#01 Starry-Sky-Photo-星空撮影

蓼科の星空 女神湖周辺は好条件の星空スポット

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蓼科にある女神湖周辺は満天の星空がよく見えます。この記事では女神湖を中心とした星空スポットと星空の風景を写真と共に紹介します。

長野県の蓼科は星空撮影に最適な環境

蓼科は星空撮影の好条件になる環境があります。

  • 周辺の光害が少ない
  • 標高が高い
  • 晴天率が高い
  • 空気が澄んでいる
  • 空の面積の広い場所が多い
  • 撮影スポット周辺に駐車場がある
女神湖の衛生写真
女神湖がある位置 *Google Earthの画像転用しております。

女神湖は長野県の立科町にある人工湖です。このエリアは高原にあるリゾートエリアで蓼科(たてしな)と呼ばれております。ではなぜこの場所が星空撮影に最適なのか私なりに解説いたします。

理由①: 山に囲まれて街灯りが少ない環境

女神湖周辺は大きな街がなく山脈に囲まれているため光害が少ないです。光害とは人工の光による撮影障害のことで、星空撮影で余分な光が写り込んでしまう邪魔な存在です。この光害によって星空風景に白飛びやフレアが発生しますが、このエリアは比較的光害が少ない場所なのです。

上の地図を見ていただくとお分かりの通り、女神湖を中心に東側は蓼科山や甲武甲信岳、南側は八ヶ岳や南アルプス、そして西側は中央アルプスなどの山脈に囲まれており、街灯りから遠い場所にあります。そのため蓼科は星空撮影の好条件となっております。

東京方面の東側の空は若干光害が目立ちますが許容できる範囲です。

理由②: 適度な標高と晴天率の高さ

蓼科の晴天率は高く星空が良く見えます。また蓼科の標高は1,500メートルあり、排ガスやチリの影響も微量なので星空観測で最適な環境です。よく写真を撮りに蓼科を訪れますが、だいたい晴れておりました。

理由③: 写真映えする場所が点在している

蓼科には女神湖、白樺湖、ヴィーナスロード、スキー場、牧場など星空撮影に最適な場所があります。湖に写る星空、ヴィーナスロードから見える白樺湖と蓼科山が広がる風景、スキー場の広い空間から見える星空、牧場から見える高原の風景など、非日常の星空風景の構図が広がっています。またそれらのエリアから見える空の範囲が広く、レンズに多くの星空を捉えることができるのです。

理由④: 駐車スペースが充実している

各スポットは駐車でき、その場所近くから星空を撮ることができます。牧場、スキー場、湖には十分な駐車スペースがあり、車を降りてからの移動が簡単です。車で行ける場所からすぐに写真が撮れるアクセスの良さが蓼科の魅力です。

星空スポットの紹介

実際に行った女神湖周辺の蓼科の星空撮影スポットを紹介いたします。

女神湖および周辺

女神湖は道路と遊歩道で周回しており、どの場所からでも星空を撮影することができます。蓼科山の後方に写る天の川とその手前の女神湖を背景にした星空風景の構図がおすすめです。

女神湖から見た星空風景

女神湖と蓼科山を撮った星空風景です。女神湖は一周できどの方角からでも星空を撮ることができます。蓼科山のある東側は女神湖センターがあり白熱灯が少し眩しいです。この日は風も穏やかで少しだけ湖に星が写り込んでおりました。

星空風景
蓼科山のと天の川の風景

ここから女神湖から蓼科山を見た方角は東側となり、天の川が出てくる方角になります。蓼科山の後ろから天の川が昇ってきます。2月下旬から6月中旬頃までは東の空から天の川が昇ってくる風景を撮影できます。

冬の蓼科山
日没直後の冬の星空

冬の女神湖は分厚い氷が張り、寒さにより空気の澄んだ星空風景となります。麓が明るく光っておりますが、蓼科山の麓に白樺高原国際スキー場の光です。

女神湖の氷上からの風景

冬季の女神湖は水の流入を止めることで湖全体が氷り、氷上ドライブができるほど分厚い氷に覆われます。スキー場の街灯が眩しいのでRAWで現象する際は、ハイライトの調整をマイナスに補正して眩しさを低減させます。

