#02 Travel Journal 旅行記

何度も行きたくなる13日間のグランドサークル旅行記|1日目|ラスベガス到着

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2022年4月の下旬に、アメリカの壮大な大自然を巡る「グランドサークル」旅行に出かけました。

実は今回の旅は、私にとって3度目のグランドサークル訪問。過去の経験を活かして、事前の準備も念入りに行い、より安全で充実したプランを立てることができました。

おかげさまで、トラブルなく安心して、そして大満足の旅となりました。

このブログでは、13泊14日にわたるグランドサークルの旅を、1日ごとにじっくり振り返っていきます。
ぜひ、一緒に旅の雰囲気を感じていただけたら嬉しいです!

グランドサークル旅行記の背景補足

■コロナ禍による延期と苦難の道のり

本来は2020年4月に予定していた今回のグランドサークル旅行。しかし、新型コロナウイルスの世界的な流行により、やむなく断念せざるを得ませんでした。

その後、半年後の9月にスケジュールを変更しましたが、コロナの終息は見えず、さらに2021年4月、そして9月へと計4回も日程を延期。特に観光ビザの解禁が遅れたこともあって、なかなか旅行の目処が立たない状況が続きました。

航空券は変更可能でしたが、キャンセルはできず、延長可能な期限も2022年末まで。ギリギリのタイミングでなんとか旅立つことができたのです。

この時期、世界的にはまだまだコロナが猛威を振るい、海外旅行は非常に難しい状況でした。
しかし、抗原検査で陰性証明書を提出すれば入国が認められるレベルに落ち着いたことから、ようやく決断しての渡航となりました。

■メンバーの変化と予期せぬ出費

当初は大人5名と子供1名の計6名での旅を予定していましたが、延期の影響で1名が参加できなくなりました。さらに、子供は0歳から2歳に成長し、それに伴い飛行機の料金も上がってしまいました。

また、4回もの日程変更のなかで、2泊分のキャンセル手続きを見落としてしまい、約8万円もの「No Show(不泊)」費用が発生。予想外の出費となり、旅の予算に大きな影響を与えました。

こうした環境の変化もありましたが、それもまた旅の一部として受け止め、無事に出発の日を迎えることができました。

■コロナ陰性証明書と抗原検査の負担

アメリカ入国前と帰国時に求められる抗原検査。5人分の検査費用だけで、なんと10万円以上かかりました。

旅行費用に加え、こうした予期せぬ出費が重なり、コロナ禍の海外旅行の大変さを実感した瞬間でもありました。

グランドサークルの旅行日程の概要

13泊のグランドサークルの行程は以下の通りで巡りました。

1日目ラスベガス着
レンタカーピックアップ
ラスベガスに宿泊
2日目ザイオン国立公園経由でブライスキャニオン国立公園へ
ブライスキャニオン国立公園内に宿泊(1泊目)
3日目ブライスキャニオン国立公園巡り
ブライスキャニオン国立公園内に宿泊(2泊目)
4日目キャピトルリーフ国立公園へ半日観光
モアブの街へ移動
モアブで宿泊(1泊目)
5日目アーチーズ国立公園で終日観光
モアブで宿泊(2泊目)
6日目キャニオンランズ国立公園へ終日観光
デッドホース州立公園で夕日鑑賞
7日目メサアーチで日の出
Needles Overlook観光
Newspaper Rock観光
Goosenecks State Park観光
Mexican Hat観光
Forrest Gumpポイント
The View Hotel到着&宿泊
8日目モニュメントバレーで日の出鑑賞
Valley Drive(午前中)
ホースシューベンド観光(夕日)
Pageで宿泊(1泊目)
9日目Lower Antelope Canyonツアーに参加
Lake Powell周辺観光
Navajo Bridge観光
Marble Canyon観光
Pageで宿泊(2泊目)
10日目グランドキャニオン国立公園サウスリムへ
リム沿いのビュースポット巡り
グランドキャニオン国立公園内の宿泊施設に宿泊(1泊)
11日目グランドキャニオン国立公園で日の出鑑賞&観光
ルート66経由でラスベガスへ帰還
ラスベガスのホテルで宿泊(1泊目)
12日目ラスベガス観光
University of Nevada Las Vegas校へ見学
ラスベガスストリップ通り観光
ラスベガスのホテルで宿泊(2泊目)
13日目レイクミード保養地と周辺巡り
ラスベガスでショッピング
ラスベガスのホテルで宿泊(3泊目)
14日目ラスベガスから日本へ帰国

