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これがMonument Valley Scenic Drive の全容!|モニュメント・バレー

更新日:

モニュメント・バレー(Monument Valley)の中心を車で自走しながら様々な形のモニュメントを巡る『Monument Valley Scenic Drive』または通称『Valley Drive』が人気です。

一般車であれば行くことができますが、無計画で行くと思わぬ事故やリスクが伴います。

この記事ではモニュメント・バレーにあるNavajo Tribal Park(ナバホ族公園)内にあるValley Drive(バレー・ドライブ)の概要、ドライブ内で見れる各スポット、安全に楽しむ為に知っておきたい予備知識をまとめました。

Monument Valley Scenic Drive (Valley Drive)とは?

Monument Valley Scenic Driveの風景

Monument Valley Scenic Drive(以下:Valley Drive)はMonument ValleyにあるNavajo Tribal Park(ナバホ族公園)内にある、約17マイルのオフロード地帯です。

ナバホ族の聖地となる中心部をオフロードが通っていて、道路沿いに点在している11カ所の様々なモニュメントや風景が眺められます。

モニュメント・バレーはナバホ族にとっての『聖地』ですが、Valley Driveは彼らの聖地となる一部のエリアを完全オフロードで走行しながら様々なスポットを巡る人気の観光スポットになっています。

Valley Drive(バレー・ドライブ)はThe View Hotelより北側を出発地点に、途中から一方通行で円を描くようにループする全長17マイル(約27㎞)の未舗装路となっています。

どの車でもScenic Driveを走行できるか?

一般的な自動車であれば車種問わずバレー・ドライブを走行できますが、4WDまたは車高のあるSUVタイプが推奨されています。

車のタイプ説明・補足
4WD(AWD)4輪駆動車
High Clearance Vehicle またはSUV車高のある車またはSUVタイプ

未舗装路は乾いた砂と岩が混じっていて、一部の道は鋭利な岩が突き出たり、でこぼこした悪路になっています。

4WD(Four-wheel drive)とは4つの車輪に駆動力を伝えた車タイプです。

どの車輪にも駆動力があるため、オフロードで溝にハマったり、滑りやすい坂道を登る際は安定力と大地を進む力に長けています。

最近ではAWD(All Wheel Drive)とも呼ばれることもありますが、すなわち4WDと同じです。

一方、High Clearance Vehicleとは地面と車体が離れた車高のある車を意味しています。

このタイプは4WDタイプのように全車輪に駆動力を持つ・持たない問わず車高がある車ですが、代表的なタイプにSUV(Sport Utility Vehicle)があります。

SUVタイプは車高があり、馬力も備わったタイプが主流でValley Driveの走行に最適です。

推奨以外の車も行けますが、車の底をこすったり途中で車体がハマったりパンクなどのリスクがあります。

特にアメリカの国立公園巡りでレンタカーを借りる場合は4WDかSUVタイプが望ましいですが、なぜかは別記事『海外旅行で借りるレンタカーは何故4WDやSUVを選んだ方が良いのか?』を参照してください。

Monument Valley Scenic Drive沿いにある12のスポットを巡る

実際にValley Driveを走り、12カ所とその他道中にあるすべてのスポットを回ってみました。

Monument Valley Scenic Driveのルート

上のルート図より、それぞれの場所から見えるスポットを記しました。

現地の情報や入園時に入手したパンフレットと照らし合わせましたが、情報に誤差があり違和感があったので、上のルート図ではその違和感を自分なりに検証して修正を加えています。

  1. West Mitten Butte
  2. Merrick Butte
  3. Elephant Butte
  4. The Three Sisters
  5. John Ford's Point
  6. Camel Butte
  7. The Hub and Rain God Mesa
  8. Totem Pole & Sand Spring
  9. Totem Pole & The Cube
  10. Navajo Code Talkers Outpost (Artist Point)
  11. The Thumb
  12. North Window Overlook

■Valley Driveの入り口の光景

この道を右折したらScenic Driveの始まり

The View Hotelから北に道なりに進んだ先にStopの看板が見えてくるので、右手に進むとValley Driveが始まります。

トイレや十分な水を準備してから進みましょう。

①West Mitten Butte(ウエスト・ミトゥン・ビュート)

West Mitten Butte

出発地点から蛇行した坂道を下った先に、最初のビューポイントがあります。

ここではモニュメント・バレーの代表的な3つのビュートがよく見え、West Mitten Butteを正面にワイドオープンな視界が広がっています。

3つのビュートが連なるパノラマ風景

足元からビュートを眺めるため、空に突き出た3つのビュートの高さが印象的です。

左側の奥にある『Sentinel Mesa / センチネル・メサ』もパノラマ風景によく溶け込んでいます。

②Merrick Butte(メリック・ビュート)

