#06 Sunset 夕日・夕景

【穴場】他のサイトではあまり紹介されていないハワイ島のサンセット|夕日の鑑賞スポット4選を紹介

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ハワイ島に観光に訪れたら綺麗な夕日はいかがでしょうか?

ネットでもハワイ島でおすすめのサンセットスポットを紹介している記事がたくさんありますが、この記事では『他のサイトであまり取り上げていないハワイ島でのおすすめのサンセット(夕日)スポット4選』を紹介します。

他のサイトとは少し異なる角度から見たハワイ島の夕日スポットをまとめました。

ハワイ島の旅行記はこちらから↓

夕日と星空を巡るハワイ旅行:1日目:ハワイ島ワイコロアで見たリゾートの夕日と星空

1.ヒルトンワイコロアビレッジ敷地内からの夕日

ヒルトンワイコロアビレッジはハワイ島コハラ地区にあるリゾートエリアの中にある施設で、海沿いのどの場所からでも夕日を見ることができます。その中でも特におすすめなサンセットスポットを紹介します。

オーシャンタワー手前のヤシの木エリア

■ヤシの木のシルエットが素敵な風景

場所は宿泊棟『オーシャンタワー・アットヒルトン・ワイコロアビレッジ』の手前の海岸にあるヤシの木エリアです。所々にベンチがあり座って夕日を鑑賞できます。

ヤシの木のシルエットが綺麗

この場所は海岸付近にヤシの木が程よい間隔で生えており、少し離れた場所から撮影ができるため、太陽と海そしてヤシの木の入った理想的な「リゾートの夕日」が撮影できます。

太陽はヤシの木の間に見えるようにカメラを配置して撮影をしました。この日は空に雲があったので、できる限り雲も写り込むようにカメラを少し上向きに撮影しました。空に雲が多い場合は広角の範囲で空が写り込むように撮影するとバランスの取れた風景になります。この日は太陽よりも夕日に照らされた雲を意識して撮影しました。

パノラマ風景

ヤシの木と夕日はリゾート感を演出しやすく、情熱的な夕景になります。ヤシの木から少し離れた場所から撮影すると夕焼けの空にヤシの木が写り込み全体の風景がバランス良く写ります。ヤシの木のシルエットをあえて空に取り入れることで、その奥にある夕日に照らされた雲の色合いとのコントラストが引き立ちます。この場所は構図や場所を変えて写真が撮りやすい環境でした。

カムエラ・プロビジョン・カンパニー(レストラン)正面の海岸エリア

■海岸の風景を取り入れた夕日の風景

この場所は海岸と夕日の構図が理想的な撮影スポットです。海岸には大きめのサンゴや石が波打ち際に溜まっており、それらが夕日の陰で良い雰囲気を出してくれます。珊瑚や石は鋭いので行くときはしっかりした靴やサンダルで行きましょう。

写真を撮る場合は広角範囲で海岸の風景を取り入れることでることでドラマチックな夕日を撮ることができます。

カムエラ・プロビジョン・カンパニー手前の海岸
コントラストの強い夕日

この場所は意外と穴場でヒルトンのリゾート客も訪れることが少ない場所です。座れるベンチはないため、そのまま砂浜に腰掛けるか立って夕日を見ることになります。太陽が沈む方角に海岸が奥に向かって続いているため砂浜と波打ち際が綺麗に映る夕日の風景が特徴的です。

■太陽をアップにした撮影風景

地平線に沈む太陽をアップでの撮影もおすすめです。波打ち際は固めの砂浜のため、望遠領域でもブレません。

地平線に沈む太陽
雲の割れ目から太陽が沈む

望遠域で撮影した夕日です。海に沈む太陽の風景をダイナミックに撮影することができます。

■グリーンフラッシュ現象が見えることも

グリーンフラッシュ現象
グリーンフラッシュ現象が少し見ました

晴れていれば地平線に太陽が沈む瞬間に緑色に変化するグリーンフラッシュ現象を見ることができます。撮影した日は地平線付近の空気が澄んでおりました。少しだけ太陽が緑色になっていませんか?