女神湖センターのボート乗り場付近
女神湖ボート乗り場の風景

北東の方角を撮影した女神湖の風景です。こちらの方向は大きな山もないため空が開けた星空撮影ができます。

女神湖北側の星空
女神湖北側の風景

北側は光害が少なく、星がはっきりと見えます。北極星中心の写真撮影に最適かもしれません。

女神湖で写真を撮る際は車のライトに注意

女神湖の周回道路を走る車のライトに注意です。カメラをセットする方角によっては車のライトがレンズに入り込む可能性があります。タイムラプスを撮影する際は車のライトが入る方向をあらかじめ確認しておいてください。

白樺高原国際スキー場からの星空

この場所へのアクセスは容易で、すぐ目の前に無料の駐車があります。外灯が少しありますが夜間は殆ど人がいないため、ゆっくりと撮影ができるでしょう。

リフト乗り場付近からの星空風景

この場所へのアクセスは容易で、すぐ目の前に無料の駐車があります。外灯が少しありますが光が直接当たらないように工夫することである程度眩しい映り込みを押さえることができます。また夜間は殆ど人がいないため、ゆっくりと撮影ができるでしょう。

スキー場から見た星空
天の川の中心の流れ星

スキー場の中腹から撮った写真です。リフトの鉄塔とワイヤーがシルエットになった星空が撮れました。露出時間とISO感度が足りなかったため、かなり暗い写真になりましたが、ノイズが目立たないギリギリの調整で感度を上げて現象しました。

スキー場から見た南側の風景

スキー場は傾斜ですが、夏場はスキー場の雪が無くなり道路が出てきます。その場所で撮影をしました。写真右側は諏訪の街灯による光害です。

ゲレンデからの星空風景
ゲレンデからの星空風景

5月の未明に撮った星空風景です。南側の方角で天の川が縦になっております。スキー場付近はかなり穴場になりますが、真っ暗のため溝にはまらないように気を付けなければなりません。

夜のスキー場は野生のシカがたくさんいるので襲ってくることは無いですが気を付けてください。

白樺高原スキー場ではシカの群れに注意

夜間のスキー場には野生のシカが大量発生しております。シカによってカメラを倒されないよう、カメラをセットしたら出来る限り近くで待機しておきましょう。

蓼科第二牧場付近

蓼科第二牧場の星空風景①

女神湖から立科町方面に下った先に「蓼科第二牧場」があり、星空撮影スポットとなります。道路沿いに駐車場があり目の前は牧場になっております。

牧場に入られないように胸の高さくらいの「木の囲い」があるため、少し高めの三脚があると良いかと思います。

蓼科牧場からの星空
蓼科牧場からの星空②

撮影方向は東の空中心となり、3月下旬から6月上旬までは東の空から出てくる天の川をアーチのように撮影できると思います。

蓼科第二牧場から撮影した蓼科山の風景

牧場から撮った蓼科山の風景(南の方角)です。蓼科第二牧場を横に走る道はトラックが良く通るのでレンズに光が入らないように「撮影する方向に気を付ける必要」がありますが、北東の街灯りの光害以外は目立った外灯もなく、満天の星空が広がるのでおすすめのポイントです。

蓼科第二牧場の北側の星空風景

第二牧場は見晴らしが大変良く、東側から北側方面は佐久平の盆地の方角となります。佐久の方角は街灯りで地平線が明るくなりますが、夜空のグラデーションが綺麗に映ります。

女神湖周辺が曇りの場合、蓼科第二牧場まで移動すると空が晴れていることがあります。女神湖周辺の天気が悪い場合は一度訪れてみると良いでしょう。女神湖から蓼科第二牧場まで車で10分ほどとなります。

蓼科第二牧場はトラックのライトに注意

蓼科第二牧場は県道40号線沿いにあり、山を越える大型トラクターが良く通過しするのですが、撮影角度を見誤るとトラックの強烈なハイビームにやられます。蓼科牧場から蓼科山を撮る場合は県道40号が写るので、トラックが来ないタイミングを見計らって撮影をしましょう。

白樺湖から見える星空風景

女神湖から車で12分ほど南下した先に白樺湖があり、この場所からも星空がよく見えます。湖と山がお互いに距離感があり星空が写る空の面積が広いのが特徴です。白樺湖は周回するように遊歩道があり、どの場所からでも星空撮影のアプローチができます。