Merrick Butte

①から約400メートル進んだ道路左側にMerrick Butteがよく見えるポイントがあります。

ここから眺めるMerrick Butteの大きさは思ったより小さく感じるかもしれません。

なぜならこのポイントからMerrick Butteの中心まで直線距離で約1,000メートルも離れているからです。

しかしながら実物は想像以上に大きく、ビュートは付け根部分から横幅700メートル、高さは300メートルもある巨大な構造をしています。

Merrick Butteの名前の由来は1880年に銀鉱夫だったJack Merrickがインディアンに殺されたことから名づけられています。

Merrick Butteは左右対象の美しい形をしていて、モニュメント・バレーを象徴するモニュメントの一つです。

ちなみにこの場所から見るとEast Mitten ButteはMerrick Butteの真後ろにあり完全に隠れてしまいます。

③Elephant Butte(エレファント・ビュート)

Elephant Butte

②のポイントから約1キロほど進んだ道路右側にElephant Butteが見えるスポットがあります。

ここから見るビュートの形が像(Elephant)に似ていることから名づけられました。

岩の右側に像の顔(鼻)があり、像が横向きに見えますでしょうか?

ビュートまでの直線距離は約1,000メートルでこの先の道路の方がビュートに最も近くなります。

しかし、この道の先は少し道が下がるためElephantの形が見え辛くなります。

そのため、この場所がElephant Butteが最も綺麗に見えるポイントになっています。

ちなみにこの周辺以外の角度だとElephantに見えません。

また、ビュートの中でも体積が大きく、上から見た形は長方形でMerrick Butteの2倍の大きさがあります。

④Three Sisters Viewpoint(スリー・シスターズ・ビューポイント)

Three Sisters(望遠レンズで撮影)

バレードライブを走っていると遠くからでも3つの柱のモニュメントに気づきます。

一番左の柱が修道女のように見え、弟子2人と向き合っているような姿からThree Sistersと名付けられています。

このポイントからモニュメントまでの直線距離は約1,500メートルで、次のポイントである『John Ford’s Point』が最も近くで見ることができます。

上の画像は望遠レンズで撮っていますが、実際見ると小さく感じます。

時間が限られている方はわざわざ④の場所で停まらず、⑤に進みましょう。

私もなぜこの場所がビュースポットになっているのかよくわかっていません。

⑤John Ford’s Point(ジョン・フォード・ポイント)

John Ford Point

John Ford’s Pointはシーニックドライブの中で最も有名な場所で、絶対に外せないスポットです。

突き出た先端の崖からモニュメント・バレーの広大なパノラマがとても壮観です。

この場所はアメリカで有名な映画監督兼俳優のJohn Fordが映画で採用した風景で、とても思い入れのある場所だったことから、名付けられました。

John Ford Pointのパノラマ風景

ここから見る赤茶けた大地と地平線まで続く荒野の光景が素晴らしく、映画やCMなどの撮影スポットになっていて、特に西部劇では定番の場所です。

恐らく、バレードライブに行く一番の目的となる場所で、唯一無二のフォトスポットです。

崖の先端に行き写真撮影ができます。

風が強いので落ちないように気をつけてください。

■Merrick Butteの大きさがよくわかる

John Ford Pointから見えるMerrick Butteとバレードライブの風景

John Fort Pointから眺めるとMerrick Butteの大きさがよくわかります。望遠レンズで撮ると道路に対してビュートの大きさが比較でき、いかに巨大なモニュメントであることが分かります。

■Three Sistersが最もよく見えるポイント

John Ford Pointから眺めるThree Sistersの光景

実はJohn Ford Pointにある駐車スペースからThree Sistersがよく見えます。

真正面に見えるので、先ほどの④の場所から見なくてもここの方がよく見えます。

⑥Camel Butte Point(キャメル・ビュート・ポイント)

Camel Butte

John Ford Pointからバレードライブを進み、十字路に差し掛かった場所に駐車が出来る広場があります。

Camelとは英語の『ラクダ』という意味で、ビュートの形がラクダのような姿をしていることから名づけられています。

ビュートの左側に頭がありラクダの全体像が見えます。

背中のコブのような凹凸のあるシルエットがラクダのようです。

ビュートの浸食が激しく、崩れた砂岩が足元に堆積しているのが分かります。

現在はビュートですが、今後更に浸食が進むとThree Sistersのような柱の姿になります。

⑦The Hub(ザ・ハブ)

