グランドサークルの旅もいよいよ12日目。
この日はラスベガス市内中心部で、少しだけ旅のスピードをゆるめて、大学観光やライトなショッピング、そしておいしい食事を楽しみました。
とはいえ、やはりラスベガス。移動だけでもあっという間に時間が過ぎていく!
気がつけば、夕暮れの街にネオンが灯りはじめる頃には、もう1日が終わろうとしていました。
大学キャンパスを歩くと、エンタメの街ラスベガスとはまた違った、落ち着いた雰囲気が広がっていて、どこかほっとできる空間。
旅の途中でこうした“日常の風景”に触れられるのも、長旅ならではの楽しみだなと感じました。
ショッピングはサクッと。お土産を少し見て、地元のスーパーを覗くのもまた楽しい時間。
夜はカジュアルなレストランで食事をとりながら、ここまでの旅を振り返って、少ししんみり。
残りの旅程も、1日1日を大切に過ごしたいなと思える、そんな1日でした。
■グランドサークルの旅:12日目のスケジュール
07:00 | 起床&食事 |
08:30 | 帰国用のPCR検査 |
10:30 | University of Nevada Las Vegasのキャンパス観光 |
12:30 | ホテルの駐車場に戻り、歩いてコスモポリタンでランチブッフェ |
15:15 | ベラッジオホテル観光&噴水ショー |
15:45 | Planet Hellywoodのショッピングモールででショッピング&スムージー |
18:20 | ウォルマートでお土産物色 |
19:10 | Jimmy Jhonesでサンドイッチ購入 |
19:40 | Whole Foodsでお惣菜購入 |
20:20 | ホテルに戻り、部屋で夕食 |
【ラスベガスの朝】体力回復&PCR検査で出発準備も万端!
この日は少しゆっくり起きよう…と思っていたのですが、体が自然と目覚めたのは朝7時頃。
旅の疲れはすっかり抜けていて、どうやら長旅にも体が慣れてきたようです。
身支度を淡々と整え、私たち一行は8時前にホテルを出発。
この日は、日本帰国に向けて必要な「現地のPCR検査(陰性証明書)」を取得するための大事なミッションがありました。
ホテル内のスターバックスで、サンドイッチやドーナツを買って、朝ごはん代わりに車内で軽く食べながら移動。

目的地は、ホテルから車で10分ほどの小さな検査オフィス。建物の外には大きく「PCR TEST」の横断幕が掲げられていて、すぐに場所が分かりました。
オフィスの前に車を停め、到着を電話で伝えると、予約を確認して職員の方が対応に出てきてくれました。
問診票を記入し、簡単な説明を受けてから鼻の粘膜を採取。その場で検査をしてもらい、無事に「陰性証明書」を受け取ることができました。
今となっては信じられないのですが、この検査にかかった費用は…なんと一人約2万円!
私たちは5人だったので、合計で約12万円の出費に。
「あの金額があれば、かなり豪勢なディナーができたよね〜」と、思わず笑ってしまうような、でも当時は仕方のなかった“旅の現実”のひとコマです。
【UNLVキャンパス散策】広大な敷地と赤く輝く名物スタジアム

PCR検査を終えたあとは、せっかくなので地元の大学「ネバダ州立大学ラスベガス校(University of Nevada, Las Vegas / UNLV)」を歩いてみることに。
UNLVはなんと**358エーカー(東京ドーム約31個分!)**もの広大な敷地を持つ大学で、すべてを歩き回るのはとてもじゃないけれど大変。
それでも、できる限りの範囲をゆっくり散策してみました。

キャンパスはとても清潔感があり、芝生や植物は丁寧に手入れされていて、歩くだけでも気持ちがよかったです。
学生たちが行き交う様子も落ち着いていて、静かで穏やかな学びの空間が広がっていました。

そしてキャンパス内には、立派な図書館もありました。
ここなら、集中して勉強したりグループワークに取り組んだりするには最高の環境だと思います。
【Thomas & Mack Center】大学の象徴的スタジアムへ

そのままキャンパス内を歩き、「Thomas & Mack Center(トーマス&マック・センター)」へ。
ここはUNLVのランドマークとも言える巨大なスタジアムで、大学の卒業式や各種イベントの会場としてだけでなく、NBAの試合や大統領選の集会など、全米規模のイベントが開催されるソーシャルイベントの拠点としても知られています。
建物の外観は大学のイメージカラーである鮮やかな赤が印象的で、遠くからでもすぐに分かるほどの存在感。
学びの場にこんなにダイナミックな施設があるなんて、アメリカの大学のスケールの大きさを実感しました。
【UNLV Bookstore】記念にロゴ入りグッズをゲット!