2月下旬から5月頃までは夜中から未明にかけて蓼科山の後ろからアーチのように天の川が出てきますがバランスの取れた写真を撮ることができます。

白樺湖と蓼科山の星空(2021年2月25日撮影)

白樺湖の周りは無料で停められる駐車場が点在しており、歩いて湖の手前まで行くことができます。街灯は多少ありますが遮るモノがないため撮影がしやすいです。

冬の時期はスキー場の光と気温に注意

冬の時期は白樺湖周辺のスキー場の街灯で光害が発生します。夜間に人工雪を発生させ、スキー場の整備をしているためです。蓼科山の東の空を撮る場合はロイヤルヒルスキー場が眩しいため、注意してください。

真冬の白樺湖周辺の夜は氷点下10度の極寒になる場合があります。低温状態でカメラが故障しないようにしましょう。長時間外気にさらされた状態での撮影はバッテリーの低下や電力供給が不安定になり、カメラの電源が切れてしまう場合があるので注意してください。

ビーナスラインからの星空

女神湖から続く県道40号線は「ビーナスライン」と呼ばれ、白樺湖から霧ヶ峰まで見晴らしの良いシーニックドライブが続きます。このエリアから見る星空観測スポットになります。ほどの距離にビーナスラインが沿いから見る星空風景も素晴らしいです。

ビーナスライン沿いの沿道付近

ビーナスラインの道路沿いから見た星空

撮影に適した方角は東から西の空が中心となります。5月頃から9月頃までは天の川がよく写ります。車山高原付近は宿泊施設の光で眩しい場所もありますが条件が良いとしっかり星が写ります。

ビーナスラインから見た風景(5月頃)①

ビーナスライン付近は霧が発生することがあり街灯が霧で拡散し映りが悪くなる場合があります。①の写真は霧が多く拡散し光害が発生しております。

霧ヶ峰富士見台駐車場から見た星空

1,700メートル付近にある霧ヶ峰からは茅野市にを眼下に南の空の星が良く見えます。

霧ヶ峰富士見駐車場からの風景(南東の方角)

2月下旬の未明に撮影した風景です。天の川が昇り始め中心付近が見えてきました。この日は薄い雲のため空が霞ましたが星がよく見えました。

ヴィーナスラインの道路から撮った星空

左側にある蓼科山と八ヶ岳連峰の頭上に天の川を捉えました。道路の周りは遮る山や建物が無いため、ビーナスラインであればどこでも星空スポットになります。

白樺湖展望台駐車場からの星空

白樺湖からビーナスラインを車で3分ほど走った場所にある白樺湖展望台駐車場はおすすめの星空撮影スポットです。

白樺湖展望台駐車場①

蓼科山の方角は北東を向いており白樺湖と蓼科山の風景が特徴的な星空風景となります。この場所はビーナスラインからの車のライトが際込まない角度にあるため、場所をしっかり押さえておけば光害の影響が少なく、長時間の撮影にも適しております。

白樺湖展望台駐車場②

30mmの距離で撮影した白樺湖と蓼科山の星空風景です。写真②は2021年2月下旬に撮影しており、月明りが満月に近い状況のため空が青みがかっております。

白樺湖展望台駐車場③

昇ってきた天の川は弧を描くように見ることができます。蓼科山の奥は佐久市があり、地平線が少し明るく写ります。総合的にはバランスの取れた星空スポットになります。晴れていれば間違いなくこの場所であれば星空風景が撮るでしょう。

ヴィーナスライン沿いはレンズの曇りに注意

ヴィーナスラインの谷側から風が吹いており、地上から湿った空気がやってきます。このあたりで写真を撮る際はレンズが曇らないように対策をしてください。

まとめ

女神湖周辺は綺麗な星空が広がっており、様々な撮影スポットが点在しております。各スポットは駐車できるスペースが充実しており星空を阻害する光害や建物がないだけでなく、標高が高く空気も澄んでいるため星空撮影に最適な環境が整っております。

都心からも3時間以内で行けるアクセスの良さとあまり知られていない場所も多くあるため、穴場な環境かと思います。

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