The Hubの看板

十字路からループに入り1.8㎞ほど進んだ道路の右側に突然『The Hub』の看板が見えてきます。

看板の方角を眺めても広がる荒野しかなく、何がHubなのか説明が無くわかり辛いです。

The Hub

Hubとは車の車輪の中心パーツや中核を意味していますが、看板の奥、約1.6㎞離れた場所に『Wagon Wheel Butte』があります。

浸食がより進んでしまったのか、他のビュートと比較すると背の低いビュートのように感じます。

かなり遠くに見えますが、「Wagon Wheel = ワゴン車の車輪」と言う名称なので車輪の歯車を表すHubという名称が付いたスポットであると推測しています。

■看板の反対側にある『Rain God Mesa』を眺める

Rain God Mesa

Hubとその周辺も素晴らしい景色ですが、看板の反対側にそびえ立つ『Rain God Mesa』も迫力があります。

ループドライブに入ると常に左側にある大きな絶壁で、高さは150メートル以上もあります。

「雨の神様」と名付けられたメサはモニュメントバレーの中心にあり、昔より信仰の対象になった岩山です。

推測ですが、雨が降った際は水がメサの壁を伝いながら流れ込むため、その名前が付いたのかもしれません。

また、砂漠地帯のモニュメント・バレーでは貴重な水源の場だったのかなとも推測します。

⑧Totem Pole & Sand Spring(トーテム・ポール / サンド・スプリング)

Totem Pole

The Hubの看板から一方通行を道なりに進むと、右側に分岐した小道が見え、進んだ先にTotem Poleが眺められるポイントがあります。

ここから直線距離1.7km先にトーテムポールがよく見えます。

モニュメントの背景が空になるため、柱がはっきり見えます。

ビュートの侵食が進み、Spireと呼ばれる先端が尖った形状になっていて、インディアンの風習である柱状の木造彫刻のような姿をしていることから名付けられています。

ここから見るビューポイントはSand Spring(砂の泉)という名称もついていますが、Sand Springはバレードライブ 上では眺めることができず、現地ツアーやナバホ族の同行なしでは行けない場所のようです。

Totem Poleはその次のポイントでも見えるので、時間に限りがある場合はこのポイントへは立ち寄らず次の⑨のポイントを目指しましょう。

⑨Totem Pole & The Cube(トーテム・ポール / ザ・キューブ)

⑧のポイントを少し進んだ先にTotem PoleとThe Cubeが眺められる場所があります。

⑨の場所から見えるTotem Pole(望遠300㎜)

⑧の場所からでも見えますが、この場所からでもTotel Poleがよく見えます。

綱らる柱を横側から眺められるのでより全体像が分かります。

距離がある為、撮影する際は望遠気味で撮りましょう。

■The Cubeは目の前まで行ける

The Cube

同じ場所に一際目立つ大きな立方体をした砂岩があり、『The Cube』と呼ばれています。

岩の足元まで近づき直接手で触れることができ、バレードライブで最も近い場所で楽しめるスポットになっています。

実際に私が写っていますがかなり大きな岩でその大きさにびっくりすることでしょう。

元々この大きな砂岩のThe Cubeは『Spearhead Mesa』の先端付近が浸食で崩れてこの場に留まった姿です。

⑩Navajo Code Talkers Outpost (Artist 's Point) /(ナバホ・コード・トーカース・アウトポスト)

Navajo Code Talkers Outpostから眺める風景

Valley Driveのループをぐるりと回り北東の方角にあるビュースポットです。

ここではモニュメント・バレーの中心から外側に広がるワイド・オープンなパノラマ風景が望め、風景画やポストカードなどにもなりそうな光景で、『Artist’s Point』とも呼ばれていました。

モニュメント・バレーを象徴するビュートの美しい光景

現在この場所はNavajo Code Talkers Outpostと呼ばれていますが、Navajo Code Toakersとは第二次世界大戦中にアメリカ軍が日本軍に機密情報を悟られないようナバホ族の言葉で暗号通信を行った背景があり、その名残の地で付けられています。

このあたりの道路は特に状態が悪く、車高の低い車はむき出しの岩で車体が擦れる可能性があります。

そのため、4WDやSUVは難なく行けますが、それ以外の車でアプローチする場合は少し手前で車を停めて歩いて展望エリアに向かうと良いでしょう。

⑪The Thumb(ザ・サム)

