エメラルドプールズ・トレイルの体験レビュー（概要・行き方・歩き方）- ザイオン国立公園

【体験レビュー】エメラルドプールズ・トレイル（行き方・歩き方）『ザイオン国立公園』

更新日：2023年2月9日

ザイオン国立公園にある「エメラルドプールズ・トレイル」はザイオン渓谷の絶壁から流れ出て溜まったエメラルド色の泉が2か所あり、そこを目指すトレイルです。

数あるトレイルの中でも高低差が少なく距離が短いため、気軽に訪れる人気のスポットになっています。

この記事ではエメラルドプールズ・トレイルの概要、回り方、特徴、そして風景を紹介しています。

Table of Contents

エメラルドプールズ・トレイルについて

このトレイルの最大の見どころはロウワーエメラルド・プールに流れ込む崖の上から流れ落ちる水流の光景とアッパーにある岩から滲み出て溜まった泉の風景です。

トレイルはロウワーエメラルド・プールまで2つのルートから行くことができ、ロウアーからアッパーエメラルド・プールまでは一本のトレイルで繋がっています。

全体的に高低差の少ないトレイルで砂と土、そして岩の上を歩いて行きます。

道中は木が生い茂り、適度な日陰があります。

トレイルの概要：

行き方：

行き方はとてもシンプルで、ザイオン国立公園のゲートを越えたらヴァージン川に沿ったメイン道路の「ザイオン・キャニオン・シニック・ドライブ」を進んだ先にあります。

3月～11月までのオンシーズン中はシャトルバスに乗って園内を移動して、『Zion National Park Lodge』で降りた場所にトレイルヘッドがあります。

駐車場（冬季のみ12月～2月）：

しばらく1本道を走らせていると「Zion National Park Lodge」が見えてくるので周辺にある駐車場に停めると出発地点から近い場所になります。またザイオン国立公園は定期的にシャトルバスが出ているので、トレイル前で降りることもできます。

ザイオン渓谷の中から高低差のある風景を見ながら進むトレイルとなります。

道はロウアーエメラルドまではほぼ舗装された道となっており、そこからアッパーエメラルドまでは未舗装地帯が続きます。

出発地点からの標高差は21メートル程と緩やかです。スニーカー程度でも十分に行くことができますが、トレッキングシューズが最適です。

このトレイルでの目的地であるアッパーエメラルド・プールまでは片道1.6㎞、そしてロウアーエメラルド・プールまでは片道1.2㎞です。

所要時間は往復で1時間から1.5時間ほどのトレイルです。途中にトイレや給水ポイントはなく、最低でもボトルウォーター1本分は携帯してください。

トレイルは駐車場から開始しヴァージン川を橋で渡ると道が左右に分岐しています。

どちらを進んでもエメラルドプールにたどり着くことができます。このレビューはロウアーエメラルド・プールを経由してアッパーエメラルド・プールを目指しました。

トレイル序盤はザイオン渓谷とヴァージン川を見ながら平坦な道を進んでいきます。

しばらく進むとこのような岩壁が見えてきます。

岩壁の真下に沿ってトレイルを進んでいきますが、このエリアは岩壁から水が滴るため、トレイルが濡れています。風が吹いているときなどは水がかかる場合があります。

岩壁を横から見るとこのような風景になります。トレイルに直接水が落ちてくることはありませんが、湾曲した絶壁にしみ込んだ水滴が落ちてくることがあります。

水が流れてくる場所の真後ろから写真を撮ると上のような風景の写真が撮れます。タイミングが合えば太陽から水が流れているような風景を収めることができます。

ロウアーエメラルド・プールは溜まっている泉を見るのではなく、崖の風景と流れ出る水の風景が見どころで、他の場所にはない唯一の絶景ポイントです。

ロウアーエメラルド・プールを越えてから片道450メートル程進むとアッパーエメラルド・プールの終着地点にたどり着きます。

岩壁の割れ目から流れ出た水が下に溜まり、そこから流れ出た水がロウワーエメラルド・プールに繋がってます。

私が写真を撮り忘れていたので、上記写真はGoogle ストリートビューをキャプチャーした引用画像ですが、この写真の更に上には絶壁があり、真下から見上げる風景は圧巻です。

まとめ

「エメラルドプールズ・トレイル」はザイオン国立公園を象徴する岩壁と水源を見ることができるおすすめのトレイルです。

また実際にトレイルを歩き地形を見ることで、どのようにして大地が浸食され今の風景に至ったかの経緯を楽しむことができます。

ザイオンは難易度の低いトレイルから終日を要する高難易度まで幅広くあります。ザイオン国立公園の魅力一つである「エメラルドプールズ・トレイル」は観光で訪れる際に最適なアクティビティーです。ザイオン国立公園を訪れる際は是非立ち寄ってみてください。