2.マリオットから見るドラマチックな夕日

■リゾートのシルエットが素敵な夕日

ワイコロアビーチ・マリオットリゾート&スパの正面の海岸付近は穴場のサンセットスポットです。『アナエホオマル・ビーチ』とマリオットホテルの間に湖のような水場があります。その合間にある遊歩道から見える夕日がおすすめの場所です。ここでは地平線に沈む太陽にヨットや横切る人、そしてヤシの木のシルエットが写り込み、夕日をよりドラマチックに演出させてくれます。

ドラマチックな夕日
刻一刻と変わるシルエットが素敵な夕日

この場所は海岸を歩く人やヨットが横切り、シルエットがどんどん変わっていきます。撮影場所である遊歩道から海岸までは90メートル程離れており、夕日と一緒に写るシルエットがより強調されるように、望遠レンズで撮影しています。このエリアで夕日を撮る場合、このシルエットを映したいので砂浜付近には行きません。砂浜から写真を撮ると海と太陽だけの薄っぺらい夕景になってしまうからです。

望遠で撮影範囲が狭くなると夕日の空の周辺は赤く染まります。コントラストも強くなり、写り込む人、ヤシの木、ヨットなどその全てがシルエットになります。人やボードが通るたびに情景が変化し、味わい深い夕日の風景が楽します。私はこの景色が一番好きです。

写真を自動撮影モードに切り替えて、近場で買ってきた『Panda Express』を食べながら夕日を眺め、なかなか贅沢なひと時でした。

夕日のパノラマ風景
全体の風景(2018年の風景)

ワイコロア周辺は晴天率が高く、今まで3回この地を訪れておりますが、毎回晴れています。適度にある雲が夕日を色鮮やかになるので広角範囲で空と雲が映るようにすると良いかと思います。

一列に並ぶヤシの木
一列に並ぶヤシの木と夕日(2016年の風景)

実は2016年頃まではヤシの木がありましたが、2018年に訪れた際はヤシの木が2本になってしまいました。現地の人に聞いた話だと台風による高波でヤシの木が流されてしまったそうです。ヤシの木と手前の湖の風景が良かったのに残念です。いつかヤシの木を植樹してほしいですね。

夕日の撮影はかなり眩しいので、カメラの露出補正を-0.7から-1.0くらいに調整し、絞り優先モードでf値を8~10に絞って撮影するとより引き締まった夕日を撮ることができます。

■日没後の風景がおすすめ

日没後の夕日の風景
日没後の風景

日没後30分は昼間から夜に変化するマジックアワーになります。時間に余裕があれば太陽が沈んだ後に30分ほどはゆっくり滞在して刻一刻と変わる夕景を楽しんでいただければと思います。

アナエホオマルビーチの行き方

ワイコロアビーチの地図
この場所から見る夕日が綺麗

マリオットリゾートの周辺にはショッピングモールの駐車場があるので近くに車を停めて歩いて向かいます。マリオットリゾートの正面から入り、階段を下りて遊歩道に出ることもでき、ホテルの脇を通ってアクセスできます。パーキングの場所によりますが、歩いて5分ほどで着きます。

3.標高800メートル付近のママラホア・ハイウェイから見る夕日の風景

3番目の夕日スポットからはビーチ周辺から見える夕日ではなく、内陸から見る夕日スポットを紹介します。

場所はワイメアに向かうママラホア・ハイウェイの沿道で見る夕日のスポットとです。この場所では地平線に沈む太陽とハワイ島のなだらかな大地が特徴的な夕日を見ることができます。現地オプショナルツアーのガイドさんも夕日の場所で困った際はこの地を訪れるようで、高確率できれいな夕日を見ることができます。

■ママラホア・ハイウェイから見る夕日

望遠で撮った夕日
雲に隠れる夕日
歪む夕日
雲に沈む太陽
サドルロード沿道から見た夕日
800メートル付近から見た夕日

ここから見る景色は海から20㎞ほど離れた内陸で標高800メートルの場所です。海岸まで緩やかに下り坂になっているため、夕日が沈む方向は立っている場所よりも低いため、遮るモノは一切ありません。ワイメア付近は晴天率が高く、高確率で夕日を見ることができるでしょう。ビーチとは一味違った夕日の風景を楽しむことができます。

実はマサシのネイチャースクールという現地オプショナルツアーでマウナ・ケアに行こうとしましたが、悪天候で夕日を見ることができず、連れてこられた場所でした。当時はマウナ・ケアに登れずに悔しい思いで降りましたが、この夕日を見て心が静まったのは良い思い出です。

夕日は広角範囲で撮影をするか、あるいは望遠レンズで出来る限り太陽を大きく撮る構図が適しています。空に雲がある場合は広角気味に撮り、快晴の場合は太陽が沈む海の地平線に対して望遠撮影が適しています。

ママラホア・ハイウェイのアクセス方法

場所はママラホア・ハイウェイ沿いの赤い矢印の道路沿いにあります。ワイコロアにあるリゾートからはワイコロア・ロードを東に進み、ママラホア・ロードを左折してしばらく進んだ先にあります。

