フィジーを旅行するなら、離島で滞在することを強く進めます。理由は明確で、海の透明度が高く、美しい砂浜の近くで優雅なリゾート気分を存分に味わえるからです。
この記事ではフィジー本島にあるデナラウ島から高速フェリーに乗って『マタマノア アイランド リゾート』への移動までを紹介していきます。
■フィジー旅行2日目(前半)の行程
- ヒルトン・フィジービーチ・スパ & リゾートからデナラウ港へ(シャトルバス)
- 高速フェリーでマタマノア アイランド リゾート上陸
- リゾート散策(散歩)
マタマノア アイランド リゾートに3泊する
フィジー滞在2日目は離島の『マタマノア アイランド リゾート』で3泊しました。ナンディ地区にあるデナラウ港から高速フェリーで離島を目指しますが、フェリーの移動も見どころの一つです。
■離島の宿泊料金は割高
フィジーには大小の島が300以上あり、すべての島を合わせてフィジー共和国となります。
フィジーの離島は本島よりも圧倒的に海がきれいで島全体がプライベートビーチとなっているので特に観光客に人気です。そのため離島の宿泊料金は本島より割高です。
ヒルトンリゾートからデナラウ港へ
マタマノア アイランド リゾートは離島のため、デナラウ島にある『デナラウ港』から出発するに乗って向かいます。
デナラウ港があるデナラウ島周辺にはリゾートホテルがたくさんあり、クルーズで離島に行く予定がある場合は、デナラウ島にあるリゾートホテルに前泊することをお勧めします。
意外とデナラウ島は広く、今回宿泊したヒルトンフィジービーチリゾート&スパから港まで片道1.6㎞もあります。スーツケースなどの荷物があると港まで歩くのは困難です。
デナラウ島のリゾートに泊まるメリット:各リゾートから無料のシャトルバスに乗る
デナラウ島にあるリゾートに宿泊すると、デナラウ港まで無料のシャトルバスに乗ることができます。
大変便利で離島に行く場合に前泊としてリゾート内のホテルに泊まることを勧めます。
デナラウ島にあるリゾートは他のエリアのホテルと比べると少し料金が高めで、遠い場所のホテルと比べ1万円ほど割安になります。
しかしながら、デナラウ島以外の遠いホテルは結局デナラウ港までタクシーで行くことになり、時間とお金が掛かるので少し料金が高めでもデナラウ島周辺の宿泊施設に泊まることを勧めます。
離島へ行くための高速船のチケットを事前購入する
マタマノア アイランド リゾートへはデナラウ港から出航するフェリー船で向かいます。マタマノアリゾートの予約が取れたらまずは最初にクルーズ船の往復チケットをオンラインで購入しましょう。
今回、South Sea Cruisesというクルーズ会社で事前にチケットを購入しました。オンラインで購入した時に受け取る予約確認書(Reservation confirmation)を事前にプリントして旅行に持っていきます。
■一人当たりの金額
往復で1人当たり約400Fijiドル前後が掛かります。※燃料費高騰や時期によって値段は前後します。
当日デナラウ港のチケットカウンターで乗船チケットを購入することもできるようですが、満席で購入できない場合があるのでオンラインで事前に購入するようにしましょう。
リゾートの予約ができても高速船の予約が出来なければ、離島に行くことができないので気を付けてください。
デナラウ港の様子
デナラウ港の内部の風景です。朝9時頃でしたがすごい人だかりでした。
室内中央にそれぞれのチェックインカウンターがあるので、事前に控えていた予約番号または印刷物を見せてチケットを発券します。
様々な離島へ向かう経路の異なる船が無数にあるので、自分の行き先をしっかり伝えましょう。
写真奥側に荷物を預けるカウンターがあるので、チケットを発券したら荷物専用カウンターに預けます。預ける際に行先の島の名前を伝えましょう。
■チケット予約、発券、乗船までの流れ
- 離島の宿泊予約をオンラインで済ませる
- 離島行きのクルーズ船の予約を済ませる(今回はSouth Sea Cruisesで事前予約)
- 各リゾートから出ている無料のシャトルバスでデナラウ港へ
- South Sea Cruisesの受付カウンターでチケットを発券
- 荷物を預けるカウンターで行先(今回でいうとマタマノア アイランド リゾート)を伝える
- 離島行きの乗り場に向かう
ニュージーランド旅行からの荷物が多いため、二人でスーツケース3つとドラム缶バック1つの大荷物でした。
港には似たようなクルーズ船がいくつもあるため、手違いで別の船に乗せられないかすごく不安でした。
荷物を預け終えると出港時間までしばらく待ちます。
港で彷徨っていると職員さんが話しかけてくれて、クルーズの場所を教えてくれました。