スタジアムの見学を終えたあとは、UNLV Bookstore(大学の公式グッズショップ)に立ち寄りました。
ここでは大学のロゴが入ったさまざまなアイテムが並んでいて、UNLVキャップやバッグなどを購入。
学生じゃなくても、キャンパスを歩いた記念としてグッズを手に入れるのは嬉しいものです。
また、UNLVのぬいぐるみを子供に買ってあげたら、両手で抱きしめてとても喜んでいました。
アメリカの大学らしいデザインと色使いで、旅の良い思い出になりました。
【Wicked Spoonでランチ】きらびやかなブッフェと“チップ文化”を体感
お昼ごろになったので、いったんホテルの駐車場に車を停めて、歩いて**The Cosmopolitan(ザ・コスモポリタン)に向かいました。
お目当ては、ラスベガスでも人気のブッフェレストラン、「Wicked Spoon(ウィキッド・スプーン)」**です。

入り口に足を踏み入れた瞬間から、ラスベガスらしいゴージャスで華やかな雰囲気。
まるでカジノのような高級感が漂っていて、テンションが上がります。
レストランはカウンターでの前払い制。ラスベガスではよくあることですが、このタイミングでチップも一緒に支払うスタイルです。
私たちは1人あたり約45ドルに、15%ほどのチップを上乗せして支払いました。
その際、レシートにはなぜか微妙に笑っている顔文字のマークが(笑)。
そして案内されたのは、ややブッフェ台から離れた端の席でした。
あとから分かったのですが、チップの金額によって、レシートの顔の表情が変わるらしく(スマイル → ニッコリスマイル → 超笑顔、みたいな…)、それに応じて案内される席の場所やサービスの質も変わることがあるのだとか。
「そうだった、ラスベガスはチップ文化の国だった…!」
と、ここで思い出さされることに。ちょっとしたことですが、旅先ではこういうローカルルールも大事ですね。

席に着いて、いざブッフェスタート。
驚いたのは、カニのコーナーの充実ぶり。タラバガニかアブラガニかははっきり分かりませんが、とにかく大ぶりのカニが山盛りに!
適度な塩加減で、シンプルながら味わい深く、気づけば何度もおかわりしていました(笑)。
それ以外にも、和食、中華、イタリアン、アメリカンなど幅広いラインナップが並び、どれもクオリティが高い!
ブッフェというより“上質な料理が好きなだけ楽しめるレストラン”といった印象でした。
ラスベガスに来たら、エンタメだけでなく食も豪華に、が鉄則ですね。
Wicked Spoonはちょっと贅沢なランチにぴったり。
チップ文化には要注意ですが、それもまた旅の思い出です。
【午後のラスベガス散策】ベラッジオの幻想ガーデンと噴水ショー、そしてスムージーでひと息
ランチブッフェでお腹いっぱいになったあとは、少し歩いて腹ごなし。
向かった先は、ベラッジオ(Bellagio)ホテルです。

ロビー階には、まるで夢の中のような**幻想的なガーデン(ボタニカル・ディスプレイ)**が広がっており、初めて訪れた子どもは、天井を見上げて「うわぁ〜!」と目を輝かせていました。
花や装飾が季節ごとに変わるこのガーデンは、まさにベラッジオらしいエレガンスと遊び心の象徴。大人もつい見入ってしまう美しさです。

少し滞在したあと、ホテルの外に出て名物・噴水ショー(Fountains of Bellagio)を観賞。
この日は雲ひとつない快晴で、水しぶきの下に美しい虹がかかっていました。
タイミングよく風も吹いてきて、飛沫がこちらにまで届くほど。まるで自然とショーが一体になっているかのような、爽快で特別な時間を楽しめました。
噴水ショーを堪能したあとは、**道路を挟んで向かい側にある「Planet Hollywood」**のショッピングモールへ。
ここで約2時間ほど、各自気になるショップを見てまわりました。お土産を探すのにもぴったりのスポットです。
ちょうど歩き疲れた頃に出会ったのが、「Jamba Juice(ジャンバ・ジュース)」。
カラフルでフレッシュなスムージーは、乾いた体に染み渡るおいしさ。
ショッピングの合間にぴったりな、リフレッシュタイムになりました。
今回のラスベガス滞在で改めて感じたのは、ここがカジノやショーだけの街ではないということ。
美味しい食事に、テーマごとにデザインされたホテル、個性豊かなショッピングエリア…。
どこを歩いても新しい発見があり、まるで街全体が巨大なテーマパークのようでした。
それぞれのホテルが持つ独自の世界観を巡るだけでも十分楽しめますし、子連れでも飽きずに過ごせるのが、ラスベガスの魅力だと実感しました。
ホテルにひと休みして、夕方の買い出しへ
ショッピングを終えて、気づけば荷物がずっしり。
いったんホテルに戻って、身軽になってから、次はお土産の食料品と夕食の買い出しへ。
向かったのは、近くのスーパーマーケットです。