カイルア・コナからはママラホア・ハイウェイを道なりに進みます。所要時間は片道40分くらいです。

夕日が見れる道路
路肩に停めるようなイメージ

駐車スペースはありませんが、路肩に駐車ができます。夕日を見る際は車に気を付けてください。

4.標高3,400メートルのマウナ・ロア天文台(観測所)から見る夕日

夕日のスポットの中では行くまでの難易度が高い場所になりますが、私が最も印象に残るスポットはマウナ・ロア山の中腹にある『マウナ・ロア天文台』から見る夕日です。

3,400メートルの高地でマウナ・ケア山頂以外でおそらくハワイ島の中で車で自由に行ける標高の最高地点です。この場所からは太陽が地平線に沈む光景を見ることができ、高度があるため空気が澄み切っており、沈み込む直前まで夕日が輝きます。

マウナ・ロア天文台で夕日が見れる!

まもなく沈む太陽、ファインダー越しでまぶしい

初夏の4月から9月ごろまではマウナ・ロア天文台(観測所)の手前の道路から地平線に沈む夕日を見ることができます。

雲が赤く染まる夕日
周りの風景が赤く染まる

夕方前になると雲が温度変化で下界に沈んでいきます。高度3,400メートル付近は雲の上にあり、雲海に沈む夕日を見ることができます。

標高がある場合、地平線よりも高い場所から夕日を見るため直前の太陽はより紅く染まります。汚れた空気が少ないため太陽の光は霞まずに届き、照らされる風景すべてが夕日に包まれます。3,000メートル級から眺める夕日は他では味わえない体験となることでしょう。

マウナ・ロア天文台(観測所)までは保険適用外になりますが、レンタカーで自力で行くことができます。

マウナ・ロア天文台(観測所)までの行き方と所要時間

マウナ・ロア天文台(観測所)までの道のりは別の記事夕日と星空を巡るハワイ旅行:4日目:【標高3,400m】マウナ・ロア観測所で見た夕日と星空を参照ください。

マウナ・ロア天文台までの道
ヒロ(Hilo)から1時間20分
ワイコロア(Waikoloa)から1時間30分
カイルア・コナ(Kailua Kona)から1時間50分
マウナ・ロア天文台までの所要時間

マウナ・ロア天文台はハワイ島の中心にあり、どのエリアからも同じ所要時間で行くことができます。まずはサドルロードを目指し、『マウナ・ロア・オブザベイトリー・ロード』へ入ります。この道は蛇行した道となり、高度3,400メートルの天文台まで28km続きます。レンタカーは保険適用外の道路となりますので自己責任で行ってください。

天文台へ続く終着地点に4台ほど車を停められる駐車スペースがあります。

マウナ・ロア天文台付近へ行く場合の注意点

妊娠されている方や24時間以内にスキューバダイビングをした方は天文台付近に行くのはやめましょう。また小さい子供も控えましょう。

夏場でも夕方の気温は5℃を下回ります。行く際は暖かい恰好で行きましょう。薄手のダウンとマフラーを持って臨みましたがそれでも真冬並みに寒かったです。

定番: マウナ・ケア山頂から見た夕日

ハワイ島の夕日で定番はマウナ・ケア山頂から見る夕日です。色々なブログやハワイのサイトで紹介されており、耳にタコができるくらい有名な場所ですが一応サクッと紹介します。ハワイ島で一番標高の高い場所から見る夕日は別格で、現地オプショナルツアーに参加して向かいうなど代表的な夕日スポットです。

ハワイ島で最標高から見た夕日

マウナケアから見た夕日
マウナ・ケア山頂から見た夕日

ハワイ島の最高地点から見る夕日は格別です。ものすごく寒く風が強いため、三脚が風で飛ばされてしまいます。三脚を使う場合は足で引っ掛けて体全体で固定しながら撮影してください。風で飛ばされてカメラが壊れてしまわないように、できる限り低い姿勢でカメラをセットするか、三脚にストーンバック(三脚の重し)を使って撮りましょう。

■日没後(マジックアワー)の風景は貴重な瞬間

宇宙に一番近い空
日没後の風景、宇宙に近い空

マウナ・ケア山頂は日没後30分以内に山頂を下山しなければならないルールがあります。上の写真は帰り間際のギリギリで撮影した写真ですが夕日と夜の中間の空模様が綺麗でした。まるで宇宙の入り口の成層圏に居るような雰囲気です。