グランドサークルの旅1日目:ラスベガスへ到着、旅の始まり

初日は移動が中心となり、ラスベガスに到着までの旅行記をまとめています。

閑散とした成田空港、いざアメリカへ出発!

ガラガラの成田空港(14時頃)

お昼過ぎに成田空港に到着しましたが、空港内は想像以上に閑散としていました。
人の姿はまばらで、どちらかと言えば空港スタッフの方が多い印象です。

チェックインカウンターも半分以上が閉まっており、静まり返った空気の中、普段の賑わいとはまったく違う物静かな雰囲気が漂っていました。

コロナ禍の影響を肌で感じながら、いよいよアメリカへと旅立ちます。

■空港内で食事した「唐朝刀削麺」が格別に美味しい

刀削麺とチャーハン(美味しすぎて最初に写真撮るの忘れた)

夕方4時のフライトに合わせて、少し早めに成田空港に到着。チェックイン前にお腹を満たそうと、空港内の「唐朝刀削麺」に入りました。

ちょっと味の濃いものが食べたくて選んだのですが、これが大正解!
なんと今回の旅行中、一番印象に残る美味しい食事となりました。

特にチャーハンが絶品で、またすぐにでも食べに行きたいくらい。旅のスタートにふさわしい満足感を味わえました。

■スカスカのチェックインカウンターと並ばずに通される保安検査所

小さな子供が一緒だったため、専用カウンターでスムーズにチェックインを済ませ、すぐに保安検査所へと向かいました。

ところが、手荷物検査でちょっとしたトラブルが発生。スマホ用のスタビライザーが検査に引っかかってしまったのです。

「これはスマホ撮影時に手ブレを補正するデバイスです」と丁寧に説明すると、係員の方も納得してくださり、無事に通過することができました。

ちょっとした出来事でしたが、これもまた旅のひとコマ。思い出の一部になりました。

成田からサンフランシスコへ、思わぬ快適さと残念な出来事

成田空港からサンフランシスコ行きのフライトは、驚くほど空いていました。
乗客は全体の3割にも満たない様子で、機内はガラガラ。

そのおかげで、離陸後は空席を自由に使えるほど余裕があり、4席ほどを横並びで使って、足を伸ばしてしっかりと横になることができました。
長時間フライトでは、これは本当にありがたい環境でした。

しかし一方で、ちょっと残念なトラブルも。
飛行機の電気系統に不具合があったようで、機内エンターテインメントがすべて使えず、映画や音楽などの視聴は一切できませんでした。

その代わりに、航空会社からはお詫びとして5,000マイル分の補償が。
映像は見られなかったものの、広々とした機内でのんびり過ごせたのは、結果的にいいフライトだったかもしれません。

機内食

機内食では照り焼きチキンをチョイス。
味は想像通りの安定した味付けで、ホッとするような安心感がありました。

そして意外にも印象に残ったのが、デザートに付いていた大福。
しっとりとした食感で、これが思いのほか美味しくて嬉しいサプライズでした。

サンフランシスコ到着は現地時間で朝9時頃の予定だったので、時差ボケを考慮して機内では早めの就寝を心がけました。

周囲の席もガラガラで、隣に他の乗客がいなかったおかげでとても快適。静かな機内で、ゆったりとした時間を過ごすことができました。

サンフランシスコ到着!最初の食事はやっぱり本場のハンバーガー

定刻通り、朝9時10分にサンフランシスコ国際空港へ無事に到着。
長時間のフライトを終え、入国審査もスムーズに通過し、ようやく「アメリカに来たんだ」と実感が湧いてきました。