まず立ち寄ったのは、おなじみのウォルマート。
アメリカではウォルマートの商品や価格が、ちょっとした経済のバロメーターのようになっているそう。
確かに、他のスーパーに比べてお手頃な価格のものが多くて、ついついカートがいっぱいに。
お土産用には、スナック類を中心にいろいろと。
それから自分用に、BBQソースとシーズニングを何種類か選びました。
特にスモーク風味のBBQソースはお気に入りで、フレンチフライやチキンテンダーに添えると、ぐっと美味しさが増します。
旅も終盤。
最後にもう一度ウォルマートに来られて、なんだか嬉しくなりました。
どの地域でも、品ぞろえの豊富さや建物のつくり、商品の並び方がほとんど同じなので、ふとした安心感があります。
今夜の夕食はJimmy John’sのサンドイッチ

次に私たちは、夕食を買いに「Jimmy John’s」へ向かいました。
Jimmy John’sは、サブウェイのようにサンドイッチを中心に展開するファストフード店ですが、サブウェイより全体的にクオリティが高く、どこか洗練された印象です。
特徴は、少し歯ごたえのあるしっかりしたパンに、ジューシーなお肉とボリュームたっぷりの野菜がぎゅっと詰まったサンドイッチ。
一口食べるたびに、「あぁ、やっぱりJimmy John’s美味しいな」と思える味です。
このお店には、以前から何度も足を運んでいて、ラスベガスに来ると必ず立ち寄りたくなるお気に入りのサンドイッチ屋さんでもあります。
店内はレトロで清潔感があり、地元の若者にも人気。

メニューの種類も豊富で、今回はローストビーフ系を中心にチョイス。
今夜のメインディッシュが無事決まりました。**早くホテルに戻って食べたい!**という気持ちが自然と湧いてきます。
ちなみに、サンドイッチには炭酸飲料がよく合います。
やっぱりここは、キンと冷えたコーラで決まりですね。
最後にWhole Foodsでちょっとだけお買い物
サンドイッチを買ったあと、最後に立ち寄ったのは高級スーパーの「Whole Foods」。

ウォルマートと比べると価格は少し高めですが、その分、野菜や果物の質がかなり違います。見た目も鮮度も良くて、見ているだけでも楽しくなります。
今回は、夕食に少し添えられそうなお惣菜と、ちょっとだけ質の良いお菓子をいくつか選びました。
量は控えめですが、食卓に少し彩りを添えてくれそうです。
ホテルに戻る頃には、すっかり夕暮れ

最後の食料を買い終えてホテルに戻る頃には、空もすっかり夕暮れに染まっていました。
5人での旅となると、ラスベガスのレストランで全員分の席を取るのはなかなか難しく、少し気を使ってしまう場面も。
その点、好きなものを買って部屋でゆっくりと食べるスタイルは、やっぱり落ち着きます。旅の疲れも癒されて、ちょうどよいリズムです。
この日はホテル巡りやショッピングなど、ラスベガスらしいアクティビティを中心に過ごしました。大きな移動はなかったものの、気づけば一日があっという間に終わっていました。
そして、いよいよ明日はグランドサークルの旅も最終日。
ここまでたくさんの景色を見て、たくさん歩いて、いろんな思い出が積み重なってきました。
最後まで、思い残すことのないようにしっかり楽しみたいと思います。
■12日目の食事内容
- スタバでサンドイッチやドーナツ
- コスモポリタンホテルでランチブッフェ
- サンドイッチやスーパーの総菜を中心の夕食
■12日目の走行距離:

22マイル(35キロ)
■12日目の総歩数:
28,539歩(21.06㎞)