■The Thumbの前にある『Cly Butte』について

Navajo Code Talkers Outpostからループドライブに再び入り、少し進むと右側に『Cly Butte』が見えてきます。

Cly Butteの風景

ここまでで、数々のビュート見ていると人の「慣れ」は怖いもので目の前に新しいビュートが見えても何も感じなくなってきます。

Cly Butteはオフロードの右側にありますが、駐車スペースがなく車の中から眺めることになります。

Cly Butteは道路沿いにさりげなく看板があり、しっかりとした佇まいですが密かに主張しています。

『Cly Butte』のCLYとは人の名前でナバホの人物名です。要するにClyさんです。

ナバホ族で有名な祈祷師(シャーマン)であったClyさんが亡くなった後、Clyさんの生前の功績を称えこのビュートの足元に埋葬されたことで名づけられています。

モニュメントとは記念碑なので、偉大な方の言わば墓標のような位置づけにもなっているようです。

■The Thumb

The Thumbの光景

Cly Butteを越えて500メートル程進むと右手に『The Thumb』が見えてきます。

手前で右折した先が広場になっていて、車を停めて目の前でその特徴的な岩を眺めることができます。

Thumbとは『親指』でまさに砂岩が親指に見えることから名づけられていますが、先ほど紹介した『Camel Butte』の裏側に位置し、Camel Butteの一部が浸食で孤島のようになった姿です。

浸食が進行するといつか根元から倒れてしまいそうな雰囲気です。

⑫North Window Overlook(ノース・ウィンドウ・オーバールック)

駐車できるスペースからみたNorth Windowを象徴する光景

上の画像はThe Thumbの手前にある広場から見た光景で、北側を眺めるとNorth Windowの光景がよく見えます。

右手に『Cly Butte』、左手に『Elepahant Butte』があり、両サイドを窓に見立て、その間の奥にモニュメント・バレーの光景が見えます。

North Window(望遠レンズ)

窓枠の中心には『East Mitten Butte』(右側)と更に遠くにある『Bear and Rabbit Summit』(左側)が見えます。

The Thumbから500メートル程北に進むと最終ポイントの『North Window Overlook』に辿り着きます。

North Window Overlookから見た光景

この場所から眺める光景がとても素晴らしく、手前にあるElephant Butteの足元に崩れた岩肌を先頭に、奥に続くEast Mitten Butteと地平線にあるBear and Rabbit Summitがとても遠近感のある光景です。

どこまでも続くモニュメント・バレーの広大さを感じることができるベストスポットです。

パノラマ風景

モニュメント・バレーはEast Mitten Butteを境目に、右側は平らな荒野が地平線まで続いています。

この場所はモニュメント・バレーの雄大さを肌で感じると共に、どこか物静かな雰囲気も併せ持つ不思議な場所です。

人がいなければ聴こえてくるのは荒野を切る風の音のみで、周りは赤茶けた大地だけの僻地です。

オフィシャルで最後の風景ポイントであるNorth Window Overlookはまさに最後の光景にふさわしい場所でした。

Monument Valley Scenic Driveに行く前に知っておきたい予備知識とは?

Monument Valley Scenic Driveを体験する前に知っておきたい予備知識をまとめました。

行く前にしっかり準備をすることで、安全に楽しく回ることができます。

また、いくつか大事なルールもある為、尊敬の念の抱きながらこの地に足を踏み入れてください。

モニュメント・バレーの全体の概要についてはMonument Valley(モニュメント・バレー)とは?概要|Navajo Tribal Parkを参照してください。

■Valley Driveは一人8ドルの入園料を払わないと入れない

Monument Valley Scenic DeiveはNavajo Tribal Park内にあり、入場口で一人8ドルの入園料が掛かります。子供も同じ額を徴収されますが、賛否あるようで今後子供は無料になるケースもあるかもしれません。支払い方法はクレジットカードのみです。VISA、AMEX、Masterあたりを持っていると無難です。

■Valley Driveの滞在時間は3時間は見たほうがよい

全てのポイントしっかり回ると移動時間も含めると3時間くらい掛かります。最近は人気の観光スポットとなり、たくさんの車やツアー車で渋滞が発生することもあるので、時間に余裕を持って行きましょう。

■制限速度は15マイル

制限速度は15マイル

未舗装道路の制限速度は15マイル(24㎞)でそれ以上の速度はオフロードではタイヤのパンクや車体の損壊、バランス不足による横転のリスクが高くなります。また、速度が上がると砂煙が舞いやすく他の観光客に迷惑が掛かるので制限速度を守って安全に走行してください。

■適した車種は?

