2021年度の『こと座流星群』を見るために、精進湖に行きました。今年は快晴で天気にも恵まれ、肉眼でも強い流星を見ることができました。そんな精進湖で見た『こと座流星群』を写真と共に紹介します。
2021年の『こと座流星群』は天候に恵まれ、まずまずの条件でした
こと座流星群は4月22日(木)から23日(金)の未明が極大期となりますが、月明りは半月から満月になる途中の月齢のため、23日の深夜に2時頃までは空は明るめでしたが、東から南の方角で特に影響なく流星を見ることができました。この日は全国的に快晴で都心でも少しくらい公園などでも、見ることができたと思います。
車で精進湖へ向かい、流星群を鑑賞
せっかくなら富士山と流星の組み合わせの写真を撮りたいと思い、河口湖周辺を目指しました。中央道から河口湖ICまで東京から1時間30分くらいで着きます。河口湖周辺に着きましたが、車が少し多かったので立ち寄らず、そのまま『精進湖』を目指しました。
精進湖は湖の奥に富士山が中央に見え、構図としても申し分ない星空撮影スポットです。今回は快晴でさらに時折無風だったため、精進湖の水面に反射する逆さ富士も撮ることができました。
2021年の『こと座流星群』の見え方と感想
全てを目で捉えることはできませんでしたが、1時間に20個程度の頻度で見えたと思います。比較的長い尾を引く流星が多かった印象でした。また、残光が緑色に輝く流星もありました。
■今回写真に写った一番大きな流星
写真①は撮影を開始した23時過ぎでした。まだ月が出ていたため、夜空は明るかったですが、かなり強い流星がカメラに写り込みました。
■逆さ富士と流星、そして天の川が写った風景
精進湖から富士山を背景に撮影をすると、富士山の真後ろから天の川が出てきます。快晴で富士山と天の川が見え、更に水面に反射した逆さ富士や星が写った星空写真を撮ることができました。色々な条件が重なり運が良かったと思います。
■星空のパノラマ写真
深夜1時頃にほぼ無風の時間帯がありました。星や富士山が精進湖に反射していたので、急いで6枚ほど写真を撮りました。その後編集ソフトでつなぎ合わせてパノラマ写真を合成しました。
4月の精進湖は真冬並みに寒かった
4月下旬と言えども、富士五湖周辺はまだまだ寒さの厳しい時期でした。夜中の気温は4度。長時間の外で星空観賞は身体に堪えます。今回リクライニングチェアと寝袋、そして毛布を持っていきましたが、それでも相当寒かったです。耳当てや顔周りの防寒対策をしておくべきでした。その代わり、寒さの甲斐もあり長時間露光のノイズの乗り方もほとんど気にならないレベルでした。
タイムラプス動画で見る『2021年のこと座流星群』
今回、ニコンD750とTAMRON SP 15-30mmのレンズで微速度撮影をしました。
■撮影条件
- 露出時間20秒
- インターバル22秒
- ISO: 2,500
- f値: 3.2
- 撮影枚数: 780枚
■2021年4月22日(月)精進湖での『こと座流星群』のタイムラプス動画
まとめ:2021年の『こと座流星群』は快晴で好条件の環境で見ることができた
2021年の『こと座流星群』は快晴で天気に恵まれ、空一面に星空が広がっていました。月の明るさの影響はあったものの、月の真逆の方角にていくつも流星を見ることができました。精進湖の風景中央に堂々と映る富士山の星空はかなりインパクトがあり、今回は条件が重なり逆さ富士や流星も映すことができました。
私以外にも5、6組ほど『こと座流星群』を鑑賞しに訪れている方たち程度で、静かな環境でした。流星群の時期は前後数日間は流星が多い日となりますので、今回見逃した場合でも、まだまだ流星が見れるチャンスはあります。更に5月6日頃は『みずがめ座流星群』なども見れるため、天候が穏やかな4月、5月は星空・流星群鑑賞に最適な環境かと思います。
■■関連記事紹介