#02 Travel Journal 旅行記 ■グランドサークルについて

13泊で巡るグランドサークル旅行記|帰国・旅の総まとめと走行距離・統計データ

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13泊で巡るグランドサークルも終わりを迎えました。

数々の場所を車で走り、数千キロを走った辿り着いた場所はどれも印象に残る体験でした。

ラスベガス早朝出発と帰国フライト

早朝にラスベガスを発ち、サンフランシスコ経由で成田空港へ。コロナ禍特有の入国手続きも体験しました。

ホテル出発から空港までの流れ

13泊で巡ったグランドサークルの旅も無事に終わり、ついに帰国の日を迎えました。

帰りのフライトはとても早く、朝5時にホテルを出発します。

朝のラスベガスは本当に静かで、毎回そのギャップに驚かされます。

チェックアウトを済ませ、駐車場へ向かう途中、ガラガラとスーツケースを転がす音だけが響いていました。

ふと道端を見ると、落ちていたピザをついばむ鳩の姿が。

「これぞアメリカ的な光景なのか、それともラスベガスらしさなのか…」

日本では見られないピザと鳩の組み合わせに、思わず笑みがこぼれました。

「落ちているピザをついばむ鳩(ラスベガスの早朝らしい光景)」

荷物を車に詰め込み、ラスベガス空港のレンタカー返却窓口へ。

お世話になった「アラモレンタカー」に無事返却し、旅の相棒だった日産 Armada に別れを告げました。

セキュリティチェックを済ませ、いよいよ搭乗。

窓の外に広がるラスベガスの街並みが徐々に遠ざかっていきます。

約1時間半のフライト、これまでの思い出を振り返りながら小さな旅の余韻を楽しみました。

「機窓から見たラスベガスの街並み」

サンフランシスコでの短いトランジット

フライト中は少し気流の乱れもありましたが、無事にサンフランシスコ国際空港へ到着。

短いトランジットを経て、すぐに成田行きの便に乗り込みました。

離陸して間もなく配られた機内食。

この旅で最後の機内食
幼児用の機内食(パイナップやワッフル)

子どもはトレイに並んだパイナップルを嬉しそうに頬張り、13日間の旅を経て飛行機にもすっかり慣れた様子。

座席の狭さにも文句を言わず、静かに過ごしている姿に思わず感心しました。

成田空港到着とコロナ禍の入国手続き

約10時間のフライトを経て、ようやく成田空港に到着。

機体を降りた瞬間、日本の空気を感じてホッとしたものの、待ち受けていたのはコロナ禍特有の複雑な入国手続きでした。

入国審査では、事前に準備したPCR検査の陰性証明書や、各種の入国関連書類を次々と提出。

空港で並べられたパイプ椅子を見た瞬間、感じた日本

通路にはパイプ椅子がずらりと並び、一人ひとりが時間をかけて同じ作業を繰り返していました。

一度見せた証明書を、次の場所でもまた確認れる…。

「最初にOKなら次は免除でいいのでは?」と思わず疑問を感じるほど、手続きは煩雑で非効率。

飛行機を降りてから入国を終えるまでに1時間半もかかり、むしろフライトより疲れたように感じました。

成田ヒルトンでの1泊と旅の終わり

すでに夕方となっていたため、この日はヒルトン成田に1泊。

翌朝はホテルの美味しい朝食をゆっくりと楽しみ、ようやく旅の幕を閉じました。

こうして、私たちの13泊14日のグランドサークルの旅は、大きなトラブルもなく無事に完結。

壮大な自然と人との出会いに恵まれ、家族全員で心から楽しめた、忘れられない旅となりました。

13泊で巡るグランドサークルの総まとめ

旅を終えて実感した、体力や準備の大切さ、車選びの重要性など。次回に活かせる学びを整理しました。

■■関連記事: 【人生で一度は行ってみたい】グランドサークルの回り方と12の予備知識とは?

1. 体力勝負の旅、できるだけ行けるうちに

グランドサークルを満喫するには、とにかく体力が大切。

体力があるほど行動範囲も広がり、歩ける距離や楽しめる景色の数も増えます。

今回は行きたい場所を全て巡ることができ、大きな満足感とともに、同行してくれた家族への感謝の気持ちが強まりました。

2. 入念な準備とシミュレーションの重要性

3度目の訪問だった私でも、まだ未踏の地は多くありました。

効率よく巡るには、移動時間や滞在時間を考慮した緻密な計画が欠かせません。

余裕を持ったスケジュールを立てても、必ず小さなイレギュラーは発生します。

それを柔軟に修正できるよう、バックアッププランを用意する大切さを痛感しました。

3. 車選びは快適さと安全性に直結

今回の相棒は大型SUV「日産アルマーダ」。

車高が高く、車内も広いフルサイズ4WDは、長距離移動やオフロードに強く、旅の快適さを大きく支えてくれました。

数千キロを走るレンタカーはまさに旅のパートナー。大きめで安心感のある車を選ぶことは、疲労や事故のリスクを減らす上でとても重要だと実感しました。

■■関連記事: 海外旅行で借りるレンタカーは何故4WDやSUVを選んだ方が良いのか?