この後はラスベガス行きの乗継便が控えていましたが、現地は濃い霧の影響で出発が約1時間半遅れることに。
せっかく時間ができたので、空港内でランチを取ることにしました。

長旅の後の食事

選んだのはバーガーキング。
やっぱりアメリカに来たら、まずは本場のハンバーガーを食べたくなります。日本でもおなじみのチェーンですが、出来たての熱々ポテトと、飲み切れないほどの巨大ドリンクはアメリカならでは。

味もボリュームも大満足で、「いよいよ旅が始まるぞ」とワクワクがさらに高まりました。

■ラスベガスに到着!ちょっとしたハプニングもありつつ無事上陸

ラスベガスの風景(15時前)

サンフランシスコからのフライトは約1時間半。目的地・ラスベガスのハリー・リード国際空港に無事到着しました。

乗り継ぎ便では、2歳の子どもが途中で泣き出してしまい、少しフライトが遅れるというハプニングも。
慌ただしい場面もありましたが、無事に着陸できたことでまずはひと安心です。

空港に降り立ってみると、以前のラスベガスに比べて明らかに観光客が少ない印象。
やはりコロナ禍の影響はまだ続いているのだと感じました。

すべての入国手続きと荷物の受け取りを終えたら、いよいよレンタカーの手配へ。
あらかじめ予約しておいたレンタカー会社の窓口に向かい、ここから本格的にグランドサークルの旅がスタートします!

■旅の相棒は日産「Armada」!V8エンジンの大型SUVでグランドサークルへ

今回の旅のお供「Nissan Armada」

今回のグランドサークルの旅では、**ハーツレンタカーで日産の「Armada」**という大型SUVをレンタルしました。
V8エンジンを搭載した4WDタイプで、力強い走りと優れた輸送力が魅力の1台です。

ただし、大排気量エンジンと4WDの組み合わせのため、燃費は正直かなり悪め…。実測で約6km/Lほどでしたが、長距離移動を快適にこなすには、それを差し引いても十分なパフォーマンスでした。

今回は大人4名+子供1名という構成に加えて、人数分のスーツケースがあるため、車内の広さは必須条件。
さらに、グランドキャニオンなどの自然地帯をしっかり走れる馬力や、見晴らしの良い車高の高さも重要なポイントでした。

グランドサークルでは全行程で2,000〜3,000kmを走るため、こうした大型SUVは走行性能と快適性のバランスがとても重要になります。
「Armada」はその点で非常に頼れる“旅の相棒”となってくれそうです。

詳しくは別記事の「海外旅行で借りるレンタカーは何故4WDやSUVを選んだ方が良いのか?」を参照ください。

■フルプロテクションで安心&スムーズにレンタカーをピックアップ!

レンタカーは事前にハーツの公式サイトで直接予約し、フルプロテクション(全保証付き)プランを選びました。
万が一のトラブルにも備えられるのはもちろん、現地での手続きが非常にスムーズになるのも大きなメリットです。

すでに支払いも完了していたため、空港のレンタカーセンターでの受付もスムーズ。
15時30分ごろには、無事に車をピックアップできました。

ちなみに、レンタカー会社のカウンターではよくある話ですが、スタッフがインセンティブ目的で追加保証や車のアップグレードを熱心に勧めてくることがあります。
ここで迷ったり断るやり取りに時間を取られるのももったいないので、最初からフル保証に入っておくと精神的にも時間的にもラクです。

旅の初日に無駄な交渉を避けたい方には、フルプロテクションは本当におすすめですよ!

