索できるサイト

外国のサイトですが、タクシー料金照会 にて目的地の住所を入力するとおよそのタクシー料金が出てきますので料金交渉する際の参考になるかと思います。

私は空港からデナラウ島にあるヒルトンまで、片道30フィジードルで料金交渉をして向かいました。

フィジーの公用語は英語ですので、必要最低限のタクシー交渉の際の英語はフレーズで覚えていた方がよいです。

  • デナラウ島までいくらですか? / How much does it cost to Denarau Island?

タクシードライバーが最初1人30ドルと吹っかけてきましたが、結局2名で30ドルで交渉しました。

フィジー滞在中に何度かタクシーを利用しましたが、最初の料金提示はすべてにおいて吹っ掛けた高い料金を提示してきました。

一人いくらではなく、知りたいのは片道の金額です。

タクシー運転手に人数で料金が変わると説明されたら確実にぼったくりです。別のタクシーに乗りましょう。

言われるままだと、通常の2倍、3倍の金額を支払うことになるので気を付けてください。後でよく調べたら空港からデナラウ島まで実際は20ドル以下の相場でした。。

フィジーのお札

タクシーの中でお札を用意。7ドル札というものがあることに驚きました。フィジーのタクシー事情を垣間見た貴重な体験でした。

デナラウ島にあるヒルトン・ビーチリゾート&スパ

リゾートの受付

宿泊施設のヒルトンフィジーにやっと到着しました。ハチミツ事件やタクシーの料金交渉やらで結構疲れました。

リゾートのエントランスの南国の風景は安心しますね。フィジーは目的地まで自力で行くのが結構大変です。この時ばかりはツアーで行きたいと感じました。

お部屋のリビング
洗面台

部屋も広くバルコニーから海へ出ることができました。あと1時間早くついていれば夕日が海に沈む瞬間が見れたと思います。

日没風景

海岸の夕日の風景です。ヒルトンフィジーは海岸に沿ってリゾートが造られています。かなり広い敷地面積があるので、カートを呼んで部屋まで移動しました。

プールサイド

夜のリゾート風景です。

シーフードパスタ
エビの何かの料理

フィジーの料理の味付けは質素で日本人には少し塩気が物足りないと感じるかもしれませんが、素材の味を楽しみましょう。

またメニューを見る限りフィジーには辛い料理はあまりないようです。

フィジーの星空、天の川がよく見えます

フィジーは南緯17.8度で赤道に近い場所にありますが、日本とは違った南の星空を見ることができます。この南緯だと時間帯によってマゼラン星雲や南十字星が見えます。

南半球側の星の動きは北半球と違うため、方角や星の動きが読みにくいですが、フィジーでようやく感覚を掴んできました。

フィジーの大気は思った以上に鮮明で星空がはっきり見えることに驚きました。

テカポは標高700メートルほど高地でしたが、フィジーは海抜0メートルでもかなりハッキリと天の川が見えました。

おそらく、南半球は北半球に比べて塵などの大気汚染物質が少ないのだと思います。

そのため海抜0メートルでもこれだけの星が見えます。空気の透明度も高いため、昼間の紫外線量も北半球より多いということも納得できます。

ビーチと天の川

宿泊したヒルトンフィジーの敷地で撮った星空風景です。全体的に光害が目立ちますが、それでも写真上部はハッキリと天の川銀河を捉えています。

気温は27度近くで空気が揺らぎますが、それを感じさせない描写でした。

翌日は離島のマタマノア アイランド リゾートへ行きます。光害もなければより空気も澄んでいるので、この日撮影した星空の写り具合で翌日はさらに期待が高まります。

フィジーは盗難が怖く、撮影中は常に近くでカメラを見張りながら星空を眺めていました。

翌日は朝からフェリーで離島へ向かうのでこの日は早めに星空撮影を切り上げました。

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