4. 何度訪れても新しい驚きがある

13泊のうち、グランドサークルを巡ったのは約10日間。

それでもまだ駆け足に感じ、じっくり味わうには最低でも2週間は必要だと思いました。

効率的なルートは存在しますが、自分で計画を立て、自由に巡ることこそが、グランドサークル旅の醍醐味です。

5. 食料事情はどうしても大雑把に

グランドサークルではスーパーやファストフードが中心になりがちで、どうしても偏った食生活になってしまいます。

今回の旅でも「上手に食事管理ができた」とは言い切れませんでした。

小さな子供を連れての旅行だったこともあり、ゆっくりレストランに座るよりも、スーパーやテイクアウトで手早く済ませる方が楽な場面が多くありました。

その一方で、前日と食事内容が重ならないように気をつけたり、スーパーで買い物をしながら家族それぞれが食べたいものを選んだりすることで、味の変化を楽しむこともできました。

食事はシンプルで大雑把になりがちですが、「今日は何を食べよう?」と皆で考えながら買い物をする時間そのものが、旅を彩るスパイスになったと感じています。

旅の数字で振り返る13泊で巡ったグランドサークル

それでは13泊でどんな感じで巡ったか実際の数字でまとめました。

13日で巡ったグランドサークルのスケジュール表

日数訪れた場所主なアクティビティ宿泊場所
1泊目ラスベガス食料調達ラスベガス
2泊目ザイオン国立公園、ブライスキャニオン国立公園ドライブ・トレッキング・星空観測ブライスキャニオン国立公園内
3泊目ブライスキャニオン国立公園トレッキング・星空観測ブライスキャニオン国立公園内
4泊目キャピトルリーフ国立公園、モアブ(街)ドライブ・トレッキング・食料調達モアブ
5泊目アーチーズ国立公園トレッキングモアブ
6泊目キャニオンランズ国立公園、デッドホース州立公園トレッキング・オフロードドライブモアブ
7泊目メサ・アーチ、ニードルスオーバールックポイント、ニュースペーパーロック、グースネックス州立公園、モニュメント・バレー日の出、トレッキング、景色、夕日モニュメント・バレー
8泊目モニュメント・バレー(ドライブ)、ホース・シュー・ベンド日の出、ドライブ、トレイルペイジ
9泊目ロウワー・アンテロープキャニオン、トレッキング、ナバホ橋、マーブルキャニオントレッキング、ドライブ、スポット巡り、夕日ペイジ
10泊目グランドキャニオン国立公園ビュースポット巡り、夕日、星空グランドキャニオン国立公園内
11泊目ルート66、ラスベガスドライブラスベガス
12泊目地元大学巡り、ラスベガス観光観光、ランチブッフェラスベガス
13泊目レイクミード・ナショナルレクリエーションエリア、フーバーダム、ラスベガス景観巡り、ショッピングラスベガス
14泊目空港、成田帰国の移動成田

移動距離まとめ

日程車の移動距離歩きの移動距離(総歩数)
1泊目10.7マイル(17㎞)10.34㎞(14,012歩)
2泊目289マイル(462㎞)8.7㎞(11,787歩)
3泊目5マイル(8km)16.31㎞(22,100歩)
4泊目286マイル(458㎞)8.1㎞(10,929歩)
5泊目55マイル(88㎞)20.19㎞(27,356歩)
6泊目128マイル(205㎞)8.07㎞(10,937歩)
7泊目309マイル(494㎞)8.45㎞(11,456歩)
8泊目160マイル(265㎞)11.46㎞(15,522歩)
9泊目129マイル(206㎞)9.88㎞(13,385歩)
10泊目137マイル(219㎞)10.49㎞(14,209歩)
11泊目301マイル(482㎞)12.8㎞(17,346歩)
12泊目22マイル(35㎞)20.45㎞(27,705歩)
13泊目84マイル(135㎞)21.06㎞(28,539歩)
14泊目3.4マイル(5.44㎞)15.75㎞(21,327歩)

13泊で回ったグランドサークル総まとめ

項目内容
🚗 総走行距離約3,070km(1,919マイル)
⛽ ガソリン給油量138ガロン(約520L)
⚡ 概算燃費約5.9km/L
🏞 訪れたスポット数国立公園 5か所 / 州立公園 2か所 / 国立保養地 2か所 / その他 14か所 合計23か所
👟 アクティビティトレッキング 14回 / 日の出鑑賞 5回 / 夕日鑑賞 6回 / 星空観測 5回
🚶 総歩行距離182.05km(約25万歩)
📸 撮影枚数16,922枚(4人分)1人あたり約4,230枚 / 1日あたり約1,300枚

まとめ

走行距離3,000km超、23スポット巡り、14回のトレッキング、そして約1万7千枚の写真…。数字にすると、この13泊の旅がどれだけ濃密で充実していたかがはっきりと表れます。自然の絶景を追いかけ続けた、まさに“人生の記録に残る旅”になりました。

おわりに

語ればキリがありませんが、グランドサークルは一度きりでは満足できない旅でした。

訪れるたびに新しい発見があり、「また挑戦したい」と強く思わせてくれる魅力があります。

そして、この記事を読んでくださった方が、いつかグランドサークルを計画する際に、少しでも参考になれば幸いです。

広大な大地と壮大な自然に出会えるこの旅は、きっと一生の思い出になることでしょう。

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