最適な車種は4WDやSUVタイプです。車高の低い一般車でも行けますが走行中は常に細心の注意を払い無理なく進む必要があります。車の破損やレンタカーの保険を気にしながらの走行は精神的にも良くないので、この道を走るならそういった心配が不要な4WDか車高のあるSUVタイプがお勧めです。

■一般車で行く場合の注意点とは?

色々な事情がありますが一般車で行く場合は以下の点に注意して行きましょう。

  • 制限速度は15マイル以下で行く(サスペンションの負荷を抑え車体の底の接触を減らす)
  • タイヤが薄いため中央を走る(両端は鋭い岩が多く、タイヤのパンクのリスクが高い)
  • 少しでも粗い場所があればそれ以上は行かず、停めて歩いて行くこと
  • オフロードでの自損事故も対応できる保証のしっかりした保険や保証プランに入る

■営業時間は?

オフィシャルHPでも情報が最新ではありませんので、注意深く確認が必要ですが、Valley Driveは8 A.M.から5 P.M.までで走行可能です。

Valley Deriveの最終入場は2:30 P.M.のようですが、時期や状況によっては営業時間は変わります。

11月下旬のThanks Giving Dayやクリスマス、年末年始は公園自体が閉園しているので、この付近の時期に行く場合は注意しましょう。

■お勧めの時間帯は?

自走で行く場合、おすすめの時間帯は観光客が少なめの朝から午前中がお勧めです。

■Valley Driveに行く前にトイレと水の携帯を忘れずに

Valley Drive内にも仮設トイレがJhon Ford Point付近にありますが、一度入場したら3時間は出られないので手前にあるThe View Hotelでトイレ休憩をしてから行きましょう。

仮説トイレ

また、事前の準備として最低限一人500mlの水2本は車に積んで行きましょう。通年乾燥した砂漠気候で夏場は気温も上昇するので常に水分補給を心掛けましょう。

■Valley Driveは砂ぼこりがひどい

砂ぼこりがよく発生する

道路は歩くだけで砂ぼこりが発生します。その他にも走行時や風の影響でも砂ぼこりが発生します。

■ガソリンは残量が半分以下なら給油した方が良い

Valley Driveは1周約17マイルですが、速度が15マイル以下により走行中の燃費が悪く、想定以上にガソリンの減りが激しいです。特に4WDや大型のSUVタイプは燃費が悪いので、ガソリンの減りには十分に注意しておきましょう。Navajo Tribal Parkは一度出ると再入場で都度一人8ドルの費用が掛かるので、入園前にガソリンは十分入れてから行きましょう。

■指定された以外の道は走行禁止

モニュメント・バレーはナバホ族の聖地でMonument Valley Scenic Drive以外は走行が禁止されています。故意に指定した場所以外に入ると罰則の対象になったり逮捕されます。

■モニュメント・バレーは情報は正確ではない

モニュメント・バレーの情報は統一感が無く情報も微妙に異なります。運営方法が仮に変更されていても情報が修正されていないケースもあります。心構えとして営業開始や終了時間の正確な情報は無理して追わず極端な時間でない限りは当日行って困ることはないでしょう。

■荒天の際は道路が閉鎖されることがある

オフロードは雨や水に弱く前日に雨が降ると道路がぬかるみ、翌日でもValley Driveが封鎖されることがあります。雷雨の日は年間通して少ないですが事前に前後の天候は確認しましょう。

■自走するかオプショナルツアーのどちらが良いか?

自走がお勧めです。一人8ドルのみで自由に回れるからです。

一方、オプショナルツアーは通常行けない場所へのアプローチやガイドが付いているため安心ですが、一人当たりの費用が高く自由度はありません。また、一度オプショナルツアーでいきましたが荷台に乗る為、横揺れが激しく、冬は寒く夏は暑いなど環境の変化も影響を受けます。また砂ぼこりが荷台に乗っていると直接降りかかるので、カメラのレンズには注意が必要です。

まとめ

Monument Valley Scenic Driveはモニュメント・バレーの中心に入り様々なモニュメントを巡る全長17マイルの未舗装路です。

自走してオフロードを進む楽しさや、行く先々で眺める様々な形に見えるモニュメント巡りは最高のアクティビティになることでしょう。

一般車であれば行けますが4WDや車高のあるSUVタイプで行くとより安定した走行ができストレスなく楽しめます。

一部はナバホ族しか入れない聖域もあるため十分にルールを守ってモニュメント・バレーの風景を体験いただければ幸いです。

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