出発前にWalmartで物資調達!グランドサークルの準備はここから

空港に比較的近い場所にあるWalmart

レンタカーを無事にピックアップした後、まず最初に向かったのはアメリカ最大級のスーパー「Walmart(ウォルマート)」。
これから始まるグランドサークルの長旅に備えて、必要な物資をしっかりと揃えるためです。

グランドサークルの旅では、長距離の移動観光地間のアクセスの悪さから、事前準備がとても重要
特に、水やスナック類、簡単に食べられる軽食、ウェットティッシュや日焼け止めなど、車に積んでおくと安心なものはここでまとめて購入しておきます。

ラスベガスを出発してしまうと、こうした大型スーパーにはなかなか立ち寄れないこともあるので、最初のタイミングでしっかり買い出ししておくのがポイントです。

■グランドサークルで車を借りたら最初に買うべきアイテム

  • ボトル水(車に詰めるだけ)
  • スナック類
  • 車内で食べられるサンドイッチなどの軽食類(1日分)

グランドサークルの旅では、出発当日に物資を買いに行くのはあまりおすすめできません
というのも、買い物に時間がかかると、予定していた出発時刻がどんどん押してしまい、その後の行程に影響が出てしまうからです。(到着日にグランドサークルに出発する場合は除く)

そのため、食料や水、日用品の買い出しは、レンタカーを受け取った“初日”に済ませておくのがベスト
ラスベガスの街はお店も充実していて買い物しやすいので、このタイミングでしっかり準備しておくと、翌朝はスムーズに出発できます。

特に、朝から数百キロ単位で移動する日が続くグランドサークル旅では、時間の余裕が“快適さ”にもつながるので、前日の買い出しはとても重要です。

■ラスベガス初日は「Jockey Club」に宿泊!家族連れにもおすすめの穴場ホテル

グランドサークル旅の初日は、**ラスベガス通り(ストリップ)ど真ん中にある「Jockey Club」**に宿泊しました。

このホテルを選んだ理由は、5人家族でもゆったり泊まれる広さと、立地の良さ、そしてリーズナブルな価格
初日の夜は食事をしてすぐに休む予定だったので、アクセスのしやすさを重視してこの場所を選びました。

なんといっても魅力は立地。徒歩5分以内でベラッジオの噴水ショーを楽しむことができ、周囲のショッピングモールやカジノ、レストランにもすぐアクセス可能
喧騒から少し離れた位置にあるため、穴場感のあるホテルです。

ただし、駐車場の入り口とチェックインカウンターの場所がやや分かりづらいのが難点。事前に確認しておくとスムーズにチェックインできます。

観光メインでホテルにラグジュアリーさを求めないなら、家族連れや長期滞在にもぴったりのおすすめホテルです!

リビングルームの風景

お部屋の内装はやや年季を感じる部分もありますが、リビングルームがとても広々としていて快適
5人でも窮屈さを感じることなく、ゆったりと過ごすことができました。

簡易キッチン付き

キッチンやダイニングスペースも付いており、長旅の初日を落ち着いて過ごすには十分な設備。
観光がメインの滞在なら、機能性重視で選ぶにはぴったりのホテルだと感じました。

大きなダイニングテーブル

Jockey Clubの室内には、キッチン横に大きな円卓があり、5人全員で食卓を囲めるスペースがありました。
チェックイン後すぐに、近くの食料店で簡単な買い出しを済ませ、部屋で夕食をとることに。

今回のグランドサークル旅は2歳の子どもも一緒ということもあり、できる限り外食は控えるスタイル。
部屋にキッチンとダイニングがある宿泊施設を選んだのも、このためです。

また、この頃は**物価高と円安(1ドル=130円前後)**の影響もあり、外食費がかさみやすい状況。
限られた予算の中で旅を最大限に楽しむためにも、食事は自炊や軽食中心で計画しています。

初日は長旅の疲れもあり、食後はすぐに就寝。翌日から始まる本格的なドライブに備えて、しっかり体を休めました。

■1日目の食事

  • 唐朝刀削麺でチャーハンと刀削麺(成田空港 ランチ)
  • 照り焼きチキン(機内にて)
  • バーガーキング(ランチ: サンフランシスコ)
  • ホテルの部屋で夕食(シーザーサラダ、チーズブリトー、フレンチフライ、ヌードル、チキンブリトー)

■1日目の車での移動距離

  • 8マイル(約13km)

■1日目の総歩数と距離

  • 14,012歩(10.34㎞)
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