デナラウ港は世界中から観光客が集まってきますが右も左も分からないことが多いため、現地のフィジー人が親切に助けてくれます。
困っている観光客や周りをキョロキョロしている人はすぐに声かけられるので助かります。
デナラウ港からマタマノア アイランド リゾートまで
デナラウ港からマタマノア アイランド リゾートまでクルーズ船で1時間30分で着きます。
クルーズ船は途中に点在する離島を経由しながらマタマノアを目指していきます。
デナラウ港からはいくつも運行ルートがあるので、絶対に乗り間違えないようにしましょう。
乗船が始まり、誘導されながら船に乗り込みました。
5分ほど待っていると、カートに積み上げられた荷物たちが遅れてやってきました。荷物がちゃんと自分たちの船に運び込まれるか心配でした。
幸いにも私達の荷物を確認できました。荷物は一番下にあったので、重いスーツケースの下敷きになっており、大事なカメラ機材が入ったスーツケースがつぶれてました。
他の乗客達も自分たちの荷物がちゃんと船に積み込まれているか心配していました。
◼️デナラウ港を出発
高速クルーズは50人以上が乗れる大型船で、揺れが少なく安定感がありました。スピードのある力強い高速クルーズです。
今回乗船したクルーズの航路は黄色い点線のルートになります。左端にあるMatamanoaが今回目指す離島です。
その右下にMana(マーナ島)があり、日本人観光客に人気のリゾートです。6月の時期でもマーナ島は3泊で35万くらいします!とてもじゃないけど払えないので今回は断念しました。
日本人オーナーが経営しているので、滞在中は日本語ができるスタッフがいたり、そういう付加価値もあって料金が高いのかもしれません。
今回向かうマタマノアは日本人の観光客がほとんど利用しないリゾートになります。
■各離島に船が停泊しながら進む
経由する途中の離島で利用客の乗り降りが行われます。島間の移動はクルーズのみで唯一の交通手段です。
離島を去る観光客を乗せた小さな船がクルーズに接近し、これから離島へ滞在する観光客と入れ替わります。この乗り降りの作業をそれぞれの離島で行いながら各島を経由します。
しばらく進むと「トコリキ・アイランドリゾート」に到着しました。
当初はトコリキに滞在する予定でしたが、トコリキはビーチの砂浜が少なく、砂浜に大量の藻や海藻が打ちあがるといったレビューが多かったため、シュノーケルをする際に支障が出ることを懸念し今回はマタマノアにしました。
旅の口コミでも「施設は大変良いがSeaweedが海岸に大量にあって・・・」的な海外のコメントも多かったので、砂浜の多いマタマノアにしました。次回行く機会があれば行ってみたいリゾートです。
デナラウ港を少しでも離れると海の透明度が格段に上がります。海の色が見たことのない青さでびっくりしました。
しかしながらスーツケースを運ぶ小型ボートが頼りなさ過ぎて心配でした。ボートから荷物が落ちそうでかなり心配しました。雨が降っている場合は、荷物はずぶ濡れですね。
トコリキ・アイランドリゾートを過ぎれば最終目的地のマタマノア アイランド リゾートです。ひょうたんのような形をした島です。
島の目の前まで来ました。海の透明度も半端なく、他の観光客も身を乗り出しながら写真を撮っていました。
マタマノア アイランド リゾートへついに上陸!
大型船は島に近すぎると座礁してしまうため、少し離れた場所に停泊し小型ボートで島に上陸します。
船内アナウンスで島の名前が呼ばれますが聞き逃さないようにしましょう。
どの島もそうですが、実際に行く島がどれかわからないので船内のアナウンスにはしっかりと耳を傾けてください。島の形を事前に確認しておくといいかもしれません。
しばらくするとマタマノアアイランドリゾートをチェックアウトした宿泊客が乗った小型ボードが船にやってきて、私たちと入れ替わります。
小型ボードに乗り込んだ時の写真です。流石にこのサイズになるとかなり揺れます。乗り込む人によって体重が違うため、船員さんに体重のバランスで座る場所を指定されます。偏ったら転覆します。この時点でテンションMAXです!
小型ボートから撮った海の写真です。海の透明度が高すぎて海底がはっきり見えました。とんでもない海の色をしています。
あまりに綺麗すぎてショックでした。比較しちゃいけませんが日本で見る海と全然違いました。
マタマノアでは島の砂浜で待機しているホテルスタッフがウェルカムソングで私達を出迎えてくれます。
一人だけ民族衣装を着た背の高い男性がいますが、石斧をもって練り歩いてます。私たちはこの男性を「島のヌシ」と呼ぶことにしました。
上陸する時は必ず足が海に浸かるので、乗船時から濡れてもよいサンダルに履き替えておきましょう。
11時頃にマタマノア アイランド リゾートに無事に上陸できました。