マウナ・ケア山頂はツアー行くこと

マウナ・ケア山頂は自力で行くことができますが、未舗装で4WDでもおすすめしません。途中でアクシデントが起こった際は速やかにマウナケア・レンジャーに連絡をし道をあける必要があります。レッカーに費用が掛かるだけでなく天文台を利用する研究者を邪魔する行為になるので、基本的にはツアーに参加していきましょう。

夕日もきれいだったのですが、それと同じくらい寒かった印象が強い場所でした。ツアーに参加するとロングコートと帽子を貸してくれますが、渡された帽子がペンギンの帽子で、南極の動物だけに余計寒く感じました。

私がマウナ・ケア山頂に行った際に利用したツアー会社のリンクを貼っておきます。

★ マサシのネイチャースクール ★

ハワイ島で夕日(サンセット)を見るための心得(日の入り)

ハワイ島で夕日を見るまたは撮影するために心得をまとめました。大げさかもしれませんが私は旅行の際は夕日を見る時間を行程に組んでおり、夕日を見るためにできる限りの準備をします。ちょっとしたことですが他の旅行客と時間をずらすことがポイントです。

夕日は30分前から見る!

夕日は沈む直前の30分間が見どころです。30分前には場所の確保やカメラのセットを完了しておきましょう。沈むころに行き始めると慌ただしくなるだけでなく、夕日が見えない場合もあります。

例えば日の入りの時間が18:00だとすると18:00に太陽が完全に沈み切った時間のことを指します。見る場所によっては地平線よりも高い陸地や障害物に太陽が沈む場所もあるため、予定の時間よりも早く太陽が沈んでしまうことを考慮しなければなりません。

また急に地平線付近に雲が発生して太陽が見えない場合もあるため、日の入りの時間帯は入念に確認し、早めに場所を確保するようにしましょう。行ったら太陽が沈んでた!なんてことはよくありますから。

ハワイ島の日の入り時間帯

ざっくりですが下記ハワイ島の日の入りの時間帯をまとめました。

日付日の入りの時間
1月15日18:06
2月15日18:23
3月15日18:33
4月15日18:42
5月15日18:52
6月15日19:04
7月15日19:05
8月15日18:51
9月15日18:26
10月15日18:00
11月15日17:44
12月15日17:48
カイルア・コナの日の入り時間

正確な日の入りを調べたい場合はこちらのサイトから場所と時間を確認してみてください。

食事の時間は17時前が理想、日の入りの前に済ませておく

夕食は日の入り前に早めに食べておくと時間を気にせず夕日を見ることができます。ハワイでは日没後のレストランが大変混み合います。夕日を見る観光客が多く、たいていは夕日を見終わった後レストランに殺到するため、人気なレストランでは1時間以上も待つことがあります。

私はハワイに行く際は17時前に食事をしますが、今まで並ばずにお店に入れました。注文したら料理もすぐに出てきますし、その後の予定が立てやすいです。

日没後のマジックアワーまで居続ける

夕日は太陽が沈んでからが真骨頂です。マジックアワーと呼ばれる日の出前や日没後の薄明りの時間帯で、1日の中でも劇的に空の色合いが変わる時間帯です。

日没後の風景
日没後の風景

夕日を見る人の5割は太陽が見えなくなると足早に立ち去ってしまいますが、日没後の風景こそが夕日の醍醐味となります。地平線は太陽でオレンジ色になりますが東から夕闇が徐々に空を染めていきます。夕日のオレンジと夜のブルーが混ざり合う絶妙な色合いが見どころなので、太陽が沈んでも30分間はその場から動かずにゆっくりとマジックアワーを楽しみましょう。

撮影する場合のカメラ設定

難しく考えなくても夕日は簡単に撮れます。コンパクトデジカメやスマホなら夕日モードなどで撮れば十分きれいに撮れます。一眼レフなら露出補正値を状況によって-0.7から-2.0くらいし、絞り優先でf値を8から10くらいに合わせ、ISO感度を100から800くらいの範囲で撮ればいい感じになります。ホワイトバランスを夕日や曇りに設定しても良いですが、あとで画像編集ソフトで加工するならRAWで撮ることを勧めます。

まとめ

ハワイ島での夕日と言ったらビーチから見る夕日はもちろんですが、ハワイ島の地形を生かした内陸から見る夕日も格別です。ハワイは年間通して温暖な気候なのでどの時期でも制限なく夕日を見ることができることでしょう。標高の高い場所から夕日を見る場合は、防寒対策をしかりしてから望みたいところです。

ハワイ島は広いので思いがけない場所で美しいサンセットスポットに出会えるかもしれません。ハワイ島に訪れた際は夕日を見る時間を作ってみてください。

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